4 / 20
第1部
4日目
しおりを挟む
「起きろたかし。出かける。」
コトミに起こされた。
「たかし、まずは、移動手段を見つける。自転車か…原付、車が使えるものがあるといいんだが。」
なるほど。それを探しに行くのね。
目覚めはいいほうなので、パッと起き上がって顔を叩く。よし、シャキッとした。
町の外を探索し始める。
ゾンビが怖いので、町の道端をひたすら回る。
ごみ漁りして食料を探しつつ、移動手段を探します。
「おーい、なんか見つけたか?」
耳元で銀杏くんの通信が聞こえる。
「うん。鍵はかかってるけど、車がある。セダンだね。」
「任せろ。今行く。」
しばらくして合流した銀杏くん。迷わず包丁で車の窓を破壊。
バリーン。飛び散る窓。
キーが無いな。
エンジンがつかなきゃどうしようもなかった。
「やっぱり自転車くらいで手を打つか。」
探す対象を自転車に切り替える。
その後、パンクをしているが、3台集めることができた。
「これで隣町まで行けるな。」
「隣町に何があるの?」
「たぶんだけど、君たちがいたように、実は誰かいるんじゃないかと思っている。私はこの町から出たことがないから。」
コトミはこの町で自給自足の生活がなんとか出来ていたので、町から出る必要がなかったことを教えてくれた。
「なんだか旅行気分で楽しくなってきたな。」
銀杏くんが笑っている。ゾンビを殺したあとにこの笑顔だ。
どういう神経してるんだろう。
「夢だし、ゲームっぽいし、こういうとき楽しまなくちゃじゃね?」
無理だ。怖いって。
「無理はするなよ、だいたい俺がなんとかしてやるからさ。」
ありがとう。いや、そういわれると、僕も何かしなきゃいけないなって思うよ。
待って、これ、銀杏くん、死亡フラグじゃね?
今のうちに訂正しといたほうがよくない?
「おk。なら、テキトーにやるよ。」
「さあ、行こう。暗くなる前に着かないと危険よ」
3人はパンクした自転車できこきこと道を進む。
歩くよりは早いが、そこかしこゴミが落ちている道は走りづらかった。
日が落ちるころには隣町についた。
が、町というより、要塞であった。
高さ10mはあろうかという壁で囲われている。
「人がいそうだぜ?」
「知らなかった。こんなところにこんな建物があるなんて…」
「コンクリがキレイだし、最近できたんじゃねえか?」
入口がないか探すと、すぐに大きな門までたどり着いた。
「貴様ら、何者だ!」
大きな門の下にいる警備員と思わしき男に銃を向けられた。
「うはー、人生初の銃口だぜ。」
手を挙げる三人。まさか2日連続でホールドアップする羽目になるとは思わなかった。
パアン!
雷鳴のような音とともに隣の銀杏くんがドサリと倒れた。
あまりに急だったので、何が起こってるかわかってない。
「これ以上近づくようなら、残り二人も撃つぞ!」
ようやく銀杏くんが撃たれたことに気づく。
よくも銀杏くんをと詰め寄ろうとする僕をコトミが止める。
ようやく思いとどまった僕らは、退くことを決める。
銀杏くん…まさかもう死亡フラグ回収するなんて。。。
僕が落ち着いていられるのには理由があった。
まず、死体がない。ドサリと落ちた瞬間、消えた。
それから、
「うわ、あんにゃろー!いきなり撃ちやがった!ありえねえ!」
銀杏くんの通信が生き返ったことを証明していたからだった。
「ぜったい武器手に入れたら、やり返してやる!」
ゾンビより人のほうが怖いね。
たかしとコトミの二人はなんとかその場をあとにした。
まさかこんなゾンビだらけの世界で、人間を撃つヤツがいるなんて。
銀杏 100/100 →5㎞
飛ばされた銀杏は夜遅くには戻ってこれた。
いろいろ持っていたはずの荷物はすべて無くなっていた。
どうやら飛ばされるのは本人だけらしい。
大事なものはあまり持ち歩けないなと笑っていた。
「まだ人間がいることはわかった。だけど、味方とは限らない。」
「私も驚いている。同じ人間なら、協力すればいいだろうに。」
ますますこの夢は危険な世界だ。
もっと慎重に行動しなくては。
そう話し合って、寝所に入る。
明日からどうすべきか、考えがまとまらずなかなか寝付けなかった。
コトミに起こされた。
「たかし、まずは、移動手段を見つける。自転車か…原付、車が使えるものがあるといいんだが。」
なるほど。それを探しに行くのね。
目覚めはいいほうなので、パッと起き上がって顔を叩く。よし、シャキッとした。
町の外を探索し始める。
ゾンビが怖いので、町の道端をひたすら回る。
ごみ漁りして食料を探しつつ、移動手段を探します。
「おーい、なんか見つけたか?」
耳元で銀杏くんの通信が聞こえる。
「うん。鍵はかかってるけど、車がある。セダンだね。」
「任せろ。今行く。」
しばらくして合流した銀杏くん。迷わず包丁で車の窓を破壊。
バリーン。飛び散る窓。
キーが無いな。
エンジンがつかなきゃどうしようもなかった。
「やっぱり自転車くらいで手を打つか。」
探す対象を自転車に切り替える。
その後、パンクをしているが、3台集めることができた。
「これで隣町まで行けるな。」
「隣町に何があるの?」
「たぶんだけど、君たちがいたように、実は誰かいるんじゃないかと思っている。私はこの町から出たことがないから。」
コトミはこの町で自給自足の生活がなんとか出来ていたので、町から出る必要がなかったことを教えてくれた。
「なんだか旅行気分で楽しくなってきたな。」
銀杏くんが笑っている。ゾンビを殺したあとにこの笑顔だ。
どういう神経してるんだろう。
「夢だし、ゲームっぽいし、こういうとき楽しまなくちゃじゃね?」
無理だ。怖いって。
「無理はするなよ、だいたい俺がなんとかしてやるからさ。」
ありがとう。いや、そういわれると、僕も何かしなきゃいけないなって思うよ。
待って、これ、銀杏くん、死亡フラグじゃね?
今のうちに訂正しといたほうがよくない?
「おk。なら、テキトーにやるよ。」
「さあ、行こう。暗くなる前に着かないと危険よ」
3人はパンクした自転車できこきこと道を進む。
歩くよりは早いが、そこかしこゴミが落ちている道は走りづらかった。
日が落ちるころには隣町についた。
が、町というより、要塞であった。
高さ10mはあろうかという壁で囲われている。
「人がいそうだぜ?」
「知らなかった。こんなところにこんな建物があるなんて…」
「コンクリがキレイだし、最近できたんじゃねえか?」
入口がないか探すと、すぐに大きな門までたどり着いた。
「貴様ら、何者だ!」
大きな門の下にいる警備員と思わしき男に銃を向けられた。
「うはー、人生初の銃口だぜ。」
手を挙げる三人。まさか2日連続でホールドアップする羽目になるとは思わなかった。
パアン!
雷鳴のような音とともに隣の銀杏くんがドサリと倒れた。
あまりに急だったので、何が起こってるかわかってない。
「これ以上近づくようなら、残り二人も撃つぞ!」
ようやく銀杏くんが撃たれたことに気づく。
よくも銀杏くんをと詰め寄ろうとする僕をコトミが止める。
ようやく思いとどまった僕らは、退くことを決める。
銀杏くん…まさかもう死亡フラグ回収するなんて。。。
僕が落ち着いていられるのには理由があった。
まず、死体がない。ドサリと落ちた瞬間、消えた。
それから、
「うわ、あんにゃろー!いきなり撃ちやがった!ありえねえ!」
銀杏くんの通信が生き返ったことを証明していたからだった。
「ぜったい武器手に入れたら、やり返してやる!」
ゾンビより人のほうが怖いね。
たかしとコトミの二人はなんとかその場をあとにした。
まさかこんなゾンビだらけの世界で、人間を撃つヤツがいるなんて。
銀杏 100/100 →5㎞
飛ばされた銀杏は夜遅くには戻ってこれた。
いろいろ持っていたはずの荷物はすべて無くなっていた。
どうやら飛ばされるのは本人だけらしい。
大事なものはあまり持ち歩けないなと笑っていた。
「まだ人間がいることはわかった。だけど、味方とは限らない。」
「私も驚いている。同じ人間なら、協力すればいいだろうに。」
ますますこの夢は危険な世界だ。
もっと慎重に行動しなくては。
そう話し合って、寝所に入る。
明日からどうすべきか、考えがまとまらずなかなか寝付けなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる