戦場でネクタイを締めて

千音 兎輝

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戦外

絵里

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「あー終わった終わったー」
 千影は首をコキコキ鳴らしながらスーツを脱いだ。
(しっかし、アメリカの野郎は何を考えているのかね)
 千影が考えながら、宝具であるネクタイを丁寧に洗う。
 宝具は七種あり、それぞれに特殊な力がある。千影のネクタイ、『竜の尾』は重力を操る。
 他の宝具は、腕時計、手帳、ベルト、名刺、万年筆、革靴だ。
 まあ、また今度おちおち紹介していこう。
「千影ー!」
「うおっ!」
 小柄な女の子が飛び込んできた。
「いってー! なにすんだよ、絵里!」
 絵里は商人の娘で、俺の妹的な存在だ。しかも・・・・・・
「千影ー! あーそーんーでー!」
「ああもう! 説明ぐらいさせてよ!」
 はい! しかも宝具持ち! 手帳! 以上!
「ふぅ、終わった・・・・・・」
「だーめ、私と遊んで!」
 子供というのは恐ろしいものである。戦いから帰ってきた俺に遊んでなんて!
 けっきょく遊んでやったけどな。
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