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IFルート
『混じってはいけない運命』
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混じってはいけなかった。でも、この苛立ちはどうしても抑えきれなかった。
「……バカみたいね。私もあんたも」
「……本当にな」
少女の言葉に少年が同意した。でも……もう、戻れない。
「セフレでも、何でも……やってやるわよ。だって、私達は共犯者だもの。私はあんたを裏切らないし、あんたも私を裏切らない」
共犯者。それは、2人を結ぶ鎖。いや、そんな生ぬるい物ではない。
お互いを雁字搦めに縛り付ける枷だ。
△▼△▼
石田カナと鈴木春人は婚約者同士である。
でも、カナは鈴木春人に恋愛感情を持っていない。
そして、春人もカナに恋愛感情を持っていない。だというのに。
「お前は……これでいいわけ?松崎透を……諦められるの?お前は」
春人の言葉に、カナは唇を噛み締める。
春人の言葉は、カナの心を深く抉った。
……松崎透を諦められるのか?という問い。諦められるわけがない。
松崎透は、カナにとって初恋の相手なのだから。
しかし――。
「…俺は……和馬のことを諦めきれてないのに……お前は諦めるの?」
春人の言葉はカナの心を抉る。松崎透は、カナにとって初恋の相手だ。そして鈴木春人にとっても、和馬は初恋の相手である。
カナは松崎透を諦めなければならない。春人も和馬を諦めるしかない。
だが……二人はまだ諦めきれていない。
未練がましい。女々しい。でも、諦めることなどできない。
カナは透を諦められないし、春人も和馬を諦めきれない。
「でも……もうしょうがないのよ。私たちが婚約した以上、お兄ちゃんのことは絶対に諦めないといけない」
「そうだなー…ったく……なんで、こんなことになっちまったんだか……」
春人がため息を吐いた。そのため息を、カナは聞き逃さなかった。
……春人は諦めきれてない。カナと同じように未練がましく和馬のことを想っている。
そしてそれは……カナも同じ。カナもまた透を諦めきれていない。
否、諦められるわけがないのだ。しかし、どうしようもないのだ。
「……ねぇ。鈴木春人。私を抱きなさい」
「……いいのか?お前は……松崎透のこと諦めてないだろ?」
「ええ、そうよ。でも仕方ないでしょ?婚約したんだから」
ため息混じりにカナが呟く。
カナと春人は婚約者。これはもう決定事項であり、更に言えば和馬も透も……
「もう結婚しちゃったしな……今更、どうしようもないだろ」
春人はため息混じりに呟いた。
そう、今更どうしようもない。何せ、透は茜と結婚し、和馬は春香と結婚してしまったのだから。
「……慰めてくれないと許さないから」
「わかってるよ。その代わり……俺のことも慰めてくれよな」
そう言って、春人はカナを押し倒し、少女の体に舌を這わせ、白い柔肌に赤い花を散らしていく。
白い肌に刻まれた無数のキスマークには何の感情もなく、ただ虚しいだけだった。
でも、二人とも……この行為に没頭することで、どうにか自分を保っていられた。
そうしなければ、狂ってしまうから……だから二人は溺れてゆく。この歪んだ関係に。
「……バカみたいね。私もあんたも」
「……本当にな」
少女の言葉に少年が同意した。でも……もう、戻れない。
「セフレでも、何でも……やってやるわよ。だって、私達は共犯者だもの。私はあんたを裏切らないし、あんたも私を裏切らない」
共犯者。それは、2人を結ぶ鎖。いや、そんな生ぬるい物ではない。
お互いを雁字搦めに縛り付ける枷だ。
△▼△▼
石田カナと鈴木春人は婚約者同士である。
でも、カナは鈴木春人に恋愛感情を持っていない。
そして、春人もカナに恋愛感情を持っていない。だというのに。
「お前は……これでいいわけ?松崎透を……諦められるの?お前は」
春人の言葉に、カナは唇を噛み締める。
春人の言葉は、カナの心を深く抉った。
……松崎透を諦められるのか?という問い。諦められるわけがない。
松崎透は、カナにとって初恋の相手なのだから。
しかし――。
「…俺は……和馬のことを諦めきれてないのに……お前は諦めるの?」
春人の言葉はカナの心を抉る。松崎透は、カナにとって初恋の相手だ。そして鈴木春人にとっても、和馬は初恋の相手である。
カナは松崎透を諦めなければならない。春人も和馬を諦めるしかない。
だが……二人はまだ諦めきれていない。
未練がましい。女々しい。でも、諦めることなどできない。
カナは透を諦められないし、春人も和馬を諦めきれない。
「でも……もうしょうがないのよ。私たちが婚約した以上、お兄ちゃんのことは絶対に諦めないといけない」
「そうだなー…ったく……なんで、こんなことになっちまったんだか……」
春人がため息を吐いた。そのため息を、カナは聞き逃さなかった。
……春人は諦めきれてない。カナと同じように未練がましく和馬のことを想っている。
そしてそれは……カナも同じ。カナもまた透を諦めきれていない。
否、諦められるわけがないのだ。しかし、どうしようもないのだ。
「……ねぇ。鈴木春人。私を抱きなさい」
「……いいのか?お前は……松崎透のこと諦めてないだろ?」
「ええ、そうよ。でも仕方ないでしょ?婚約したんだから」
ため息混じりにカナが呟く。
カナと春人は婚約者。これはもう決定事項であり、更に言えば和馬も透も……
「もう結婚しちゃったしな……今更、どうしようもないだろ」
春人はため息混じりに呟いた。
そう、今更どうしようもない。何せ、透は茜と結婚し、和馬は春香と結婚してしまったのだから。
「……慰めてくれないと許さないから」
「わかってるよ。その代わり……俺のことも慰めてくれよな」
そう言って、春人はカナを押し倒し、少女の体に舌を這わせ、白い柔肌に赤い花を散らしていく。
白い肌に刻まれた無数のキスマークには何の感情もなく、ただ虚しいだけだった。
でも、二人とも……この行為に没頭することで、どうにか自分を保っていられた。
そうしなければ、狂ってしまうから……だから二人は溺れてゆく。この歪んだ関係に。
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