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不幸自慢編
人形は孤独から仲間を探した-14 ★◆
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「セ、センセー、き、気持ち悪い・・・うっ・・・出ちゃう」
前からも下からも出ちゃいそうだ。嘔吐を堪え、涙目で九尾を振り返り訴えかける。
「いくつだ?」
そんな稲荷を無表情に冷たく見下ろす。
「は?」
年齢か?年齢を聞いているのか?何でいつも主語を言ってくれないんだ。それじゃ分からないだろう、なんて口が裂けても言えない。
「に、21ッス・・・」
半信半疑でつぶやき、チラッと九尾の顔を伺う。
ああ!年齢ではなかった!!
振り返った先の九尾が最高にバカを、クズを、カスを、ゴミを見るような蔑んだ目をしていたのだ。
「だからお前は馬鹿だ馬鹿だと言われるんだ。だいたい微妙にサバ読むな、22だろ」
「え!?俺バカって言われてるんッスか!?誰に!?」
知らなかった。馬鹿だと言われていたなんて知らなかった。でも言う人は限られているのだ。稲荷の狭い人間関係なんてキツネか揚羽か九尾しかいないのだ。きっと三人とも言っているに違いない。悲しすぎる・・・・。
恭華は、恭華だけは決して言わない・・・はずだと信じている。稲荷の生活それだけが救いだ。
「いくつ入ったかと聞いたんだ。まあ残りから察するに10とちょっとか?まだまだいけそうだな」
「無理ッス!!!」
首を振り、零れそうなほどの涙を目にため、九尾を見る。
フッと突然背中の重みが消えた。
不思議に思った稲荷が立ち上がろうと体を浮かせる。
ガッ
九尾により横面を容赦なく蹴り飛ばされた。
「っ!・・・ひ、ヒドイ・・・」
蹴られた頬を押さえつぶやいてみたものの、ごくごく平常運転だ。
「立っていいなんて誰が言った?学習しろ、馬鹿稲荷。とっとと出せ」
「へ?何を?」
金か?金を出せと言っているのだろうか?本当に何でいつもいつも主語を言ってくれないんだ。それじゃ分からないだろう、なんてやっぱり口が裂けても言えない。
「お、お金なら服の中ッス・・・」
半信半疑で呟き、チラッと九尾の顔をうかがう。
ああ!金ではなかった!!
振り返った先の九尾が最高にバカを、クズを、カスを、ゴミを見るような蔑んだ目をしていたのだ。
「お前、わざとじゃないだろうな?俺を苛立たせたいのか?何で俺がお前ごときに金をたかるんだ」
ハァと大きなため息が声となって九尾から発せられた。
「もういい。出さないのなら、そのまま突っ込むぞ」
俺は性欲処理したいのだ、と堂々たる口ぶりで我を主張するのがこの医師だ。
「い、嫌っ!」
「ならとっとと出せ。30分待ってやる。手は使うなよ」
力めと軽く笑いながら言う。
悪魔だ。
「んっ!・・・・ふっ・・・」
ハァハァといきみながらゆっくりと産み落としていく。注がれたローションが一珠一珠に絡みつき、まるで本物の産卵さながらとなった。
溢れ出すローションが両腿を伝い気持ちが悪い。
まだ4つ。どれくらい時間が経過したのだろうか、九尾をチラリと見る。
見てる!九尾がこちらをまじまじと見ている!
急に恥ずかしくなった稲荷は顔を逸らして頬を赤らめる。この男を前にもう何一つ恥ずかしいことなどないという程に、幼い頃より恥辱の凌辱の限りを尽くされてきたのだ。
何を今さらと罵倒されないだろうか。元々産卵の苦しみにより紅潮していた顔だ、バレはしまい。
「何、赤くなってんだ」
訝しんだ九尾の眉が寄り、片方だけ器用に上がる。
「ぇ、あ、いや、その・・・い、今何分経ったッスか?」
「20分。泣け」
「は?」
またこの男は何を突然・・・。それにしても20分!?あと10分で全て出し終える気がしない。だがこの男、10分経ったら間違いなく突っ込んでくる。
泣けと言われなくてもそれだけで泣けそうだ。
「泣け。ウミガメは涙を流しながら産卵するだろう?つまらな・・・いや、何かが足りないと思っていたんだ」
涙だ、涙と九尾が納得したようにうなずく。
この男、今、「つまらない」と、そう言いかけなかったか?泣けと言われなくてもそれだけで泣けそうだ。
だが・・・
「な、泣けと言われても・・・」
もうとっくに心は号泣状態だが、一回止まった涙を突然流せと言われても難しい。それにこの男、自分を泣かせて悦に浸るくせに、よく「男が簡単に泣くな」と言わないか?
「俺はどれだと思う?」
「は?」
また突然、主語なしに・・・。もう泣きたい。どうせそのうち意図をくみ取れない稲荷に苛立ち非道の限りを尽くすのだ。
「泣かぬなら・・・」
「ああ!」
やっと理解した。しかもそれ『鳴かぬなら』だから。
「鳴かぬなら鳴くまで待とう」ではないことだけは確かだ。絶対に。絶対にだ。
「こ、ころ、殺される~っ!!!」
ニヤリと笑う九尾を目にして慌てて這いずる。
ズルズルと尻から伸びるアナルパールを九尾に踏まれ、腸壁を引きずるようにズルリと一粒外に飛び出す。
「ぁんっ!」
「殺す?そんな時間の無駄するか。何年かけて従順な下僕を作ったと思っているんだ。まあ、馬鹿なのが玉に疵だが・・・」
「じゃ、じゃあ・・・」
従順な下僕?馬鹿?物申したいことはたくさんあった。だが今は何をされるのかが怖すぎてそれどころではない。
「泣かせるまでだ」
言い終わるか終わらないかのところで九尾が稲荷の顎を思い切り蹴り上げる。
「ッ!・・・・カハッ・・・」
加減なく蹴り飛ばされ、ひっくり返った稲荷が勢いを殺せずに背中を強打する。
波打った数珠つなぎのパール達がカシャッと音を立てて転がる。
顎が割れるかと思った。舌を噛んだせいで口の端から血が流れ出る。
いきなり何をするのだ、とは稲荷は言えない。プルプル震え顎を抑えていると、そんな稲荷を最高の笑みで見下ろす九尾の影が重なった。
「痛っ!な、何をっ・・・」
怯えきった稲荷の腹を、踏みつける。
ガッ
「グハッ!」
腹を踏みつけられ、腸が圧迫されたことで中の珠がガチガチと音を立てながら蠢いた。
圧力によりブリュっとローションと共に一粒排出される。
「ゲホッゴホッ・・・ウェッ」
激しく咽せ込んだ後、嘔吐する。
「誰が吐けと言った」
泣けと冷徹な視線を稲荷に向け、グリグリと腹部を踏みつける。
「うっ、ぐっ・・・く、くるし・・・」
グリュグリュと押し潰され、行き場を失ったボールが狭い腸内を擦りながら踊る。中に詰め込まれた玩具ごと踏み潰されそうに体重をかけられる。
「セ、センセー・・・はっ・・・」
呼吸が苦しく、言葉が上手く紡ぎ出せない。だがこんな時に限って涙は出ない。男はきっと許さないだろう、稲荷が泣くまでは。
叱咤を受けると分かっていたが、胃が押し上げられ潰されたことにより吐瀉が止まらない。
「後で床、磨いておけよ」
チッと短い舌打ちがされ、腹部から重みが消えた。安心感と不安が入り混じった表情で男を見る。
「もういい、俺の性欲は限界だ」
仰向けの稲荷を蹴りころがし、うつぶせにさせると、腰だけを鷲掴みにして高く突き出させた。
なんと潔いことか。己の欲望をここまでどストレートにぶつける人間がいるだろうか。キツネでさえ、もう少し包み隠すのではなかろうか。
この先の展開に稲荷が首を振る。
「待っ!!や、」
ピタリと熱い先端を擦り付けられ、男の行為に怯える。
稲荷が全てを言い終える前に、張り詰めた己を一気に突きたてた。
「アァァッー!!」
腹部内部から重い拳で殴られたような衝撃と、耐えがたい圧迫感に悲鳴が上がる。
「流石にキツイな・・・まあできなくないな」
「やぁっ!動かないでっ!」
埋め込まれた玩具の連なりに並走するように粘膜の中を擦り上げられ、掻き乱される。
「あぅっ・・・センセー、い、痛いっ・・・」
ぐちゃぐちゃとかき混ぜられ、肉棒に突かれる度にパールに触れコツコツ音を立てる。
男の竿により、一層奥へと押し挿れられる。
「ぃっ・・・い、いっ・・・お、お腹壊れちゃ・・・」
腹を突き破りそうなほど乱暴に最奥を突かれ、内臓をえぐられるような痛みに稲荷の顔が歪む。
あれ程、望まれていた涙をボロボロ流し、声にならない吐息を発して痛みを訴える。
「少し黙っていろ」
泣きながら男を見上げる稲荷に、恍惚とした表情で短く告げる。
男に黙れと言われたらもうどんなに痛くても苦しくても辛くても黙って耐える選択肢しか稲荷には与えられていないのだ。
「ひぐっ・・・ふっ・・・っ!」
冷たい床に額を付け、声を殺すように呻く。
腰だけが高く突き上がるこの体勢が苦しい、更に奥まで押し込まれたアナルパールが胃を押し上げ気持ち悪い、九尾の無駄に立派な肉棒と銛のようなカリで直腸内を何度も殴り付けられ痛い。
何より異物を挿入されたままの性行為にお腹が悲鳴を上げている。突かれる度に腸壁の粘膜が伸びていく感覚がする。このままの勢いで続けられたら裂けるのは時間の問題だ。
早く、とにかく早く終わって欲しい、早く絶頂を迎えて欲しい。
「ぁっ・・・ぃっ・・・」
ブチュブチュと中のローションがかき出された頃、奥に熱い飛沫が放たれた。
ハアハアと息を切らして、ようやく終わったと目を閉じる。
だがなかなか九尾が腰を離さない。中から抜かない。
「セ、センセ?」
何で?とだるい頭を持ち上げ、横目で九尾を見上げる。
「一回で終わるわけないだろ?」
ニヤッと意地の悪さを隠さない笑みを男が浮かべる。
「っ!!?」
冗談ではない!お腹はもう限界だ。力なく首を振るが、分かっている。
何を訴えたところでやめる九尾ではない。
「くっ・・・ぁっ・・・」
動き出した男に揺さぶられるまま体を揺らす。
「ぅっ・・・」
散々、無体に嬲りつくし、肉便器の如く中出しした後、満足した九尾がズルリと自身を引く。ローションと混ざり合った男の白濁液がドロリと稲荷の内腿を伝う。
支えを失った稲荷の腰がズルズルと床に落ち、身動きが取れないまま横たわる。
「風呂入ってくる。その間に掃除しておけよ」
尻からアナルパールの尻尾を生やしたまま、息を切らしてぐったりとする稲荷に冷眼を向けると、足早に去って行った。
やっと解放された。既に日付が変わり、明日は仕事が入っているのに・・・。
運動不足解消を、本当に稲荷を使った。
意識が朦朧とする中、九尾が掃除をしておけと言っていた気がする。しておかなければこの上さらに責められることは確実だ。
だが体は動かない。あれだけ痛んでいた腹部の痛みさえ麻痺している。九尾の性器が抜かれた後も、玩具が入っているのかいないのか、その感覚さえもない。声も出ない。
「ぁ・・・」
呼吸も何だか次第に短く浅く・・・人の死を何度も目にしているから分かる。明らかに死の淵へと向かっているのだ。
まさかこんなことで死ぬなんて・・・死因は?犯し殺される人の死因って何になるんだ?腹上死か?嫌だ・・・。
だめだ・・・意識が・・・遠のく。
前からも下からも出ちゃいそうだ。嘔吐を堪え、涙目で九尾を振り返り訴えかける。
「いくつだ?」
そんな稲荷を無表情に冷たく見下ろす。
「は?」
年齢か?年齢を聞いているのか?何でいつも主語を言ってくれないんだ。それじゃ分からないだろう、なんて口が裂けても言えない。
「に、21ッス・・・」
半信半疑でつぶやき、チラッと九尾の顔を伺う。
ああ!年齢ではなかった!!
