85 / 120
その29 この世界にて
薄暗い部屋にギシギシ音がする。
彼女が縄を更に引っ張る。
もう手首がちぎれそうだ。
痛みで頭は朦朧とする。
足はもう辛うじてつま先だけが付いている状態だ。
痛い…痛い。涙が出るくらい痛い。
でも、まだ頑張れるはず。まだ大丈夫。
まだ…私は出来るはずだ。
「ねぇ、気分はどう?」
「……。」
私はプイッと横を向いた。
「生意気ね。アイザック様、この子にはザイン公爵が来る前に死んで貰いましょう。」
「殺すのは駄目だ。彼女の意識が無くなればザインは来なくなる。」
「面倒ね。確かに囮だから仕方ないけど目障りなのよ。」
私は痛みを堪えながら口を開いた。
「あなたは、な、何がしたいの?」
私はフードの男を睨んだ。
「ザインは敵だ。みんな捕まった。邪魔、憎い、殺すしかない。」
「だめ!憎しみからは何も生まれないっ…」
「赤いザインは嫌いだ。青と反する力。いらない」
「よく考えて。皆の幸せを望むならそれは間違ってる。そんな感情で行動してはいけない……あっ!」
「何なのよ。自分の立場わかってる?」
更に縄を引かれた。もう足は床についていない。吊り下げられた状態だ。
「アイザック様少し口を聞けないようにしてあげて。」
「全くうるさい女だ。静かにしてろ。」
男が私に向かって手を振った。その手から攻撃魔法らしい青の光が放たれた。無理!当たる!
突然ピンと音がした。光が当たった箇所だけ赤く光った。
「跳ね返された?」
「守りだ。赤の魔法。 」
「ルーズローツのやつがこいつに守りの魔法をかけてるのね。アイザック様なら解けるでしょう?」
「大丈夫だ。破れる。」
氷のように冷たい青色の瞳がフードの隙間から光っていた。
青い色の風が私に向かってくる。
私のまわりで風が弾かれているみたいだ。
私の目の前にはどうも見えない壁がある。その風はその壁に弾かれていく。当たる度に赤く光る。私を守ってくれてるようだ。
『ルースだ…こんな時でもあなたは私を守ってくれるのね…ふふ、こんな状況で笑えないのに何だか嬉しい。』
私の前で何かがピシピシと音をたてはじめた。
そうか、ルースの赤の魔法とこの人の青の魔法は対だって言ってたわね。いずれ中和されてこの守りの魔法は消えるのね。
「何であんたなの。何でルーズローツはこんな子を大事にしてるの。私はヒロインなのに何で手に入れれないの。あんたなんていなくなればいい。そして私に見向きもしない、私を邪魔者扱いにするルーズローツももう要らない!死んでしまえばいいんだ。仕方ないからルーズローツも隣で一緒に殺してあげる。感謝してね。」
そんな…ヒロインだからって…おかしい。
しかしこんな状況でも何もスキルは発動しないのね。
普通危険な目に会えば覚醒!とかあるのに、私は何も出来ずぶら下がっているだけ。
何で私には何もないかな。
こんなときだけ残念に思う。
まあここはゲームでも小説の中ではない。
当然か。結局転生して私ができたことは夢みてただけ?現実をみないからこうなったのね。
何も出来なかった…。臆病で弱くて…それを言い訳にして前に進むことすら出来なかったのね。違う…できなかったんじゃない。やってないだけじゃないの。
まだ諦めちゃいけない。
ルースは来る。彼は私を助けに来てしまう。
私は生きていないといけない。
絶望を彼に味わせてはいけない。
彼を一人にしてはいけない。
まだだ。まだ頑張れる。
私は顔を上げた。
前世でもいろいろ修羅場くぐったわ。
こんなことじゃ死ねない。
こんな奴の思い通りになってたまるか!
「あら、頑張るわね。もう手首が痛いわよね。だって血がでてるじゃないの?折れてるし。ふふふっ睨んでも怖くないわよ。あんたには何にもないんだから。何もできないんだから。だってヒロインは私なんだからね。」
「ヒロイン…ヒロインって何?
あんたこそ何にもないじゃない。単にヒロインって言葉の上で胡座かいてんでしょ?何で物語にこだわるの?何で今の自分を見ないの?何でルースのせいにするの!あんた自身のせいでしょうが!人のせいにすんな!」
氷の魔族にも睨みをかける。
「あんたもあんたよ!ザインが憎い?はっ?仲間が捕まったんなら悪いことしようとしてたんでしょ!
憎いから恨んで殺してどうすんのよ!ザインを滅ぼしてもどうしようもないじゃない!
みんな生きてるんでしょう?やり直せるんじゃないの!あんたが勝手に行動してどうすんの!あなた1人の短絡的な行動がめちゃくちゃにするのよ。だったら一人でやりなさいよ。勝手に人の人生道連れにすんな。あなたが人の人生決めんな!!」
「うるさい!」
青い光が放たれる。
咄嗟に目を閉じるが赤の壁に跳ね返されて私には届かない。
「感情で行動しては行けないのよ。あなたが感情のまま行動したことで今、捕まってる仲間が無事なはずないでしょう。よく考えて!あなたの今回の行動で氷の魔族が危険だと思われてしまう。他の地に住んでいる人達も普通には暮らしていけなくなる。あなたは上に立つ人なんでしょう!なら民のことを1番に考えて!」
「うるさい、うるさい!うるさいんだお前も…」
お前も…って。あなたのそばにはちゃんと諭してくれる人がいたんだ。よかった。
今まで私を攻撃していた切り裂くように吹いていた風が更に強くなる。
「みんなと生きていくんでしょう!」
この人はただみんなで幸せに暮らしたかっただけなんだ。大好きな人がいるんだ。それを取り戻したかっただけなんだ。
「そうだ!みんなと生きていきたい。でもみんないない!
僕が弱いからみんないなくなるんだ!」
ミシミシと何かヒビがはいる音がする。そうかもう壁が保たないのね。まあ、私の人生そんなものか。
でも今度はちゃんと言いたいことは言えた。
しかし、一つだけ言えてない。
ルース…あなたには言えてない。
『ルース。最後にはあなたの顔を見て言いたかったな。』
パリン…ルースがかけてくれていた守りの魔法が割れた。
私の目の前には今まで見えなかった壁が一瞬全部赤く光り、ガラスが割れたように飛び散るのが見えた。そして細かな赤い光になって消えていった。綺麗だ。
ルース、ありがとうね。
「なんなのあんた。何お説教するのよ。」
「ふん!こちらとて20年子供にお説教してきたんだから慣れてるわよ!」
「は?20年?何?」
「私は正真正銘転生したわよ!確かにあなたみたいに夢をみてた。でもあなたとは違う。私はちゃんと気づいたのよ。この地で生きている。自分の足踏ん張って生きていくんだって!」
ルピアさんは大声で叫んだ。
「何よ!裏のくせに生意気すぎ!アイザック様、痛い目にあわしてやって!」
フードの下から氷の魔法使いの瞳が一段と青く光るのが見えた。
そして彼の手から青い光が放たれた。
「つっ…」
私の腕にあたる。
しかし私は逃げたくない。真っ直ぐに彼を見つめた。
しかし彼の目は先ほどに増して冷たく鋭い。
続けて光が飛んできた。
顔をすこし背けてよけると、頬をかすめて腕、肩に当たった。
生暖かく血が流れ出したのがわかる。
「あーっっ…」
痛い…痛い…どこもかしこも痛い。
「何でどいつもこいつも僕のやることに口だしする!うるさい。僕はゆっくり森でみんなと幸せに暮らしたい!それなのに…なのに!もう待たない。お前は煩い!」
「そうよ。アイザック様素敵よ。ほらそはやくこいつを殺して!はやく!」
「ちゃんて考えて。あなたにはちゃんと導いてくれる人がいたんでしょ?あなたには大好きな人がいるんでしょう?大丈夫。その人もあなたのこと大好きよ。だから私を殺してもいい。だけどもう一度考えて!みんなあなたの幸せを願っているのよ!」
幸せ…か。
なんかかっこいいこと言っちゃったわね。
ルース、私の幸せはあなたのところしかなかった。
せっかくこの世界で生きていけると思っていたんだけどね。無理そう。ごめんね。
なんか目の前がよく見えない…。
砂の嵐みたいに白黒の世界だ。
自分の息遣いだけが大きく聞こえる。
もう闇に意識が埋ていく。
周りは真っ暗。
青い光が徐々に明るさを増しているのがわかるくらいだ。
ああ、青の光、魔力が一点に集まっているのね。
もう私は駄目みたいね。
でも頑張ったわよ。褒めて。
ルース、聞いてないかもしれないけど…言わせてね。
これだけは言いたいの。
私が転生して生きていたこの世界にあなたがいてよかった。あなたが隣で笑ってくれてよかった。
明るさを増した青い光が一気に放たれた。
私に向かってくるのがわかった。
これが当たれば終わりなんだ。
もう避けるなんて気力ないわ。体力もない。
私は幸せだ。だってルースを好きになれたのだから。
最後は笑顔で言おう。
この世界で私が生きていたという証。
「ルーズローツ=ディ=サー=ザイン。私シャーロレット=ディ=サー=ヴィクセレーネはあなたを愛してます。あなたと共にある未来を…。ルース、大好きよルース。あなたがいてくれて幸せだった。あなたをずっと愛している。ありがとう。」
真っ暗だった私の世界が一面青い光に照らされた。
「……リ…」
ふふふ。何だかルースの声が聞こえてくるわ。
神様の最後のプレゼントかしら。
彼女が縄を更に引っ張る。
もう手首がちぎれそうだ。
痛みで頭は朦朧とする。
足はもう辛うじてつま先だけが付いている状態だ。
痛い…痛い。涙が出るくらい痛い。
でも、まだ頑張れるはず。まだ大丈夫。
まだ…私は出来るはずだ。
「ねぇ、気分はどう?」
「……。」
私はプイッと横を向いた。
「生意気ね。アイザック様、この子にはザイン公爵が来る前に死んで貰いましょう。」
「殺すのは駄目だ。彼女の意識が無くなればザインは来なくなる。」
「面倒ね。確かに囮だから仕方ないけど目障りなのよ。」
私は痛みを堪えながら口を開いた。
「あなたは、な、何がしたいの?」
私はフードの男を睨んだ。
「ザインは敵だ。みんな捕まった。邪魔、憎い、殺すしかない。」
「だめ!憎しみからは何も生まれないっ…」
「赤いザインは嫌いだ。青と反する力。いらない」
「よく考えて。皆の幸せを望むならそれは間違ってる。そんな感情で行動してはいけない……あっ!」
「何なのよ。自分の立場わかってる?」
更に縄を引かれた。もう足は床についていない。吊り下げられた状態だ。
「アイザック様少し口を聞けないようにしてあげて。」
「全くうるさい女だ。静かにしてろ。」
男が私に向かって手を振った。その手から攻撃魔法らしい青の光が放たれた。無理!当たる!
突然ピンと音がした。光が当たった箇所だけ赤く光った。
「跳ね返された?」
「守りだ。赤の魔法。 」
「ルーズローツのやつがこいつに守りの魔法をかけてるのね。アイザック様なら解けるでしょう?」
「大丈夫だ。破れる。」
氷のように冷たい青色の瞳がフードの隙間から光っていた。
青い色の風が私に向かってくる。
私のまわりで風が弾かれているみたいだ。
私の目の前にはどうも見えない壁がある。その風はその壁に弾かれていく。当たる度に赤く光る。私を守ってくれてるようだ。
『ルースだ…こんな時でもあなたは私を守ってくれるのね…ふふ、こんな状況で笑えないのに何だか嬉しい。』
私の前で何かがピシピシと音をたてはじめた。
そうか、ルースの赤の魔法とこの人の青の魔法は対だって言ってたわね。いずれ中和されてこの守りの魔法は消えるのね。
「何であんたなの。何でルーズローツはこんな子を大事にしてるの。私はヒロインなのに何で手に入れれないの。あんたなんていなくなればいい。そして私に見向きもしない、私を邪魔者扱いにするルーズローツももう要らない!死んでしまえばいいんだ。仕方ないからルーズローツも隣で一緒に殺してあげる。感謝してね。」
そんな…ヒロインだからって…おかしい。
しかしこんな状況でも何もスキルは発動しないのね。
普通危険な目に会えば覚醒!とかあるのに、私は何も出来ずぶら下がっているだけ。
何で私には何もないかな。
こんなときだけ残念に思う。
まあここはゲームでも小説の中ではない。
当然か。結局転生して私ができたことは夢みてただけ?現実をみないからこうなったのね。
何も出来なかった…。臆病で弱くて…それを言い訳にして前に進むことすら出来なかったのね。違う…できなかったんじゃない。やってないだけじゃないの。
まだ諦めちゃいけない。
ルースは来る。彼は私を助けに来てしまう。
私は生きていないといけない。
絶望を彼に味わせてはいけない。
彼を一人にしてはいけない。
まだだ。まだ頑張れる。
私は顔を上げた。
前世でもいろいろ修羅場くぐったわ。
こんなことじゃ死ねない。
こんな奴の思い通りになってたまるか!
