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戦外
四、英雄見参
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「おい、仕事だ」
七英雄が一人、柳沢 和香矢(やなぎさわ わかや)は昼寝をしていた俺をたたき起こした。
この前の出動から3日。七英雄の出動は交代制だ。
「速すぎないか?」
まだ休んでいたいな。
「七英雄全員が呼ばれた。将軍様の下へ行くぞ」
「会合か」
年に一度、七英雄が集まる会合がある。会合では、国の方針や今後の黒船の対策を話し合う。
「なら速く行って速く帰るぞ!」
背広を掴んで走り出したのだが、
「宝具を付けていけ」
「グエッ!」
Yシャツの襟を掴まれた。
「わ、わかったからは、な、し、て・・・・・・」
ぐ、ぐるじい・・・・・・。
ー王の間ー
「七英雄が一人、柳沢 和香矢参上いたしました」
「七英雄が一人、隼 千影見参」
「七英雄が一人、水面 絵里来ました」
他の七英雄はまだ出動中らしい。
「なんだよ、速く来た意味ないじゃん!」
まだだらけていたかったよ。
「いいじゃんいいじゃん、私と会えたんだから」
「三日前に会ったばかりだけどな」
ふあぁ、眠い。
「え、絵里ちゃん、久しぶり」
ガッチガチに緊張した柳沢がぎこちなく絵里に挨拶した。
「あ、柳沢おじさん久しぶり」
・・・・・・柳沢は俺と年が変わらないんだが。
「な、なあ千影、絵里ちゃんが俺に挨拶を返してくれたっ・・・・・・!」
言っていなかったがこいつは絵里にぞっこんなのである。というよりろりこんとか言う変態野郎だ。
「あー、うん、ヨカッタネ」
前はこんなキャラじゃなかったのに。女性に興味が無いと思っていたが、ただの変態だったのだ。
そんなことをしているうちに、王の間の扉が開いた。
「遅れました」
クールな美少女が入ってきた。
「七英雄が一人、高峰 香夜(たかみね かや)、参上」
彼女は王に挨拶を済ませると、こちらに向かってきた。
「こんにちは、今日はちゃんとネクタイ締めてますね」
お母さんか!
七英雄が一人、柳沢 和香矢(やなぎさわ わかや)は昼寝をしていた俺をたたき起こした。
この前の出動から3日。七英雄の出動は交代制だ。
「速すぎないか?」
まだ休んでいたいな。
「七英雄全員が呼ばれた。将軍様の下へ行くぞ」
「会合か」
年に一度、七英雄が集まる会合がある。会合では、国の方針や今後の黒船の対策を話し合う。
「なら速く行って速く帰るぞ!」
背広を掴んで走り出したのだが、
「宝具を付けていけ」
「グエッ!」
Yシャツの襟を掴まれた。
「わ、わかったからは、な、し、て・・・・・・」
ぐ、ぐるじい・・・・・・。
ー王の間ー
「七英雄が一人、柳沢 和香矢参上いたしました」
「七英雄が一人、隼 千影見参」
「七英雄が一人、水面 絵里来ました」
他の七英雄はまだ出動中らしい。
「なんだよ、速く来た意味ないじゃん!」
まだだらけていたかったよ。
「いいじゃんいいじゃん、私と会えたんだから」
「三日前に会ったばかりだけどな」
ふあぁ、眠い。
「え、絵里ちゃん、久しぶり」
ガッチガチに緊張した柳沢がぎこちなく絵里に挨拶した。
「あ、柳沢おじさん久しぶり」
・・・・・・柳沢は俺と年が変わらないんだが。
「な、なあ千影、絵里ちゃんが俺に挨拶を返してくれたっ・・・・・・!」
言っていなかったがこいつは絵里にぞっこんなのである。というよりろりこんとか言う変態野郎だ。
「あー、うん、ヨカッタネ」
前はこんなキャラじゃなかったのに。女性に興味が無いと思っていたが、ただの変態だったのだ。
そんなことをしているうちに、王の間の扉が開いた。
「遅れました」
クールな美少女が入ってきた。
「七英雄が一人、高峰 香夜(たかみね かや)、参上」
彼女は王に挨拶を済ませると、こちらに向かってきた。
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