振り返った先の九尾が最高にバカを、クズを、カスを、ゴミを見るような蔑んだ目をしていたのだ。
「だからお前は馬鹿だ馬鹿だと言われるんだ。だいたい微妙にサバ読むな、22だろ」
「え!?俺バカって言われてるんッスか!?誰に!?」
知らなかった。馬鹿だと言われていたなんて知らなかった。でも言う人は限られているのだ。稲荷の狭い人間関係なんてキツネか揚羽か九尾しかいないのだ。きっと三人とも言っているに違いない。悲しすぎる・・・・。
恭華は、恭華だけは決して言わない・・・はずだと信じている。稲荷の生活それだけが救いだ。
「いくつ入ったかと聞いたんだ。まあ残りから察するに10とちょっとか?まだまだいけそうだな」
「無理ッス!!!」
首を振り、零れそうなほどの涙を目にため、九尾を見る。
フッと突然背中の重みが消えた。
不思議に思った稲荷が立ち上がろうと体を浮かせる。
ガッ
九尾により横面を容赦なく蹴り飛ばされた。
「っ!・・・ひ、ヒドイ・・・」
蹴られた頬を押さえつぶやいてみたものの、ごくごく平常運転だ。
「立っていいなんて誰が言った?学習しろ、馬鹿稲荷。とっとと出せ」
「へ?何を?」
金か?金を出せと言っているのだろうか?本当に何でいつもいつも主語を言ってくれないんだ。それじゃ分からないだろう、なんてやっぱり口が裂けても言えない。
「お、お金なら服の中ッス・・・」
半信半疑で呟き、チラッと九尾の顔をうかがう。
ああ!金ではなかった!!
振り返った先の九尾が最高にバカを、クズを、カスを、ゴミを見るような蔑んだ目をしていたのだ。
「お前、わざとじゃないだろうな?俺を苛立たせたいのか?何で俺がお前ごときに金をたかるんだ」
ハァと大きなため息が声となって九尾から発せられた。
「もういい。出さないのなら、そのまま突っ込むぞ」
俺は性欲処理したいのだ、と堂々たる口ぶりで我を主張するのがこの医師だ。
「い、嫌っ!」
「ならとっとと出せ。30分待ってやる。手は使うなよ」
力めと軽く笑いながら言う。
悪魔だ。
「んっ!・・・・ふっ・・・」
ハァハァといきみながらゆっくりと産み落としていく。注がれたローションが一珠一珠に絡みつき、まるで本物の産卵さながらとなった。
溢れ出すローションが両腿を伝い気持ちが悪い。
まだ4つ。どれくらい時間が経過したのだろうか、九尾をチラリと見る。
見てる!九尾がこちらをまじまじと見ている!
急に恥ずかしくなった稲荷は顔を逸らして頬を赤らめる。この男を前にもう何一つ恥ずかしいことなどないという程に、幼い頃より恥辱の凌辱の限りを尽くされてきたのだ。
何を今さらと罵倒されないだろうか。元々産卵の苦しみにより紅潮していた顔だ、バレはしまい。
「何、赤くなってんだ」
訝しんだ九尾の眉が寄り、片方だけ器用に上がる。
「ぇ、あ、いや、その・・・い、今何分経ったッスか?」
「20分。泣け」
「は?」
またこの男は何を突然・・・。それにしても20分!?あと10分で全て出し終える気がしない。だがこの男、10分経ったら間違いなく突っ込んでくる。
泣けと言われなくてもそれだけで泣けそうだ。
「泣け。ウミガメは涙を流しながら産卵するだろう?つまらな・・・いや、何かが足りないと思っていたんだ」
涙だ、涙と九尾が納得したようにうなずく。
この男、今、「つまらない」と、そう言いかけなかったか?泣けと言われなくてもそれだけで泣けそうだ。
だが・・・
「な、泣けと言われても・・・」
もうとっくに心は号泣状態だが、一回止まった涙を突然流せと言われても難しい。それにこの男、自分を泣かせて悦に浸るくせに、よく「男が簡単に泣くな」と言わないか?
