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20.乳首つまみ
しおりを挟む「ふむ、なんとも胡散臭く、どうにも度し難いのであるが」
ボクは晶の研究質に来ていた。
一応は、ボクの事情を知っている身内であるし、なによりボクの女体化をした科学者だ。
ボクの身体に付いてはボク以上に詳しいといえる。
「トーナメント表はないのか?」
「なんだよ。それが」
「度し難い、手抜きであるな」
「いや、そうじゃなっくて、お互いに事前に情報を手に入れないためらしい」
「ほう……」
ボクが参加する新人用のトーナメントは、純粋な格闘能力、戦闘力が問われる。
だから事前に情報を手に入れ、相手に応じた作戦を練るということは禁じされている。
純粋に肉体だけの戦いになる。
「相手も条件は同じだから、こっちが不利とはいえないんだけどね」
「そう言ってしまえば、そうであるな」
従姉の晶姉はうなづく。
だけれども、相手の動きを見れば、身体能力の範囲でそれをトレースできるボクの能力は、その場で試されることになる。
街の喧嘩レベルならどうにでもなったけど、女性とはいえ、本物の格闘家や武道家相手にどうこうできるかどうかは分からない。
まあ、何とかなると思うけど。
「人数は分っているから」
「何人だ?」
「三十二人だね」
「五回勝利すれば、優勝なのか」
「ま、そうなるね――」
晶姉は、麦茶を口にする。一気に飲んだ。
「でだ――」
「ん?」
「論の方はきっちり教えてくれているのか?」
「まあ、ほぼきっちりというか、毎度スパーリングっぽいことしかしていないけど」
「基礎はしないのか」
「いらないって」
今、ボクが格闘技を教わっているのは達人級の武術かであることは間違いない。
で、基礎訓練については「そんなもん面倒くさいでしょ。戦って強くなればいいんだよね」という緩いスタンスの持ち主だ。
「身体をあっちこっち触ってきたり、指を突っ込んできたりするけど」
「指を! なんという度し難い! 案件ではないか!」
「鼻の穴とか、口の中とか―― 普通の格闘技では使わない技を教えてはくれる」
「鼻、口―― 人体のほかの穴は? 男よりひとつ多い穴には?」
「それは、さすがに一応は無事なんで……」
「しかし、度し難い。いつか狙ってやってきるかもしれんぞ」
「おしりと、おっぱいは散々揉まれた……」
「なんだと! 女子高生のおっぱいを! 奴もやはり若い方が良いというのかっ!」
「え?」
「いや、度し難いということだけだ……」
顔を赤くして、ぷいっと横を向く晶姉。
とにかく、隙をみては、おっぱいや、おしりを狙ってくるのが論さんだ。
「乳首は弱点だぞ!」とかいいながら、乳首を的確に摘んでくるのは、たまらなかった。
一瞬で頭が真っ白になって戦うどころじゃなくなる。
これは、動きをトレースできるか分らない。
頭が真っ白になってしまうのは、ボクだけなのかもしれないし。
他の女の人がどうなのか……
「そうだ。晶姉。ちょっと簡単な技を試したいんだけど」
「ん、痛いのは御免だ。 私を実験台にしようなどと、全く度しがた――」
「ごめん」
ボクは正面をむいた晶姉の乳首をすっと摘んだ。
左右同時に。
女の子同士なので、別に問題はないだろうと思う。
「んあんッ♥ あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ――!」
瞬間、晶姉は、ガクガクと痙攣して失神してしまった。
がっくりと、椅子の背もたれに身をあずけ、白目をむいて口から泡をふいていた。
「あ…… こんな効果のある技なんだ……」
論さんからトレースした、乳首つまみ技は、かなり使えそうだった。
ボクは晶の研究質に来ていた。
一応は、ボクの事情を知っている身内であるし、なによりボクの女体化をした科学者だ。
ボクの身体に付いてはボク以上に詳しいといえる。
「トーナメント表はないのか?」
「なんだよ。それが」
「度し難い、手抜きであるな」
「いや、そうじゃなっくて、お互いに事前に情報を手に入れないためらしい」
「ほう……」
ボクが参加する新人用のトーナメントは、純粋な格闘能力、戦闘力が問われる。
だから事前に情報を手に入れ、相手に応じた作戦を練るということは禁じされている。
純粋に肉体だけの戦いになる。
「相手も条件は同じだから、こっちが不利とはいえないんだけどね」
「そう言ってしまえば、そうであるな」
従姉の晶姉はうなづく。
だけれども、相手の動きを見れば、身体能力の範囲でそれをトレースできるボクの能力は、その場で試されることになる。
街の喧嘩レベルならどうにでもなったけど、女性とはいえ、本物の格闘家や武道家相手にどうこうできるかどうかは分からない。
まあ、何とかなると思うけど。
「人数は分っているから」
「何人だ?」
「三十二人だね」
「五回勝利すれば、優勝なのか」
「ま、そうなるね――」
晶姉は、麦茶を口にする。一気に飲んだ。
「でだ――」
「ん?」
「論の方はきっちり教えてくれているのか?」
「まあ、ほぼきっちりというか、毎度スパーリングっぽいことしかしていないけど」
「基礎はしないのか」
「いらないって」
今、ボクが格闘技を教わっているのは達人級の武術かであることは間違いない。
で、基礎訓練については「そんなもん面倒くさいでしょ。戦って強くなればいいんだよね」という緩いスタンスの持ち主だ。
「身体をあっちこっち触ってきたり、指を突っ込んできたりするけど」
「指を! なんという度し難い! 案件ではないか!」
「鼻の穴とか、口の中とか―― 普通の格闘技では使わない技を教えてはくれる」
「鼻、口―― 人体のほかの穴は? 男よりひとつ多い穴には?」
「それは、さすがに一応は無事なんで……」
「しかし、度し難い。いつか狙ってやってきるかもしれんぞ」
「おしりと、おっぱいは散々揉まれた……」
「なんだと! 女子高生のおっぱいを! 奴もやはり若い方が良いというのかっ!」
「え?」
「いや、度し難いということだけだ……」
顔を赤くして、ぷいっと横を向く晶姉。
とにかく、隙をみては、おっぱいや、おしりを狙ってくるのが論さんだ。
「乳首は弱点だぞ!」とかいいながら、乳首を的確に摘んでくるのは、たまらなかった。
一瞬で頭が真っ白になって戦うどころじゃなくなる。
これは、動きをトレースできるか分らない。
頭が真っ白になってしまうのは、ボクだけなのかもしれないし。
他の女の人がどうなのか……
「そうだ。晶姉。ちょっと簡単な技を試したいんだけど」
「ん、痛いのは御免だ。 私を実験台にしようなどと、全く度しがた――」
「ごめん」
ボクは正面をむいた晶姉の乳首をすっと摘んだ。
左右同時に。
女の子同士なので、別に問題はないだろうと思う。
「んあんッ♥ あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ♥、あ――!」
瞬間、晶姉は、ガクガクと痙攣して失神してしまった。
がっくりと、椅子の背もたれに身をあずけ、白目をむいて口から泡をふいていた。
「あ…… こんな効果のある技なんだ……」
論さんからトレースした、乳首つまみ技は、かなり使えそうだった。
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