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番外編 レイクルーゼの謝罪
今日は王宮で王太子殿下とレイクルーゼ様とルースの4人でお茶をしている。
なんだ?この顔ぶれは。
「ルースは結婚式はしないのか?」
「は?もう終わりましたが・・・。」
「呼ばれてないぞ。」
「呼んでいませんので大丈夫です。」
「ちょっと、ちょっと待て!」
私とレイクルーゼ様は目を合わせて笑った。
「レイチェ、知っていたんか。いやだな。教えてくれてもいいだろう。」
「すみません。シャーリーから身内だけでやりたいと言われていましたので。」
「シャーリーのウェディングドレス姿見たかったな。」
「綺麗でしたよ。」
「え!レイチェ見たの?」
「はい、式の前にお祝いを持って会いにいきました。」
「いつ??」
「先月末ですが?陛下と王妃様もご一緒でした。」
「はあ?私だけ除け者なのか!」
「どのみちレオン様は外交に一週間行っていたので無理でした。」
「ルース!わざわざその日を選んだんじゃないだろうな?」
「え~?どうかな?偶然じゃない?」
必然です……。
すみません。
そう、私たちは双方の家族のみで近くの教会で式を挙げた。
理由は・・・わかりきっていますよね。
ルースが
「シャーリーの可愛い姿を他の奴になんて見せられるか!」
と、叫んだためです。
はい、初めからみなさん分かっていました。
せっかくなのであの時のヴェールは使わせていただきました。
私よりルースの方が泣いていたような気がしました。
窓の外を見た。
さすが王宮の応接間だ。
窓からみえる景色も素晴らしい。
あのバラ園が遠くに見渡せる。
窓辺の近くの木に鳥がやってくる。
足元のムーがピクリと動いた。
私もその鳥をみて笑った。
「こんにちは。」
私は鳥に挨拶をして近くにあったお菓子を窓辺に添えた。
鳥はお菓子を突いて食べ始めた。
ムーが何故だかあきれた顔で見ていた。
「あら?ムーも欲しいの?」
そろそろ春がやってくる。
まだ一年、いやもう一年経ってしまったんだ。
本当にいろいろあった。
今の幸せがあるから充実した一年だった。
「殿下!」
ルキシス様が入ってきた。
「また仕事か??」
「すみませんがお願いします。」
「ああ、仕方ない。少し席を外すよ。」
「本当、忙しいですね。」
殿下はかなり嫌そうな顔をして出ていった。
パタリとドアが閉まったのを確認してレイクルーゼ様が話し始めた。
「シャーリー、ルーズローツ様。私はどうしてもあなた方に謝らなければいけないことがあるんです。」
殿下が出て行ってすぐにレイクルーゼ様が口を開いた。
謝られることなんてありましたでしょうか?
「私はあの子を知っていたんです。」
「あの子?」
ルースが少し顔を上に向けて腕を組んだ。
「ああ、あいつか」
「はい。」
ん?ルースは何かわかっているようだった。
「話をしていて気になることがあったからな。」
「彼女と私は中学時代からの同級生でした。
彼女とは中学から高校、大学と一緒でした。」
「あら?そうだったの?」
レイクルーゼ様は前世の話をし始めた。
私達はレイクルーゼ様の話を静かに聞いた。
※※※
「私、彼氏できたんだ!」
「よかったわね。」
高校1年の時に私は嬉しくて彼女にそう話した。
その1か月後私は彼と彼女が楽しそうに手を組んで歩いているのを見た。
「何で?」
って聞いたら彼は彼女が好きになったとだけ言った。
そのあと、高校2年の時も大学1年の時も同じことがあった。
そんなことばかりたわから私は彼女と距離を置こうとしたが彼女はいつもいつも私の周りにいた。
バイトも同じところを選びんだり、出かけていても偶然を装ってついてきたり・・。
かといえば陰で私の悪口を言っていたり、私に虐められているなんて言っていたらしい。
本当にもう嫌だと思った。
彼女には自分の事は何も言わなくなった。
ほぼ相槌を打つだけになっていった、
ある日お姉ちゃんが作ったゲームが発売された。
彼女もそのゲームにはまってしまい一生懸命にルーズローツルートを攻略しようとしていた。
でも全然入れない。まあ当然だ。
彼女だけではなくほとんどの人が無理だ。
今までのことがあったので私は思いっきりルーズローツルートに入ったことを自慢した。
最後に見えるルーズローツの笑顔をスマホの待ち受けにして彼女に見せびらかせた。
彼女は当然執着した。
課金もしていたらしい。ルーズローツルートに入ってもすぐに王太子ルートに戻されてしまうようだった。
私は勝ち誇った。
そんな時、彼女から思いもがけないことを聞いた。
中学の時に彼女が好きだった子が私を好きだったらしい。
まあ私はその男の子のことは何とも思っていなかった。友達止まりだった。
しかし告白したときに私が好きだと聞いた彼女は当然私に対して怒りが込み上げてきたらしい。
「あなたが悪いのよ。
私はあたなが大嫌い。」
そう言って彼女は話を続けた。
私が彼氏ができるとことごとく体当たりで略奪していたようだ。
しかし最後にはやはり私の方がよかったと言われるらしい。だから私への怒りは増していったようだ。
だから私に恨みを持っていた。
私に負けまいと執着したいたようだ。
もともとその男たちが悪いんじゃないの?