「俺はどれだと思う?」
「は?」
また突然、主語なしに・・・。もう泣きたい。どうせそのうち意図をくみ取れない稲荷に苛立ち非道の限りを尽くすのだ。
「泣かぬなら・・・」
「ああ!」
やっと理解した。しかもそれ『鳴かぬなら』だから。
「鳴かぬなら鳴くまで待とう」ではないことだけは確かだ。絶対に。絶対にだ。
「こ、ころ、殺される~っ!!!」
ニヤリと笑う九尾を目にして慌てて這いずる。
ズルズルと尻から伸びるアナルパールを九尾に踏まれ、腸壁を引きずるようにズルリと一粒外に飛び出す。
「ぁんっ!」
「殺す?そんな時間の無駄するか。何年かけて従順な下僕を作ったと思っているんだ。まあ、馬鹿なのが玉に疵だが・・・」
「じゃ、じゃあ・・・」
従順な下僕?馬鹿?物申したいことはたくさんあった。だが今は何をされるのかが怖すぎてそれどころではない。
「泣かせるまでだ」
言い終わるか終わらないかのところで九尾が稲荷の顎を思い切り蹴り上げる。
「ッ!・・・・カハッ・・・」
加減なく蹴り飛ばされ、ひっくり返った稲荷が勢いを殺せずに背中を強打する。
波打った数珠つなぎのパール達がカシャッと音を立てて転がる。
顎が割れるかと思った。舌を噛んだせいで口の端から血が流れ出る。
いきなり何をするのだ、とは稲荷は言えない。プルプル震え顎を抑えていると、そんな稲荷を最高の笑みで見下ろす九尾の影が重なった。
「痛っ!な、何をっ・・・」
怯えきった稲荷の腹を、踏みつける。
ガッ
「グハッ!」
腹を踏みつけられ、腸が圧迫されたことで中の珠がガチガチと音を立てながら蠢いた。
圧力によりブリュっとローションと共に一粒排出される。
「ゲホッゴホッ・・・ウェッ」
激しく咽せ込んだ後、嘔吐する。
「誰が吐けと言った」
泣けと冷徹な視線を稲荷に向け、グリグリと腹部を踏みつける。
「うっ、ぐっ・・・く、くるし・・・」
グリュグリュと押し潰され、行き場を失ったボールが狭い腸内を擦りながら踊る。中に詰め込まれた玩具ごと踏み潰されそうに体重をかけられる。
「セ、センセー・・・はっ・・・」
呼吸が苦しく、言葉が上手く紡ぎ出せない。だがこんな時に限って涙は出ない。男はきっと許さないだろう、稲荷が泣くまでは。
叱咤を受けると分かっていたが、胃が押し上げられ潰されたことにより吐瀉が止まらない。
「後で床、磨いておけよ」
チッと短い舌打ちがされ、腹部から重みが消えた。安心感と不安が入り混じった表情で男を見る。
「もういい、俺の性欲は限界だ」
仰向けの稲荷を蹴りころがし、うつぶせにさせると、腰だけを鷲掴みにして高く突き出させた。
なんと潔いことか。己の欲望をここまでどストレートにぶつける人間がいるだろうか。キツネでさえ、もう少し包み隠すのではなかろうか。
この先の展開に稲荷が首を振る。
「待っ!!や、」
ピタリと熱い先端を擦り付けられ、男の行為に怯える。
稲荷が全てを言い終える前に、張り詰めた己を一気に突きたてた。
「アァァッー!!」
腹部内部から重い拳で殴られたような衝撃と、耐えがたい圧迫感に悲鳴が上がる。
「流石にキツイな・・・まあできなくないな」
「やぁっ!動かないでっ!」
埋め込まれた玩具の連なりに並走するように粘膜の中を擦り上げられ、掻き乱される。
「あぅっ・・・センセー、い、痛いっ・・・」
ぐちゃぐちゃとかき混ぜられ、肉棒に突かれる度にパールに触れコツコツ音を立てる。
男の竿により、一層奥へと押し挿れられる。
「ぃっ・・・い、いっ・・・お、お腹壊れちゃ・・・」
腹を突き破りそうなほど乱暴に最奥を突かれ、内臓をえぐられるような痛みに稲荷の顔が歪む。
あれ程、望まれていた涙をボロボロ流し、声にならない吐息を発して痛みを訴える。
「少し黙っていろ」
泣きながら男を見上げる稲荷に、恍惚とした表情で短く告げる。
男に黙れと言われたらもうどんなに痛くても苦しくても辛くても黙って耐える選択肢しか稲荷には与えられていないのだ。
「ひぐっ・・・ふっ・・・っ!」
冷たい床に額を付け、声を殺すように呻く。
