3 / 20
第1部
3日目
しおりを挟む
朝起きたら知らない天井でしたね。知らないし、めっちゃぼろい。
使い古されたコトバだけど、実際に遭遇するとつらい。
夢の中で寝て起きたよ。夢は見なかったなあ。不思議な感覚だ。
「さて、これからどうする?」
銀杏くんはもう目が覚めていたようだ。
どうするも何も…考えてなかったなぁ。
「とりあえず仲間を探そうぜ。もしかしたら俺たち以外にもゾンビじゃないヤツがいるかもしれん。」
「あと、武器防具欲しいね。ゾンビに襲われっぱなしはいやだよ。」
二人は台所から数本の包丁を見つけていた。
「とりあえずコイツでグサッといこう。」
「うわぁ、グロそう。」
実際遭遇しても、うまく刺せるか不安でしかない。
~~~~昼過ぎ~~~~
彼らは家の近くに大きな町があることに気づき、警戒しながら向かった。
「遠くから見るより大きな町だな。ゾンビに気を付けながら探検しよう!」
さっそく一匹のゾンビ?が近寄ってきた。スーツを着ているので、元はきっとサラリーマンだったんだろうな・・・
「ふんッ」
グサッ!!!
間髪入れず銀杏くんが包丁を胸に差し込む。飛び散る血。
いやああああ、コレ、コメディラノベ目指してるのに、ダメだよ血はああああ。
えぐい!ゲームと違って血しぶきやばい!ちょ、手にくっついたんですけど!
ばっちい!この倒し方やばい!
「倒さないと殺されてまたどっかに飛ばされるぞ。頑張ってくれ。」
「うう…」
ふんっと僕も一振りする。
手に肉が刺さる感触がする。
早く目が覚めないかな。。。
ヒュッと目の前を何かが通過した。
なんだろうと目で追う。
矢じりだった。
「ここで何をしている!」
声がするほうに向きなおる。
すでに銀杏くんが手を挙げて話しかけようとしていた。
「すまないが迷子なんだ。助けてほしい。」
「どこから来た。」
革のフードにバンダナで口元を隠している。
声色からは女の人?かと思われる。
銀杏くんに倣って手を挙げる。
「ここより東の方から来たんだ。何も持ってない。食料と水が欲しい。なんとかならないか。」
コトバは通じてるみたいだ。
「いいだろう、ついてこい」
案外話は早くついた。
どこへ連れていかれるんだろう。
「(逃げられる準備はしておけよ。)」
「(おk。わかったよ)」
「何もしないよ。どうせ誰もいないしね。」
少し声に優しさが帯びた気がした。
「銀杏だ。よろしく頼むぜ。」
「たかしです。よろしくです。」
「コトミだ。呼び捨てでいい。私しか生きてるやつはいないと思っていた。」
フードをっとるとばさりと明るい茶髪が風になびいた。
「ほかの人はもういないのか?」
「いなくはないのかもしれない。でもここ10年近くは一人でいるね。」
うは~、そんな長い間一人でいたら気が狂いそうだ。
「ついたぞ。」
教会っぽい造りの二階に案内された。
「神父はいないのか?」
「シンプ?なんだそれは?」
ペットボトルに入った水と缶詰を分けてもらう。
飲みながら銀杏くんが続けて質問した。
「この世界はどうしてゾンビがいるんだ。いつからこうなった?」
「ゾンビ?あの死体のことか?人間は死ぬとああなる。詳しいことは知らない。」
コトミを注視する。頭の上に【コトミ】と書いてある。
どうやらパーティ申請はできないようだった。
「このあとどうする?人間を見たのは久しぶりだ。それに知らないことも知ってるようだ。今日はここに泊まっていかないか?」
ありがたい申し出だったので、3人で夜を明かすことにした。
コトミと銀杏は夜遅くまで何か話しているようだったが、僕は疲れてすぐに眠りに入ってしまっていた。
続く。
使い古されたコトバだけど、実際に遭遇するとつらい。
夢の中で寝て起きたよ。夢は見なかったなあ。不思議な感覚だ。
「さて、これからどうする?」
銀杏くんはもう目が覚めていたようだ。
どうするも何も…考えてなかったなぁ。
「とりあえず仲間を探そうぜ。もしかしたら俺たち以外にもゾンビじゃないヤツがいるかもしれん。」
「あと、武器防具欲しいね。ゾンビに襲われっぱなしはいやだよ。」
二人は台所から数本の包丁を見つけていた。
「とりあえずコイツでグサッといこう。」
「うわぁ、グロそう。」
実際遭遇しても、うまく刺せるか不安でしかない。
~~~~昼過ぎ~~~~
彼らは家の近くに大きな町があることに気づき、警戒しながら向かった。
「遠くから見るより大きな町だな。ゾンビに気を付けながら探検しよう!」
さっそく一匹のゾンビ?が近寄ってきた。スーツを着ているので、元はきっとサラリーマンだったんだろうな・・・
「ふんッ」
グサッ!!!
間髪入れず銀杏くんが包丁を胸に差し込む。飛び散る血。
いやああああ、コレ、コメディラノベ目指してるのに、ダメだよ血はああああ。
えぐい!ゲームと違って血しぶきやばい!ちょ、手にくっついたんですけど!
ばっちい!この倒し方やばい!
「倒さないと殺されてまたどっかに飛ばされるぞ。頑張ってくれ。」
「うう…」
ふんっと僕も一振りする。
手に肉が刺さる感触がする。
早く目が覚めないかな。。。
ヒュッと目の前を何かが通過した。
なんだろうと目で追う。
矢じりだった。
「ここで何をしている!」
声がするほうに向きなおる。
すでに銀杏くんが手を挙げて話しかけようとしていた。
「すまないが迷子なんだ。助けてほしい。」
「どこから来た。」
革のフードにバンダナで口元を隠している。
声色からは女の人?かと思われる。
銀杏くんに倣って手を挙げる。
「ここより東の方から来たんだ。何も持ってない。食料と水が欲しい。なんとかならないか。」
コトバは通じてるみたいだ。
「いいだろう、ついてこい」
案外話は早くついた。
どこへ連れていかれるんだろう。
「(逃げられる準備はしておけよ。)」
「(おk。わかったよ)」
「何もしないよ。どうせ誰もいないしね。」
少し声に優しさが帯びた気がした。
「銀杏だ。よろしく頼むぜ。」
「たかしです。よろしくです。」
「コトミだ。呼び捨てでいい。私しか生きてるやつはいないと思っていた。」
フードをっとるとばさりと明るい茶髪が風になびいた。
「ほかの人はもういないのか?」
「いなくはないのかもしれない。でもここ10年近くは一人でいるね。」
うは~、そんな長い間一人でいたら気が狂いそうだ。
「ついたぞ。」
教会っぽい造りの二階に案内された。
「神父はいないのか?」
「シンプ?なんだそれは?」
ペットボトルに入った水と缶詰を分けてもらう。
飲みながら銀杏くんが続けて質問した。
「この世界はどうしてゾンビがいるんだ。いつからこうなった?」
「ゾンビ?あの死体のことか?人間は死ぬとああなる。詳しいことは知らない。」
コトミを注視する。頭の上に【コトミ】と書いてある。
どうやらパーティ申請はできないようだった。
「このあとどうする?人間を見たのは久しぶりだ。それに知らないことも知ってるようだ。今日はここに泊まっていかないか?」
ありがたい申し出だったので、3人で夜を明かすことにした。
コトミと銀杏は夜遅くまで何か話しているようだったが、僕は疲れてすぐに眠りに入ってしまっていた。
続く。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる