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オタク転生編

家族紹介とステータス

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 あれから半年経ちました。早いものでもうハイハイできます。と言うか家の中歩き回るからマリアさんがよく愚痴を溢すようになりました。

 そして、今日は僕の誕生日です10月19日。ソレが僕の誕生日だ。実はこれ前世と同じなのだ、神様絶対なんか干渉してるよね、これ。

 さてさて、話を戻しますがこの世界は一歳になると教会に行って『ステータス』を確認するらしい。なので今僕は家族全員と教会に向かっています。

 家族全員と言えば、まだ家族全員の名前を紹介していなかったので紹介します。

 まず父上のユウヤ=ゲンズブール。今更だけどうちの家名ゲンズブールって言うらしい。黒髪の長身イケメンだ。もう40代半ばとは思えない、若々しすぎる。その実態は異世界こら召喚された勇者で、名前の通り日本人。旅の途中で母上と結ばれ今に至るらしい。と言うか僕、父上の記憶が余り無い、それは今までチョットばかり面倒事があって、それの対処をしていたらしいのだ、んで最近それも収まったので今日久しぶりに家に帰ってきたわけ。

 次は母上のソフィア=ゲンズブール。プラチナブロンドの髪色の、一本に束ねたおさげ髪がよく似合っている。昔は父上と一緒に魔王討伐の旅に出ていたという人だ。呼び名は【聖女】だという。

 次は僕の姉上ズだ。

 1人目はミュウフィア=ゲンズブール。母上譲りのプラチナブロンドの髪色でとてもフワフワしている。と言うか雰囲気がとてもフワフワしている姉上だ。

 2人目はアリンシア=ゲンズブール。こちらは父上譲りの黒髪で真っ直ぐに伸ばしている。チョット大人っぽい感じの喋り方だがとても優しい姉上だ。

 と言うかうちの家族、僕に対して甘すぎる気がする。そして姉上ズにいたっては最近ブラコンの疑いが出てきほどだ。

 で、気になる僕の容姿だが、僕は何処をどう間違ったがとてもきれいな銀髪だ。母上いわく、母上の母上が銀髪だったらしい。他は赤ちゃんなので割愛します。

「アレンは緊張しているのかな?」と父上。

「そうですね、まだ一歳だからわかりませんけど、私たちが、緊張しているからじゃないですか?」と母上が、いえ違うんです。僕自身とても緊張しているんです。だが此所で悟られるわけにはいかない。ばれるとしてもまだまだ先にしなければ。ならば・・・・

「アウー」と姉上ズに手を振る作戦!!これに姉上ズは・・・。

 ズっキュー~!!!と心撃ち抜かれるの巻き。

「キャ~!ホントにアレン可愛い~!!」

「ん?アレンどうかしましたか?お姉ちゃんが気になるのですか?そうですかそんなにお姉ちゃんが良いのですね。分かりましたお姉ちゃんがだっこしてあげましょう」

 姉上ズには効果抜群だ!!!

 と言うか効きすぎて母上にもとい僕に群がる、つか僕の取り合いしている。

「もう、ミュウにリン?アレンはまだ赤ちゃんなんですからそんなに騒がしくしてはいけませんよ?」

 母上ナイス!!

「むう~じゃあリンちゃ~ん、代わり番子にだっこしよ~?」

 流石にソレなら・・・・

「ええ、アレンをだっこできないよりその方がいいですね」

 分かってくれましたかリン姉様!

「それでいいですよね?母上?」

「分かりました、だけどやさしくだっこするのよ?」

「やったー(~)!」

 で、取っ替え引っ替えだっこされるの巻き~。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「さあ着いたよ、それとリン?アレンをソフィアに渡しなさい」

 と言われてリン姉様は少し不満げだが渋々母上に僕を渡した。

 それで母上にだっこされて漸く教会の全体像が見えた。形はまんまヴァティカン市国のような感じだ。もちろんオベリスク(わかんない人はwik○見てね)はないがイメージ的にはおんなじだ。あっちの世界では見れ無かったけど、こっちの世界ではチョット違うけどそれに近いのが見れたから嬉しい。

「じつはこの教会は僕がもとの世界のヴァティカン市国っていうのを真似して設計したものなんだよ。凄いでしょう?」

 近いと思ったけど、そういうことかい!

 と言うかそんなこと言うから姉上ズが「へ~、お父様の世界にはこんなものがあったんだ~」だの「すごいですね父上のいらした世界は」なんて呟いた。

「うんうん、僕も実物は見たこと無いけどとても精巧に出来てるよね!」

 やっぱりかい!だからオベリスク無かったのか!いや見てなくても知ってるか。

 と言っていると、廊下の方から1人の男性が現れた

「これはこれはユウヤ殿。お久しぶりですね?」

 どうやら父上の知り合いらしい。

「お久しぶりです、マクバス司教様」

 司教様と来たか!中々に貫禄があるとは思っていたが予想以上だな。

「で、そちらにいるお子さまが?」

「ええ、名をアレンウィルと言います、ほらアレン?」

 えー?僕に何かしろと?

