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幕間 ディランのつぶやき
交流会では大変だった。
一角ウサギに襲われたが間一髪ルースのおかげで助かった。
しかし気になる点がある。
確かにあの時スレギス草の臭いがした。
あのゲームを終えて中庭に出る前。
スレギス草は甘い匂いがする。その匂いは一角ウサギを興奮させてしまうらしい。
一角ウサギの嗅覚は人の100倍はある。だから遠くでもあの匂いがわかる。
だから俺たちに向かって突進してきたのだろう。
スレギス草は他にも魔獣を惑わせる為、一般には販売していない。
まれに密輸などで香水として取引されているようだ。
じゃあ何故あの時スレギス草の臭いがした?
一角ウサギは武科の飼っているものだったらしく、制御の首輪が外されていたと噂に聞いた。
誰かが仕組んだことに間違えない。
一体誰が何のために?
待てよ。あの時、一角ウサギは俺たちを襲ってきた。
スレギス草の臭いが目的なら俺達だけ襲われる理由はわからない。
中庭に出る前にその匂いがしたなら一角ウサギはその付近を狙うはずだ。
しかし中庭の噴水まで逃げたにも関わらず一角ウサギは確実に俺たちを狙っていた。
つまり俺たちの誰かがスレギス草の臭いをさせていたと言うことだ。
考えられる一つの可能性は俺、アレクシス、ライアネスそしてシャーロレット嬢、
この中の誰かがスレギス草を持っていた。もしくは匂いを持っていた。
そしてもう一つは誰かにその匂いを付けられた。
でもあの時出口から中庭までは誰ともすれ違ってはいない。あまり考えにくい。
じゃあ前者か。
ひとまず俺は心当たりがない。
残り3人の内の誰か。
もし仕組まれた事なら聞いても知らないと言うだけだろう。
さあ、どうしようか。
「で、僕に相談しに来た、と。」
目の前の金髪碧眼の男は面倒くさそうに答えた。
「僕はシャーリーを待たせてるんだよ。
あんなことがあったから心配なんだ。
わかるだろ?また何かあったらどうするんだ。」
心配?あんなこと?また??ふーん。そういうことか。
「狙われているのはシャーロレット嬢なんだな。」
「ああ。」
しかし何故?誰に?彼にはわかっているようだ。
「つまり、アレクシス、ライアネスどちらかが犯人に協力しているんだな。」
「そうだと思う。」
「また狙ってくるのか?」
「ああ、もう次の手を打ってきた。」
「どうすればいい?」
「これを。」
彼は一通の手紙を出した。俺は受け取った。宛名は
『 シャーロレット=ヴィクセレーネ 様 』
中を開けて手紙を確認した。
『 どうしても来て欲しいので何度もすみません。
話があります。一人で来てください。
〇〇月〇〇日 〇〇時
魔科の裏側にある緑色の倉庫
待っています。 』
ってラブレター?なわけないか。怪しさ120%だな。
ん?この字の癖…?
「誰が書いたかわかったようだな。」
「ああ、多分な。直接聞いても口は割らないだろう。」
「大丈夫だ。手は打ってあるがせっかくだから協力してもらえるだろうか?」
話が終わると速攻でシャーロレット嬢を迎えに行った。
本当に彼女が好きなんだな。
まあ可愛いし、笑った顔はすごく良かったな。
それに二、三年したらすごく綺麗になりそうだ。
教室で見ていても常に人の事を見てて、よく気がつく。
ノートを貸してあげたり、係の仕事手伝ったり、ご飯忘れた子に自分のお弁当分けてたな。
あんな子が婚約者だなんて羨ましいな。
あいつにはもったいない。
黒幕はあの女なのか?
確かシャーロレット嬢は一角ウサギに襲われた後、彼女のことを心配していた。
まさかその相手が黒幕だと知ったら悲しむだろうな。
あーあ?そういうことなんだな。
少し彼女が狙われている理由がわかったかな。
ルースのせいであんなとばっちり受けてるのか。
しかしシャーロレット嬢相手じゃ敵わないね。
俺だってシャーロレット嬢の方がいい。
多分10人に聞いたら8人くらいはそう答えるんじゃないか?あいつは残り2人に入りやがって。
何か弱みでも握られたんか?
ルースが俺に頼んだのは残り2人の協力者の捜索。
その2人も同じように協力しなければならない理由があるのか?
よく考えてみればわかるじゃないか。相手はザイン公爵家子息ルーズローツの溺愛する幼なじみだぞ。
何かあれば俺たちの家なんてすぐに横倒れだ。
まあ最低でもお前達は家から絶縁され王都にはいられないぞ。
わかってるのか?それがわからなくなるくらい何をされたんだ?
まあ、俺もそういうことは許せないから覚悟はしておけよ。
しかしシャーロレット嬢、あんなこと言いながらルースの事掴んでたな。
可愛かったな。あ、服も。
ルースに抱き上げられた時の一瞬見せた安心しきった顔。
かなりルースのこと好きだろ?
自分の気持ち気づいてないのか?
ルースなんか見てる方が恥ずかしいほど大好きオーラ出しっぱなしだ。
誰から見てもイチャイチャしてる恋人じゃないか。
そんな中に入り込もうなんて野暮だよ。
諦めるしかないじゃないか。
気づかないのかな?
シャーロレット嬢が危ない目に遭えば遭う程シャーロレット嬢が自分の気持ちに気づく日を近づけているだけなんだって、あの二人の愛情、絆を深めているだけだって。
あーあ。羨ましいな。可愛い子いないかな?俺もラブラブな婚約者欲しい!!
ん?しかし何故ルースがシャーロレット嬢宛の手紙を持っているんだ?
話を聞いていた限りシャーロレット嬢は手紙の存在は知らないみたいだった。
…何かルースの愛情が過保護過ぎないか?大丈夫か?
ルース…変な方に拗らせるなよ。
友達として心配してやるよ。
一角ウサギに襲われたが間一髪ルースのおかげで助かった。
しかし気になる点がある。
確かにあの時スレギス草の臭いがした。
あのゲームを終えて中庭に出る前。
スレギス草は甘い匂いがする。その匂いは一角ウサギを興奮させてしまうらしい。
一角ウサギの嗅覚は人の100倍はある。だから遠くでもあの匂いがわかる。
だから俺たちに向かって突進してきたのだろう。
スレギス草は他にも魔獣を惑わせる為、一般には販売していない。
まれに密輸などで香水として取引されているようだ。
じゃあ何故あの時スレギス草の臭いがした?
一角ウサギは武科の飼っているものだったらしく、制御の首輪が外されていたと噂に聞いた。
誰かが仕組んだことに間違えない。
一体誰が何のために?
待てよ。あの時、一角ウサギは俺たちを襲ってきた。
スレギス草の臭いが目的なら俺達だけ襲われる理由はわからない。
中庭に出る前にその匂いがしたなら一角ウサギはその付近を狙うはずだ。
しかし中庭の噴水まで逃げたにも関わらず一角ウサギは確実に俺たちを狙っていた。
つまり俺たちの誰かがスレギス草の臭いをさせていたと言うことだ。
考えられる一つの可能性は俺、アレクシス、ライアネスそしてシャーロレット嬢、
この中の誰かがスレギス草を持っていた。もしくは匂いを持っていた。
そしてもう一つは誰かにその匂いを付けられた。
でもあの時出口から中庭までは誰ともすれ違ってはいない。あまり考えにくい。
じゃあ前者か。
ひとまず俺は心当たりがない。
残り3人の内の誰か。
もし仕組まれた事なら聞いても知らないと言うだけだろう。
さあ、どうしようか。
「で、僕に相談しに来た、と。」
目の前の金髪碧眼の男は面倒くさそうに答えた。
「僕はシャーリーを待たせてるんだよ。
あんなことがあったから心配なんだ。
わかるだろ?また何かあったらどうするんだ。」
心配?あんなこと?また??ふーん。そういうことか。
「狙われているのはシャーロレット嬢なんだな。」
「ああ。」
しかし何故?誰に?彼にはわかっているようだ。
「つまり、アレクシス、ライアネスどちらかが犯人に協力しているんだな。」
「そうだと思う。」
「また狙ってくるのか?」
「ああ、もう次の手を打ってきた。」
「どうすればいい?」
「これを。」
彼は一通の手紙を出した。俺は受け取った。宛名は
『 シャーロレット=ヴィクセレーネ 様 』
中を開けて手紙を確認した。
『 どうしても来て欲しいので何度もすみません。
話があります。一人で来てください。
〇〇月〇〇日 〇〇時
魔科の裏側にある緑色の倉庫
待っています。 』
ってラブレター?なわけないか。怪しさ120%だな。
ん?この字の癖…?