「あら、頑張るわね。もう手首が痛いわよね。だって血がでてるじゃないの?折れてるし。ふふふっ睨んでも怖くないわよ。あんたには何にもないんだから。何もできないんだから。だってヒロインは私なんだからね。」
「ヒロイン…ヒロインって何?
あんたこそ何にもないじゃない。単にヒロインって言葉の上で胡座かいてんでしょ?何で物語にこだわるの?何で今の自分を見ないの?何でルースのせいにするの!あんた自身のせいでしょうが!人のせいにすんな!」
氷の魔族にも睨みをかける。
「あんたもあんたよ!ザインが憎い?はっ?仲間が捕まったんなら悪いことしようとしてたんでしょ!
憎いから恨んで殺してどうすんのよ!ザインを滅ぼしてもどうしようもないじゃない!
みんな生きてるんでしょう?やり直せるんじゃないの!あんたが勝手に行動してどうすんの!あなた1人の短絡的な行動がめちゃくちゃにするのよ。だったら一人でやりなさいよ。勝手に人の人生道連れにすんな。あなたが人の人生決めんな!!」
「うるさい!」
青い光が放たれる。
咄嗟に目を閉じるが赤の壁に跳ね返されて私には届かない。
「感情で行動しては行けないのよ。あなたが感情のまま行動したことで今、捕まってる仲間が無事なはずないでしょう。よく考えて!あなたの今回の行動で氷の魔族が危険だと思われてしまう。他の地に住んでいる人達も普通には暮らしていけなくなる。あなたは上に立つ人なんでしょう!なら民のことを1番に考えて!」
「うるさい、うるさい!うるさいんだお前も…」
お前も…って。あなたのそばにはちゃんと諭してくれる人がいたんだ。よかった。
今まで私を攻撃していた切り裂くように吹いていた風が更に強くなる。
「みんなと生きていくんでしょう!」
この人はただみんなで幸せに暮らしたかっただけなんだ。大好きな人がいるんだ。それを取り戻したかっただけなんだ。
「そうだ!みんなと生きていきたい。でもみんないない!
僕が弱いからみんないなくなるんだ!」
ミシミシと何かヒビがはいる音がする。そうかもう壁が保たないのね。まあ、私の人生そんなものか。
でも今度はちゃんと言いたいことは言えた。
しかし、一つだけ言えてない。
ルース…あなたには言えてない。
『ルース。最後にはあなたの顔を見て言いたかったな。』
パリン…ルースがかけてくれていた守りの魔法が割れた。
私の目の前には今まで見えなかった壁が一瞬全部赤く光り、ガラスが割れたように飛び散るのが見えた。そして細かな赤い光になって消えていった。綺麗だ。
ルース、ありがとうね。
「なんなのあんた。何お説教するのよ。」
「ふん!こちらとて20年子供にお説教してきたんだから慣れてるわよ!」
「は?20年?何?」
「私は正真正銘転生したわよ!確かにあなたみたいに夢をみてた。でもあなたとは違う。私はちゃんと気づいたのよ。この地で生きている。自分の足踏ん張って生きていくんだって!」
ルピアさんは大声で叫んだ。
「何よ!裏のくせに生意気すぎ!アイザック様、痛い目にあわしてやって!」
フードの下から氷の魔法使いの瞳が一段と青く光るのが見えた。
そして彼の手から青い光が放たれた。
「つっ…」
私の腕にあたる。
しかし私は逃げたくない。真っ直ぐに彼を見つめた。
しかし彼の目は先ほどに増して冷たく鋭い。
続けて光が飛んできた。
顔をすこし背けてよけると、頬をかすめて腕、肩に当たった。
生暖かく血が流れ出したのがわかる。
「あーっっ…」
痛い…痛い…どこもかしこも痛い。
「何でどいつもこいつも僕のやることに口だしする!うるさい。僕はゆっくり森でみんなと幸せに暮らしたい!それなのに…なのに!もう待たない。お前は煩い!」
「そうよ。アイザック様素敵よ。ほらそはやくこいつを殺して!はやく!」
「ちゃんて考えて。あなたにはちゃんと導いてくれる人がいたんでしょ?あなたには大好きな人がいるんでしょう?大丈夫。その人もあなたのこと大好きよ。だから私を殺してもいい。だけどもう一度考えて!みんなあなたの幸せを願っているのよ!」