私は一番の被害者じゃない!
私何もしていないのに八つ当たりされたって感じ。
それがこの世界に来てまで現れていた。
二次元ではなくこの世界でルーズローツを攻略することが私への一番の仕返しだと思っていたんだ。
私がルーズローツエンドを自慢しなければこんなことにはならなかっただろう。
もともと彼女が1番初めに攻略してたのは義理の弟だ。
だから多分彼女は弟君が一推しだったんだろう
もし私へ執着がなければ・・私が自慢しなければ普通にゲームを楽しんでいたのではないかと思ってしまう。
この騒動の発端は私かもしれない。
※※※
「それは彼女次第だったと思います。」
さっきの鳥が私の足元のムーにちょっかいをかけていた。
ムーが爪をシャキーンと光らせていたから
やめさせるように抱き上げて膝に乗せた。
「ゲームではなくてきちんと生きていくべきだったんです。」
ルースが私の手を握って笑った。
「私も踏み外しそうになしましたからそんなこと言えませんね。」
ルースは頷く。
「誰のせいでもないんです。
自分が弱かっただけ。
私はたまたまその弱さを包んでくれる人に出会えた。そしてその人が差し出した手を掴めた。ただ、それだけだったんです。」
ルースが掴んでいた手を一層強く握った。
私も握り返した。
ルースが優しく笑う。
「さすが人生60年以上生きている人ね。
何か悟ってますわね。」
「何か私が凄いおばあちゃんみたいに言わないで下さい。レイクルーゼ様だってた40歳のオバサンなんですよ。」
私は拗ねた。
「16年しか生きていない僕とは次元が違うな。自分がすごく子供に思えるよ。しかし、レイクルーゼ嬢、僕の愛しい妻にひどいこと言わないでください!」
「あら、自分の奥さんを手の中に入れて他の人に見せたくないなんて幼稚な方に酷いなんて言われたくないわね。私は貴方より人生長いんだから。」
「あら、ルースを虐めないで下さいね。
お子ちゃまだから泣いてしまうかもしれないし、拗ねると機嫌とるのに大変な思いをするのは私なんですから。」
「はあ?シャーリーこそ僕を子供扱いして酷くないか?」
「「だってお子ちゃまでしょう?」」
ルースが拗ねた。
「ふふっ、おかしいわね。ほんと、おかしい。おかしすぎるわね。」
「レイクルーゼ様……」
バタンと扉が開いた。
「あー疲れた!」
「レオンハルト殿下、思ったより早かったですね。」
「!!って何してるんだ。」
王太子殿下はレイクルーゼ様が泣いているのを見て顔色を変えて駆け寄ってきた。
「何でレイチェが泣いているんだ?おい!ルース何をした!!」
「ふふふっ、レイクルーゼ様、愛されていますね。」
「なんだか・・悲しくて、でもうれしくて、楽しくて…わからないけど泣けてきたの。」
ハンカチを差し出しながら王太子殿下はルースをにらむ。
「僕は何も言ってないよ」
「ルーズローツ様は何もしてません。
レオン様、ありがとうございます。
大丈夫です。
ただ、一つ分かることがあります。
今私は幸せなんだということです。」
私はレイクルーゼ様と微笑みあった。
そしてルースを見た。
ルースも優しい笑顔を返してくれた。
「ルース、ありがとう。私も幸せよ。」
当然ルースのいつものセリフが続く。
「シャーリー、愛してる。」
なんだ?この顔ぶれは。
「ルースは結婚式はしないのか?」
「は?もう終わりましたが・・・。」
「呼ばれてないぞ。」
「呼んでいませんので大丈夫です。」
「ちょっと、ちょっと待て!」
私とレイクルーゼ様は目を合わせて笑った。
「レイチェ、知っていたんか。いやだな。教えてくれてもいいだろう。」
「すみません。シャーリーから身内だけでやりたいと言われていましたので。」
「シャーリーのウェディングドレス姿見たかったな。」
「綺麗でしたよ。」
「え!レイチェ見たの?」
「はい、式の前にお祝いを持って会いにいきました。」
「いつ??」
「先月末ですが?陛下と王妃様もご一緒でした。」
「はあ?私だけ除け者なのか!」
「どのみちレオン様は外交に一週間行っていたので無理でした。」
「ルース!わざわざその日を選んだんじゃないだろうな?」