「誰が書いたかわかったようだな。」
「ああ、多分な。直接聞いても口は割らないだろう。」
「大丈夫だ。手は打ってあるがせっかくだから協力してもらえるだろうか?」
話が終わると速攻でシャーロレット嬢を迎えに行った。
本当に彼女が好きなんだな。
まあ可愛いし、笑った顔はすごく良かったな。
それに二、三年したらすごく綺麗になりそうだ。
教室で見ていても常に人の事を見てて、よく気がつく。
ノートを貸してあげたり、係の仕事手伝ったり、ご飯忘れた子に自分のお弁当分けてたな。
あんな子が婚約者だなんて羨ましいな。
あいつにはもったいない。
黒幕はあの女なのか?
確かシャーロレット嬢は一角ウサギに襲われた後、彼女のことを心配していた。
まさかその相手が黒幕だと知ったら悲しむだろうな。
あーあ?そういうことなんだな。
少し彼女が狙われている理由がわかったかな。
ルースのせいであんなとばっちり受けてるのか。
しかしシャーロレット嬢相手じゃ敵わないね。
俺だってシャーロレット嬢の方がいい。
多分10人に聞いたら8人くらいはそう答えるんじゃないか?あいつは残り2人に入りやがって。
何か弱みでも握られたんか?
ルースが俺に頼んだのは残り2人の協力者の捜索。
その2人も同じように協力しなければならない理由があるのか?
よく考えてみればわかるじゃないか。相手はザイン公爵家子息ルーズローツの溺愛する幼なじみだぞ。
何かあれば俺たちの家なんてすぐに横倒れだ。
まあ最低でもお前達は家から絶縁され王都にはいられないぞ。
わかってるのか?それがわからなくなるくらい何をされたんだ?
まあ、俺もそういうことは許せないから覚悟はしておけよ。
しかしシャーロレット嬢、あんなこと言いながらルースの事掴んでたな。
可愛かったな。あ、服も。
ルースに抱き上げられた時の一瞬見せた安心しきった顔。
かなりルースのこと好きだろ?
自分の気持ち気づいてないのか?
ルースなんか見てる方が恥ずかしいほど大好きオーラ出しっぱなしだ。
誰から見てもイチャイチャしてる恋人じゃないか。
そんな中に入り込もうなんて野暮だよ。
諦めるしかないじゃないか。
気づかないのかな?
シャーロレット嬢が危ない目に遭えば遭う程シャーロレット嬢が自分の気持ちに気づく日を近づけているだけなんだって、あの二人の愛情、絆を深めているだけだって。
あーあ。羨ましいな。可愛い子いないかな?俺もラブラブな婚約者欲しい!!
ん?しかし何故ルースがシャーロレット嬢宛の手紙を持っているんだ?
話を聞いていた限りシャーロレット嬢は手紙の存在は知らないみたいだった。
…何かルースの愛情が過保護過ぎないか?大丈夫か?
ルース…変な方に拗らせるなよ。
友達として心配してやるよ。
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