幸せ…か。
なんかかっこいいこと言っちゃったわね。
ルース、私の幸せはあなたのところしかなかった。
せっかくこの世界で生きていけると思っていたんだけどね。無理そう。ごめんね。
なんか目の前がよく見えない…。
砂の嵐みたいに白黒の世界だ。
自分の息遣いだけが大きく聞こえる。
もう闇に意識が埋ていく。
周りは真っ暗。
青い光が徐々に明るさを増しているのがわかるくらいだ。
ああ、青の光、魔力が一点に集まっているのね。
もう私は駄目みたいね。
でも頑張ったわよ。褒めて。
ルース、聞いてないかもしれないけど…言わせてね。
これだけは言いたいの。
私が転生して生きていたこの世界にあなたがいてよかった。あなたが隣で笑ってくれてよかった。
明るさを増した青い光が一気に放たれた。
私に向かってくるのがわかった。
これが当たれば終わりなんだ。
もう避けるなんて気力ないわ。体力もない。
私は幸せだ。だってルースを好きになれたのだから。
最後は笑顔で言おう。
この世界で私が生きていたという証。
「ルーズローツ=ディ=サー=ザイン。私シャーロレット=ディ=サー=ヴィクセレーネはあなたを愛してます。あなたと共にある未来を…。ルース、大好きよルース。あなたがいてくれて幸せだった。あなたをずっと愛している。ありがとう。」
真っ暗だった私の世界が一面青い光に照らされた。
「……リ…」
ふふふ。何だかルースの声が聞こえてくるわ。
神様の最後のプレゼントかしら。
あなたにおすすめの小説
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~
四つ葉菫
恋愛
橘花蓮は、乙女ゲーム『煌めきのレイマリート学園物語』の悪役令嬢カレン・ドロノアに憑依してしまった。カレン・ドロノアは他のライバル令嬢を操って、ヒロインを貶める悪役中の悪役!
「婚約者のイリアスから殺されないように頑張ってるだけなのに、なんでみんな、次々と告白してくるのよ!?」
これはそんな頭を抱えるカレンの学園物語。
おまけに他のライバル令嬢から命を狙われる始末ときた。
ヒロインはどこいった!?
私、無事、学園を卒業できるの?!
恋愛と命の危険にハラハラドキドキするカレンをお楽しみください。
乙女ゲームの世界がもとなので、恋愛が軸になってます。ストーリー性より恋愛重視です! バトル一部あります。ついでに魔法も最後にちょっと出てきます。
裏の副題は「当て馬(♂)にも愛を!!」です。
2023年2月11日バレンタイン特別企画番外編アップしました。
2024年3月21日番外編アップしました。
***************
この小説はハーレム系です。
ゲームの世界に入り込んだように楽しく読んでもらえたら幸いです。
お好きな攻略対象者を見つけてください(^^)
*****************
魔法学園の悪役令嬢、破局の未来を知って推し変したら捨てた王子が溺愛に目覚めたようで!?
朱音ゆうひ@4月1日新刊発売!
恋愛
『完璧な王太子』アトレインの婚約者パメラは、自分が小説の悪役令嬢に転生していると気づく。
このままでは破滅まっしぐら。アトレインとは破局する。でも最推しは別にいる!
それは、悪役教授ネクロセフ。
顔が良くて、知性紳士で、献身的で愛情深い人物だ。
「アトレイン殿下とは円満に別れて、推し活して幸せになります!」
……のはずが。
「夢小説とは何だ?」
「殿下、私の夢小説を読まないでください!」
完璧を演じ続けてきた王太子×悪役を押し付けられた推し活令嬢。
破滅回避から始まる、魔法学園・溺愛・逆転ラブコメディ!
小説家になろうでも同時更新しています(https://ncode.syosetu.com/n5963lh/)。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。