「え~?どうかな?偶然じゃない?」
必然です……。
すみません。
そう、私たちは双方の家族のみで近くの教会で式を挙げた。
理由は・・・わかりきっていますよね。
ルースが
「シャーリーの可愛い姿を他の奴になんて見せられるか!」
と、叫んだためです。
はい、初めからみなさん分かっていました。
せっかくなのであの時のヴェールは使わせていただきました。
私よりルースの方が泣いていたような気がしました。
窓の外を見た。
さすが王宮の応接間だ。
窓からみえる景色も素晴らしい。
あのバラ園が遠くに見渡せる。
窓辺の近くの木に鳥がやってくる。
足元のムーがピクリと動いた。
私もその鳥をみて笑った。
「こんにちは。」
私は鳥に挨拶をして近くにあったお菓子を窓辺に添えた。
鳥はお菓子を突いて食べ始めた。
ムーが何故だかあきれた顔で見ていた。
「あら?ムーも欲しいの?」
そろそろ春がやってくる。
まだ一年、いやもう一年経ってしまったんだ。
本当にいろいろあった。
今の幸せがあるから充実した一年だった。
「殿下!」
ルキシス様が入ってきた。
「また仕事か??」
「すみませんがお願いします。」
「ああ、仕方ない。少し席を外すよ。」
「本当、忙しいですね。」
殿下はかなり嫌そうな顔をして出ていった。
パタリとドアが閉まったのを確認してレイクルーゼ様が話し始めた。
「シャーリー、ルーズローツ様。私はどうしてもあなた方に謝らなければいけないことがあるんです。」
殿下が出て行ってすぐにレイクルーゼ様が口を開いた。
謝られることなんてありましたでしょうか?
「私はあの子を知っていたんです。」
「あの子?」
ルースが少し顔を上に向けて腕を組んだ。
「ああ、あいつか」
「はい。」
ん?ルースは何かわかっているようだった。
「話をしていて気になることがあったからな。」
「彼女と私は中学時代からの同級生でした。
彼女とは中学から高校、大学と一緒でした。」
「あら?そうだったの?」
レイクルーゼ様は前世の話をし始めた。
私達はレイクルーゼ様の話を静かに聞いた。
※※※
「私、彼氏できたんだ!」
「よかったわね。」
高校1年の時に私は嬉しくて彼女にそう話した。
その1か月後私は彼と彼女が楽しそうに手を組んで歩いているのを見た。
「何で?」
って聞いたら彼は彼女が好きになったとだけ言った。
そのあと、高校2年の時も大学1年の時も同じことがあった。
そんなことばかりたわから私は彼女と距離を置こうとしたが彼女はいつもいつも私の周りにいた。
バイトも同じところを選びんだり、出かけていても偶然を装ってついてきたり・・。
かといえば陰で私の悪口を言っていたり、私に虐められているなんて言っていたらしい。
本当にもう嫌だと思った。
彼女には自分の事は何も言わなくなった。
ほぼ相槌を打つだけになっていった、
ある日お姉ちゃんが作ったゲームが発売された。
彼女もそのゲームにはまってしまい一生懸命にルーズローツルートを攻略しようとしていた。
でも全然入れない。まあ当然だ。
彼女だけではなくほとんどの人が無理だ。
今までのことがあったので私は思いっきりルーズローツルートに入ったことを自慢した。
最後に見えるルーズローツの笑顔をスマホの待ち受けにして彼女に見せびらかせた。
彼女は当然執着した。
課金もしていたらしい。ルーズローツルートに入ってもすぐに王太子ルートに戻されてしまうようだった。
私は勝ち誇った。
そんな時、彼女から思いもがけないことを聞いた。
中学の時に彼女が好きだった子が私を好きだったらしい。
まあ私はその男の子のことは何とも思っていなかった。友達止まりだった。
しかし告白したときに私が好きだと聞いた彼女は当然私に対して怒りが込み上げてきたらしい。
「あなたが悪いのよ。
私はあたなが大嫌い。」
そう言って彼女は話を続けた。
私が彼氏ができるとことごとく体当たりで略奪していたようだ。
しかし最後にはやはり私の方がよかったと言われるらしい。だから私への怒りは増していったようだ。
だから私に恨みを持っていた。
私に負けまいと執着したいたようだ。
もともとその男たちが悪いんじゃないの?
私は一番の被害者じゃない!
私何もしていないのに八つ当たりされたって感じ。
それがこの世界に来てまで現れていた。
二次元ではなくこの世界でルーズローツを攻略することが私への一番の仕返しだと思っていたんだ。
私がルーズローツエンドを自慢しなければこんなことにはならなかっただろう。
もともと彼女が1番初めに攻略してたのは義理の弟だ。
だから多分彼女は弟君が一推しだったんだろう
もし私へ執着がなければ・・私が自慢しなければ普通にゲームを楽しんでいたのではないかと思ってしまう。
この騒動の発端は私かもしれない。
※※※
「それは彼女次第だったと思います。」
さっきの鳥が私の足元のムーにちょっかいをかけていた。
ムーが爪をシャキーンと光らせていたから
やめさせるように抱き上げて膝に乗せた。
「ゲームではなくてきちんと生きていくべきだったんです。」
ルースが私の手を握って笑った。
「私も踏み外しそうになしましたからそんなこと言えませんね。」
ルースは頷く。
「誰のせいでもないんです。
自分が弱かっただけ。
私はたまたまその弱さを包んでくれる人に出会えた。そしてその人が差し出した手を掴めた。ただ、それだけだったんです。」
ルースが掴んでいた手を一層強く握った。
私も握り返した。
ルースが優しく笑う。
「さすが人生60年以上生きている人ね。
何か悟ってますわね。」
「何か私が凄いおばあちゃんみたいに言わないで下さい。レイクルーゼ様だってた40歳のオバサンなんですよ。」
私は拗ねた。
「16年しか生きていない僕とは次元が違うな。自分がすごく子供に思えるよ。しかし、レイクルーゼ嬢、僕の愛しい妻にひどいこと言わないでください!」
「あら、自分の奥さんを手の中に入れて他の人に見せたくないなんて幼稚な方に酷いなんて言われたくないわね。私は貴方より人生長いんだから。」
「あら、ルースを虐めないで下さいね。
お子ちゃまだから泣いてしまうかもしれないし、拗ねると機嫌とるのに大変な思いをするのは私なんですから。」
「はあ?シャーリーこそ僕を子供扱いして酷くないか?」
「「だってお子ちゃまでしょう?」」
ルースが拗ねた。
「ふふっ、おかしいわね。ほんと、おかしい。おかしすぎるわね。」
「レイクルーゼ様……」
バタンと扉が開いた。
「あー疲れた!」
「レオンハルト殿下、思ったより早かったですね。」
「!!って何してるんだ。」
王太子殿下はレイクルーゼ様が泣いているのを見て顔色を変えて駆け寄ってきた。
「何でレイチェが泣いているんだ?おい!ルース何をした!!」
「ふふふっ、レイクルーゼ様、愛されていますね。」
「なんだか・・悲しくて、でもうれしくて、楽しくて…わからないけど泣けてきたの。」
ハンカチを差し出しながら王太子殿下はルースをにらむ。
「僕は何も言ってないよ」
「ルーズローツ様は何もしてません。
レオン様、ありがとうございます。
大丈夫です。
ただ、一つ分かることがあります。
今私は幸せなんだということです。」
私はレイクルーゼ様と微笑みあった。
そしてルースを見た。
ルースも優しい笑顔を返してくれた。
「ルース、ありがとう。私も幸せよ。」
当然ルースのいつものセリフが続く。
「シャーリー、愛してる。」
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