「あーうーあー」と言って手をつきだした。これで良いっしょ?

「ふむ、アレン君はお利口さんのようだね」とニコッと笑う、マクバスさんすごくいい人だなー。

「えーと、そうなのですが、少しお利口さん過ぎるようでして」

 と、父上が額に手を当てて話す。酷いですよ父上。ただチョット魔導書読んだり、チョット魔法使ってだけじゃないですか。

 それを聞いてマクバスさんが顎に手を当ててうつむいた。

「ふむ、アレン君は少し、いやかなり優秀なようだね。だけど聖女様と勇者様のご子息ならあり得なくもないですね」

 さいですか。

「まあ、この話は置いておいてなかに入りましょう。教皇様がお待ちになっています」

なら行きますか。という事で母上GO!!


そして講堂です。中には教皇様?(女性)が待っています。

「勇者ユウヤ殿、聖女ソフィア。お久しぶりですね?」

 これはまた若い、いや若すぎる。僕のイメージではどうしたってもっとお年を召したかただと思っていたが。どう見ても高校生、かなり多目に見ても20歳くらいだ。緑色の髪をストレートに流している。服装は豪奢な物ではなく、質素な白色の修道服である。あとは割愛します。体形は言いません、そう言うのいくないと思います。

「はい、お久しぶりです。リリアンナ様もお変わりがないようで」

「お久しぶりです。ミュウフィアとアリンシアの時もお世話になりました。その節は有難うございます」

 と母上と父上は頭を下げる。

「ウフフフフ、良いのですよ。貴方がたには魔王討伐の時にお世話になりましたからね」

 ふむ、そのときには教皇様はもう、教皇様だったということか。それだとやはり若すぎる、あのときからもう20年近くたっているのだから。最低でももっと年は上のはずだ。どう言うことだ、もしかして、種族的な物か?なら教皇様はもしかして・・・・

「ウフフフフ、その子は私の正体に気づいたようですね、とっても優秀ですね」

 と言って、髪をかき揚げる。やっぱり耳が長い!森の賢人族エルフか。いやもっと上の森の賢王族ハイエルフかな?

「ウフフフフ、ヤッパリ優秀ですね。私は森の賢王と呼ばれる種族です。これは将来が楽しみですね」

 バレてやがりますか、でも流石に此所まで考えられるのはわからないよね?

「それでは始めましょうか、その子をこちらに」

 と言われて母上は僕を教皇様に渡した。

「それではこちらの台にのせて」

 と言って講堂の奥にある台にのせられる。

「[天にまします我らが神よ彼の者を照せ【見通すものステータス】]」

 呪文とともに僕の回りが光始め最後には何も見えなくなった。

 そして光が収まると同時に『ヴウン!』と僕の目の前に半透明の文字の羅列が現れた。これがステータスか。どれどれ?

【ステータス】

名前:アレンウィル=ゲンズブール
種族:超越種
身分:貴族
性別:男の娘?
職業:未定
年齢:1歳

Lv.1
HP:800(-775)
MP:20000(-19000)
STR(筋力):150(-142)
DFE(防御力):180(-175)
INT(賢さ):280
AGL(素早さ):160(-151)
LUX(運):限界値に達しています

【称号】

 『女神イルシアの友人』 『神々の愛し子』 『勇者を継ぐもの』 『魔王を継ぐもの』 『魔族と人との架け橋』 『超が付く天才、又は天災』

 【スキル】

『全言語理解』 『武術の心得』 『生活魔法』

 【上位エクストラスキル】

  『魔力掌握』 『隠匿』『魔神の導き』 『武神の導き』 『賢神の導き』 『獣神の導き』 『白魔導』 『黒魔導』

 【究極アルティメットスキル】

  『魔王の因子』 『勇者の因子』 『八式の神紋』『世界を見通すもの』 

【契約神獣】
・フェンリル(待機中)
・ヨルムンガンド (待機中)
・フェニックス (待機中)
・ユニコーン (待機中)
・テュポーン (待機中)
・ジズ (待機中)
・レヴィアタン (待機中)
・バハムート (待機中)

【加護】
 
 女神イルシアの寵愛
 獣神アリオスの寵愛
 魔神アステリアの寵愛
 武神シーラの寵愛
 賢神オルシアの寵愛











オットー、とんでもないのが出てきたぞー。

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