腰だけが高く突き上がるこの体勢が苦しい、更に奥まで押し込まれたアナルパールが胃を押し上げ気持ち悪い、九尾の無駄に立派な肉棒と銛のようなカリで直腸内を何度も殴り付けられ痛い。
何より異物を挿入されたままの性行為にお腹が悲鳴を上げている。突かれる度に腸壁の粘膜が伸びていく感覚がする。このままの勢いで続けられたら裂けるのは時間の問題だ。
早く、とにかく早く終わって欲しい、早く絶頂を迎えて欲しい。
「ぁっ・・・ぃっ・・・」
ブチュブチュと中のローションがかき出された頃、奥に熱い飛沫が放たれた。
ハアハアと息を切らして、ようやく終わったと目を閉じる。
だがなかなか九尾が腰を離さない。中から抜かない。
「セ、センセ?」
何で?とだるい頭を持ち上げ、横目で九尾を見上げる。
「一回で終わるわけないだろ?」
ニヤッと意地の悪さを隠さない笑みを男が浮かべる。
「っ!!?」
冗談ではない!お腹はもう限界だ。力なく首を振るが、分かっている。
何を訴えたところでやめる九尾ではない。
「くっ・・・ぁっ・・・」
動き出した男に揺さぶられるまま体を揺らす。
「ぅっ・・・」
散々、無体に嬲りつくし、肉便器の如く中出しした後、満足した九尾がズルリと自身を引く。ローションと混ざり合った男の白濁液がドロリと稲荷の内腿を伝う。
支えを失った稲荷の腰がズルズルと床に落ち、身動きが取れないまま横たわる。
「風呂入ってくる。その間に掃除しておけよ」
尻からアナルパールの尻尾を生やしたまま、息を切らしてぐったりとする稲荷に冷眼を向けると、足早に去って行った。
やっと解放された。既に日付が変わり、明日は仕事が入っているのに・・・。
運動不足解消を、本当に稲荷を使った。
意識が朦朧とする中、九尾が掃除をしておけと言っていた気がする。しておかなければこの上さらに責められることは確実だ。
だが体は動かない。あれだけ痛んでいた腹部の痛みさえ麻痺している。九尾の性器が抜かれた後も、玩具が入っているのかいないのか、その感覚さえもない。声も出ない。
「ぁ・・・」
呼吸も何だか次第に短く浅く・・・人の死を何度も目にしているから分かる。明らかに死の淵へと向かっているのだ。
まさかこんなことで死ぬなんて・・・死因は?犯し殺される人の死因って何になるんだ?腹上死か?嫌だ・・・。
だめだ・・・意識が・・・遠のく。
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初めて過激なBLを体感した作品だったので、何かの拍子にふと読みたくなり何周もしていましたが、某サイトから削除されていてめちゃくちゃ焦りました…
作者様が生きていてよかったです…
続きはないのでしょうか?
そして、新作などは書かれますか?
ちなみに犬生活編が1番すきです。
と様
生死の心配までしてくださってありがとうございます(*'д`*
生きてました!!
私も犬生活好きですので嬉しいです(*´艸`)
本編終わっているので、描くとしても短編なのですが、別サイトで描いていた短編自体、こちらに投稿するか迷っています(;′Д`)
もし投稿する場合には、続きを描くかもしれませんが未定です(*´-`)
引き続きお付き合いくださいますと幸いですm(._.)m
別サイトで拝見させて頂いていたのですが、サイトが消えていてずっと探していました。また読めるの嬉しいです。何回も読み返していたので再掲本当にありがとうございます!恭華ちゃんとキツネさんのイチャラブこれからも楽しみにしてます(*´ω`*)
蒼空様
はじめまして、こんにちは(*´艸`)
別サイトから探しにきてくださったとのこと、ありがとうございます(*'д`*)
皆様、追いかけてきてくださって本当に嬉しく思います(*ノ∀`*)
引き続き、キツネと恭華のもちゃもちゃを見守っていただければ幸いですm(._.)m
最高です!!!!2日に1回の日々の楽しみです^ ܸ. ̫ .ܸ ^♡
る様
はじめまして、こんにちは(*´艸`)
更新、毎回楽しみにしてくださってありがとうございます(*'д`*)
ご新規様ですかね(艸д゚*)古参の方々が多いのでとても嬉しいです!
引き続き見守ってくださると幸いですm(._.)m