75 / 120
小話 一大決心
しおりを挟む
明日は別荘での最終日だ。午前中にはこっちを出るからあまりゆっくりはしていられない。実質楽しみは今日までだ。
前半は雨や通り雨とかあったけど、後半は比較的天気に恵まれている。
湖へ行った次の日は街へ行った。その次の日は海辺を散策し、岸壁に建つ古城を探検した。
そして今日に至る。
僕はわりと落ち着いてきた。シャーリーが隣にいるからだろう。彼女が笑うと安心する。
ましてやあんなことがあった。
普段通りにしてるつもりだがシャーリーは僕の行動にいちいち赤くなる。
もう決まりだね。
今日も快晴だ。
シャーリーの亜麻色の瞳がキラキラ輝いている。
可愛すぎて困る。
いつまで我慢できるかな?
「ルース!今日はどこ行こう?お勧めある?」
「シャーリー、今日は街でなんかやってるみたいだから行こうよ。」
「ええ。楽しみ!」
「ルース!こっちこっち!ほら綿菓子がある!」
「シャーリー、待って!さっき買ったソーセージが落ちちゃうよ。」
「早く!早く!!」
「ちょっと、どんだけ食べるの?」
「だってどれも美味しい。」
街では豊作を祝う祭りが開かれていた。カラフルなテントのお店がところ狭しと街の中央の広場へ向かう道を埋め尽くす。
「とうもろこしも食べる!」
「あ、いや。もう持てないから。無理!」
シャーリーはこういう食べ歩きが大好きだ。日頃は小食のくせにこういう時はすごく食べる。僕でさえもう食べられないのにまだ入るらしい。あんな細い体のどこに入っていくんだ!!
あ、マカロンもね。別腹だそうだ。
「ルース!ルース!こっちこっち!」
今度はなんだ??
「あーっ!一年分食べたわ。」
僕は一生分食べた気分です。
「やっぱり屋台はいいわ。大好き。美味しい!」
ベンチに座り込みソーダを飲んでいる。
「ほら、このソーダ青色!ルースの目みたいに綺麗!」
あ、だめだ。もうシャーリー愛が止まらなくなりそうだ。
可愛いすぎる。僕の婚約者が可愛すぎる。
あーもう限界だ!!
シャーリー!今日こそはっきりさせてもらうよ。君は僕の婚約者なんだ!!
「シャーリー……」
あ、はい。お約束ですね。
イカ串を右手にソーダを左手に持ったままシャーリーはこくりこくりと頭を揺らしている。結構この四日間は連れ回したから疲れたんだね。
全くこぼれてしまうよ。
そっとイカ串とソーダをシャーリーの手からとった。
「ん…ん…う…ん?」
あ、起きるかな?
「ルース、らめぇ、わたしのイカ…たべちゃだめぇ。わたしがたべるのぉぉ。」
食い気しかないんですか…。
スー、スー。
そのうち可愛い寝息が聞こえてきた。イカ串とソーダをベンチに置き右手でシャーリーの頭を自分の方に引き寄せた。シャーリーの頭が僕の肩によりかかる。重さが心地よく感じる。
どうしても言ってしまう。
「シャーリー、可愛い。」
どうせ寝てるしいいかな?いやっ、駄目だ…しかし。今なら…でも…
ルーズローツ!お前も男だろ!そろそろ前に進めよ!
自分で自分を奮い立たせる。よし!行くぞ!!
そっとシャーリーの肩に手を置いた。その手を引き寄せてみる。
…肩抱いてるよ。僕はシャーリーの肩を抱いてる!
二人で公園のベンチに座って肩を寄せ合って…。
僕もシャーリーの頭に自分の頭を軽く置いた。
これ!これ!これやりたかったんだ。
シャーリーと恋人になったらやってみたかったこと3番目。
目を閉じてしばらくそのまま余韻にひたる。
しかしやはりここまで来たら…
シャーリーの寝顔を覗き込む。
ゴクリと唾を飲み込む。シャーリー…僕だって男だ!
ずっと我慢なんて出来ない!!
肩を貸している方の手をシャーリーの頭の後ろに添える。
少しシャーリーの頭を肩からズラした。大丈夫だ起きない。
シャーリーの顔を覗き込むように顔を近づけていく。
心臓がドキドキする。
しかし待てよ。だいたいこの辺でシャーリーが起きる…
ん…いや熟睡してる。大丈夫だ。
それとも周りに小さなガキがいて「何してるの?」とか声をかけられるとか…あ、いや。結構奥まったベンチだ誰もいない。キョロキョロと周りを見るが大丈夫。誰もいない!!
気を取り直して行こう。
目を閉じてシャーリーの頭に置いた手に力を入れて顔の角度を少し上にむかせながら、下側から顔を近づけていった。
よし!誰も邪魔は入らない。少しだけシャーリーの上唇が僕のそれに当たった。柔らかい。暖かい。もう少し。もうその先の幸せ気持ちを思い描く。
シャーリー…愛してる。
「あー悪いんだ。寝ている女の子にキスしてる。」
「カール!せっかくいいところなんだ、黙ってろ!!」
「母様まで座り込んで何してるんですか?」
「やだ。見つかっちゃったじゃないの。いいのよ、ルース続けて。ほら。」
……。
さすがはザイン家の方々…気配を消すのはお得意ですね。
仕事は終わったんですか!!
本当にそのお決まりパターン辞めませんか?
「ん…あら皆さんもお祭りに来たんですか?」
シャーリーは目を擦りながら起きた。
僕の一大決心はやはり未遂…あ、いや。少し触れたんだまあいいとしておこう。
近い内に寝ているシャーリーじゃなくて、ちゃんとできるはずだ。
しかし兄様、あのタイミングは狙っていたよね!!
前半は雨や通り雨とかあったけど、後半は比較的天気に恵まれている。
湖へ行った次の日は街へ行った。その次の日は海辺を散策し、岸壁に建つ古城を探検した。
そして今日に至る。
僕はわりと落ち着いてきた。シャーリーが隣にいるからだろう。彼女が笑うと安心する。
ましてやあんなことがあった。
普段通りにしてるつもりだがシャーリーは僕の行動にいちいち赤くなる。
もう決まりだね。
今日も快晴だ。
シャーリーの亜麻色の瞳がキラキラ輝いている。
可愛すぎて困る。
いつまで我慢できるかな?
「ルース!今日はどこ行こう?お勧めある?」
「シャーリー、今日は街でなんかやってるみたいだから行こうよ。」
「ええ。楽しみ!」
「ルース!こっちこっち!ほら綿菓子がある!」
「シャーリー、待って!さっき買ったソーセージが落ちちゃうよ。」
「早く!早く!!」
「ちょっと、どんだけ食べるの?」
「だってどれも美味しい。」
街では豊作を祝う祭りが開かれていた。カラフルなテントのお店がところ狭しと街の中央の広場へ向かう道を埋め尽くす。
「とうもろこしも食べる!」
「あ、いや。もう持てないから。無理!」
シャーリーはこういう食べ歩きが大好きだ。日頃は小食のくせにこういう時はすごく食べる。僕でさえもう食べられないのにまだ入るらしい。あんな細い体のどこに入っていくんだ!!
あ、マカロンもね。別腹だそうだ。
「ルース!ルース!こっちこっち!」
今度はなんだ??
「あーっ!一年分食べたわ。」
僕は一生分食べた気分です。
「やっぱり屋台はいいわ。大好き。美味しい!」
ベンチに座り込みソーダを飲んでいる。
「ほら、このソーダ青色!ルースの目みたいに綺麗!」
あ、だめだ。もうシャーリー愛が止まらなくなりそうだ。
可愛いすぎる。僕の婚約者が可愛すぎる。
あーもう限界だ!!
シャーリー!今日こそはっきりさせてもらうよ。君は僕の婚約者なんだ!!
「シャーリー……」
あ、はい。お約束ですね。
イカ串を右手にソーダを左手に持ったままシャーリーはこくりこくりと頭を揺らしている。結構この四日間は連れ回したから疲れたんだね。
全くこぼれてしまうよ。
そっとイカ串とソーダをシャーリーの手からとった。
「ん…ん…う…ん?」
あ、起きるかな?
「ルース、らめぇ、わたしのイカ…たべちゃだめぇ。わたしがたべるのぉぉ。」
食い気しかないんですか…。
スー、スー。
そのうち可愛い寝息が聞こえてきた。イカ串とソーダをベンチに置き右手でシャーリーの頭を自分の方に引き寄せた。シャーリーの頭が僕の肩によりかかる。重さが心地よく感じる。
どうしても言ってしまう。
「シャーリー、可愛い。」
どうせ寝てるしいいかな?いやっ、駄目だ…しかし。今なら…でも…
ルーズローツ!お前も男だろ!そろそろ前に進めよ!
自分で自分を奮い立たせる。よし!行くぞ!!
そっとシャーリーの肩に手を置いた。その手を引き寄せてみる。
…肩抱いてるよ。僕はシャーリーの肩を抱いてる!
二人で公園のベンチに座って肩を寄せ合って…。
僕もシャーリーの頭に自分の頭を軽く置いた。
これ!これ!これやりたかったんだ。
シャーリーと恋人になったらやってみたかったこと3番目。
目を閉じてしばらくそのまま余韻にひたる。
しかしやはりここまで来たら…
シャーリーの寝顔を覗き込む。
ゴクリと唾を飲み込む。シャーリー…僕だって男だ!
ずっと我慢なんて出来ない!!
肩を貸している方の手をシャーリーの頭の後ろに添える。
少しシャーリーの頭を肩からズラした。大丈夫だ起きない。
シャーリーの顔を覗き込むように顔を近づけていく。
心臓がドキドキする。
しかし待てよ。だいたいこの辺でシャーリーが起きる…
ん…いや熟睡してる。大丈夫だ。
それとも周りに小さなガキがいて「何してるの?」とか声をかけられるとか…あ、いや。結構奥まったベンチだ誰もいない。キョロキョロと周りを見るが大丈夫。誰もいない!!
気を取り直して行こう。
目を閉じてシャーリーの頭に置いた手に力を入れて顔の角度を少し上にむかせながら、下側から顔を近づけていった。
よし!誰も邪魔は入らない。少しだけシャーリーの上唇が僕のそれに当たった。柔らかい。暖かい。もう少し。もうその先の幸せ気持ちを思い描く。
シャーリー…愛してる。
「あー悪いんだ。寝ている女の子にキスしてる。」
「カール!せっかくいいところなんだ、黙ってろ!!」
「母様まで座り込んで何してるんですか?」
「やだ。見つかっちゃったじゃないの。いいのよ、ルース続けて。ほら。」
……。
さすがはザイン家の方々…気配を消すのはお得意ですね。
仕事は終わったんですか!!
本当にそのお決まりパターン辞めませんか?
「ん…あら皆さんもお祭りに来たんですか?」
シャーリーは目を擦りながら起きた。
僕の一大決心はやはり未遂…あ、いや。少し触れたんだまあいいとしておこう。
近い内に寝ているシャーリーじゃなくて、ちゃんとできるはずだ。
しかし兄様、あのタイミングは狙っていたよね!!
114
あなたにおすすめの小説
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる