ボクが女体化したのは、初恋の最強女教師を倒して恋人にしたいから

中七七三

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46.さあ、殺し合いましょう

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 ボクは先生のアナルにユニを突っ込み、髪を引っ張る。
 バックから攻めの体勢に入っていた。
 
「ああううぅん、くうぅぅ、あはぁぁ、あああ、あああああっ」

 あの百鬼《なぎり》先生が甘い声をあげ、喘いでいた。

「先生、やっぱりアナルが弱点なんですね。凄くうねうねしている。ここから子宮を――」

 ボクは一気に指を突きたてた。
 子宮を裏側から、攻撃する。
 
 コスチュームがアナルに食い込んでいる。
 そのずれた部分からボクの指はダイレクトに食い込んでいた。
 
(子宮はどこだ? 先生の子宮は)

「んあんッ♥」

 先生が甘い声を上げる。
 普通の女性であれば、悶絶物の四本指挿入なのに、余裕すら感じさせる。

 ボクは円を描くようにして中の粘膜に指を這わせる。
 もっと奥に、もっと奥に。
 四本指が根本まで入ったところで、中指の先に「コリ」ッとした肉の感触があった。
 ボクはぐっと手首ごと押し込む。

「あう! い゛い゛い゛!!」
 
「ここが先生の子宮―― ボクの赤ちゃんを産んでくれるとこですね」
「アナタ、女になっているのに……」
「遺伝子改造で、ボクの卵子に運動性をもたせれば、先生を妊娠させることもできるんです」
「あふぅ、そ、それは素敵じゃない……」

 先生の甘い声。
 だけど、その奥底には凶悪な殺意と凶暴性がまだあった。
 それに、ボクは気づいていたのだけども……
 あまりにも、調子にのりすぎていた。

「わー!! ぐはぁぁ!!」

 ボクは肺の中の空気を根こそぎ吐き出し絶叫。
 先生が急激に身体を捻ったのだ。
 髪の毛を握っていたのだけど、そんなの関係なかった。
 全身のバネ、パワーが圧倒的すぎた。
 
「ふふ、アナルを攻めるときは、相手の動きに注意すべきね」

 先生は尻を攻められている状態を逃れ、ボクの前に立った。
 ボクは、指を押さえうずくまっていた。
 アナルに突っ込んでいた四本の指がへし折られていた。
 先生が身を捻ったことで、指をもっていかれたのだ。

「あぐぅ……」
 
 指を押さえる。四本の指全部が変な方向にねじれていた。
 痛いというより、溶けた鉄を流し込まれたような感覚に襲われた。

 ドンッ!!

 先生の蹴りが真正面からボクの顎を蹴り上げた。
 まるでサッカーボールを蹴るかのように容赦のない蹴り。
 首の骨がミシリッと音をたてた。

「あがぁぁぁぁぁ!!」

 後ろに吹っ飛んだボクはそれでも、なんとか立ち上がる。
 頭が朦朧として、景色が歪む。
 いきなり顔面に熱を感じた。
 先生の拳だった。
 鼻骨を砕かれ、頭蓋全体に響くような一撃。
 一直線の真正面のどうにも、かわしようのないパンチ。

「わぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 それでもボクは打ち返した。
 体幹を回転させる。
 速く。もっと早く。
 踏み込むと同時に、回転力を腕に伝える。
 指はひん曲がっているけど関係ない。
 ボクの掌底しょうていが先生の顔面を捉えた。

「鬼雷崩ッ!!」

 師匠直伝の古流の打法。
 体幹の回転モーメントを打撃エネルギーに変換し大きな力積を叩き込む。
 ボクの必殺技――
 
「ふふふ、いい攻撃ね。身体の芯が熱くなってきそう」
「え?」
 
 掌の向こう側で先生がわらっていた。
 ボクの打撃なんか全く意に介さない感じで――
 
 ぐっとボクは先生に手首を握られた。
 メシッと、音が響く。
 脳天まで響く激痛。
 手首がへし折られた。
 開放性骨折だ。
 
「あうぅぅぅ――」

 鮮紅色の血。
 まるで、穴のあいたホースのように吹きだしていた。
 ボクは手首を押さえる。
 だらだらと押さえた手を伝わり、大量の血が流れ出していた。

 なにが起きたのか――
 先生は、ボクの「鬼雷崩」を喰らっても微動だにしなかった。 
 そしてそのまま、手首をへし折った。
 圧倒的なパワーとタフネス。
 そして、容赦ない殺意と狂気の持ち主だった。

「どうかしら? 御楯君」
「もっと、好きになってしまいそうですよ……」
「ふふ、素敵じゃない」

 先生はすっと抱擁するかのように、両手を広げた。

「さあ、殺し合いましょう」

 ボクの愛する先生はそう囁いた。
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