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1章
俺の背後に立つな1
グリーンの家から戻ったあと、胸の奥がざわついて落ち着かない。じっとしていると余計なことばかり考えてしまいそうで、とにかく体を動かしたい気分だった。
ふと明日の予定を思い返す。バーのバイトは夜からで、昼間はぽっかり空いている。
……ディヴァイアン絡みの仕事は、さすがに論外だ。
「単発で、他になんかねぇかな……」
スマホで軽く求人を流し見していると、“急募”の文字が目に飛び込んできた。アイドル握手会の警備スタッフ。屋内で、時給も悪くない。
「……これでいいか」
そう呟いて、そのまま応募ボタンをタップした。
今日は早めに寝て、明日は働こう。余計なことを考えるのは、いったんやめだ。そう決めて、本を片手にベッドへと転がり込んだ。
*
――そして翌日。
動いていたい気分だったとはいえ、早くも応募したことを少し後悔していた。
どんな人気アイドルなのか名前すら知らないが、会場はすでに人でぎゅうぎゅうだ。ざっと見渡しても、行列の終点がどこにあるのかまるでわからない。
(これ……全員握手するの大変だな)
とはいえ、それは俺の仕事じゃない。俺がやるのは、人の流れをうまくさばいて、危なそうなやつがいないか目を光らせておくだけだ。
……の、はずだった。
行列がゆっくり進むのを眺めながら、女性客が多いんだな…なんて他人事みたいに思っていた、そのときだ。
警備員同士は一定間隔で立っていて、背後には誰もいないはず。なのに、ふいに背中へ“ひやり”とした気配が落ちた。
嫌悪感はない。むしろ……静かすぎて、空気が止まったみたいな感覚。
(……なんだ?)
ゆっくりと振り返る。
そこには、ディヴァイアン幹部・レヴィが、いつもの無表情のまま立っていた。
パーカーのフードを深くかぶり、帽子まで目元に落とした完全な一般客スタイル――のはずなのに、存在感だけはどうあっても隠しきれていない。
……いや、なにしてんだ、お前。
無表情のまま、俺の背後にぴたりと張りつくように立っている。距離感が完全に“警護対象の後ろにつくプロ”で、1ミリたりとも動かない。
「……なんでここに?」
小声で問いかけてみるが――当然のように無反応。
レヴィは瞬きひとつせず、ただ静かに、俺の真後ろで気配だけ放ちながら立ち尽くしている。
「………………」
圧がすげぇ。
喋らないのは知ってるけど、この沈黙は逆に気まずさを増幅させる。しかも距離がゼロに近い。とはいえ俺は今バイト中。レヴィに気を取られて客から目を離すわけにはいかない。
……まぁ、危害加えるタイプじゃねぇし。放っとくか。
自分にそう言い聞かせ、なんとか意識を前方へ引き戻す。背中にレヴィの気配を感じながら、なんとか仕事に集中しようとしていたそのとき。
「すみませーん、列こっちで合ってますか?」
若い女性客が声をかけてきた。
「あ、はい。このまままっすぐ進んで――」
説明している最中だというのに、俺の背後の“無言の黒い影”がスッと動いた。
レヴィだ。
女性客が俺のほうに一歩近づいた瞬間、レヴィが反射的に距離を詰めて俺と客のあいだに“ほぼ見えない壁”のように割り込んだ。
無表情のまま、まるで《これ以上近づくな》と言わんばかりの存在圧。
「えっ……な、なに……!?」
女性客が思わず声を震わせた。その怯えた表情を見て、これはさすがにまずいと慌てて制止に入る。
「ちょ、レヴィ、下がれ」
そっと肩に手を置いて合図すると、レヴィはビクッと小さく肩を震わせ、そのまましゅん……とした様子でゆっくり後ろへ下がった。
怒ったとか威圧とか、そういうのじゃない。ほんの一瞬、捨てられた子犬みたいな影が落ちたのを見てしまって、逆に俺がいたたまれない。
「失礼しました。列はこのまままっすぐ進んでいくと、最後尾の札を持ったスタッフがいますので」
指さして説明しているのに、女性客の意識は完全に俺ではなく、背後に立つレヴィへと向けられていた。
視線が吸い寄せられて戻ってこない。
「け……警備員の、その……警備員さん……?」
警備員の、何?
混乱しすぎて語彙が溶けてる。そのタイミングで、俺の服の裾が ぎゅっ と引かれた。
……おい、なんだよ。
振り返らなくてもわかる。レヴィが、また無表情のまま、子どもみたいに俺の服を掴んでいる。女性客はそれを見た瞬間、胸元を押さえながら震えた声を漏らした。
「か、かわ……っ……!!」
もう悲鳴一歩手前だった。
「すみません!大丈夫です!応援してます!!」
……え?
女性客は意味不明な激励を残して、勢いよく早足で去っていった。なんなんだ一体。女性は立ち去ったが、なんだか列に並んでいた人からの視線が痛い気がするのは気のせいだろうか。
「え、なに、イケメンがイケメン守ってる……?」
「アイドル並みのイケメン警備員をさらに警備してるイケメンいるんだけど……」
「行列しんどいと思ってたけど……これはご褒美……」
周囲が妙にざわついている気がするが、ここはアイドルの握手会だ。多少騒がしくても当然だろう、と深く考えるのをやめる。
俺はレヴィへ向き直り、軽くコツンと頭を叩いた。
「おい。いてもいいが、大人しくしてろよ」
レヴィがこくりと小さく頷く。それだけのことなのに、周囲のざわめきがさらに膨れ上がった気がしたが……まぁ、気のせいだろう。
背後にレヴィという完全な部外者を抱えたままだが、怒られたら……まあ、そのとき考えればいい。
そう心の中でひとつ息をつき、俺はまた警備の仕事へと戻っていった。
ふと明日の予定を思い返す。バーのバイトは夜からで、昼間はぽっかり空いている。
……ディヴァイアン絡みの仕事は、さすがに論外だ。
「単発で、他になんかねぇかな……」
スマホで軽く求人を流し見していると、“急募”の文字が目に飛び込んできた。アイドル握手会の警備スタッフ。屋内で、時給も悪くない。
「……これでいいか」
そう呟いて、そのまま応募ボタンをタップした。
今日は早めに寝て、明日は働こう。余計なことを考えるのは、いったんやめだ。そう決めて、本を片手にベッドへと転がり込んだ。
*
――そして翌日。
動いていたい気分だったとはいえ、早くも応募したことを少し後悔していた。
どんな人気アイドルなのか名前すら知らないが、会場はすでに人でぎゅうぎゅうだ。ざっと見渡しても、行列の終点がどこにあるのかまるでわからない。
(これ……全員握手するの大変だな)
とはいえ、それは俺の仕事じゃない。俺がやるのは、人の流れをうまくさばいて、危なそうなやつがいないか目を光らせておくだけだ。
……の、はずだった。
行列がゆっくり進むのを眺めながら、女性客が多いんだな…なんて他人事みたいに思っていた、そのときだ。
警備員同士は一定間隔で立っていて、背後には誰もいないはず。なのに、ふいに背中へ“ひやり”とした気配が落ちた。
嫌悪感はない。むしろ……静かすぎて、空気が止まったみたいな感覚。
(……なんだ?)
ゆっくりと振り返る。
そこには、ディヴァイアン幹部・レヴィが、いつもの無表情のまま立っていた。
パーカーのフードを深くかぶり、帽子まで目元に落とした完全な一般客スタイル――のはずなのに、存在感だけはどうあっても隠しきれていない。
……いや、なにしてんだ、お前。
無表情のまま、俺の背後にぴたりと張りつくように立っている。距離感が完全に“警護対象の後ろにつくプロ”で、1ミリたりとも動かない。
「……なんでここに?」
小声で問いかけてみるが――当然のように無反応。
レヴィは瞬きひとつせず、ただ静かに、俺の真後ろで気配だけ放ちながら立ち尽くしている。
「………………」
圧がすげぇ。
喋らないのは知ってるけど、この沈黙は逆に気まずさを増幅させる。しかも距離がゼロに近い。とはいえ俺は今バイト中。レヴィに気を取られて客から目を離すわけにはいかない。
……まぁ、危害加えるタイプじゃねぇし。放っとくか。
自分にそう言い聞かせ、なんとか意識を前方へ引き戻す。背中にレヴィの気配を感じながら、なんとか仕事に集中しようとしていたそのとき。
「すみませーん、列こっちで合ってますか?」
若い女性客が声をかけてきた。
「あ、はい。このまままっすぐ進んで――」
説明している最中だというのに、俺の背後の“無言の黒い影”がスッと動いた。
レヴィだ。
女性客が俺のほうに一歩近づいた瞬間、レヴィが反射的に距離を詰めて俺と客のあいだに“ほぼ見えない壁”のように割り込んだ。
無表情のまま、まるで《これ以上近づくな》と言わんばかりの存在圧。
「えっ……な、なに……!?」
女性客が思わず声を震わせた。その怯えた表情を見て、これはさすがにまずいと慌てて制止に入る。
「ちょ、レヴィ、下がれ」
そっと肩に手を置いて合図すると、レヴィはビクッと小さく肩を震わせ、そのまましゅん……とした様子でゆっくり後ろへ下がった。
怒ったとか威圧とか、そういうのじゃない。ほんの一瞬、捨てられた子犬みたいな影が落ちたのを見てしまって、逆に俺がいたたまれない。
「失礼しました。列はこのまままっすぐ進んでいくと、最後尾の札を持ったスタッフがいますので」
指さして説明しているのに、女性客の意識は完全に俺ではなく、背後に立つレヴィへと向けられていた。
視線が吸い寄せられて戻ってこない。
「け……警備員の、その……警備員さん……?」
警備員の、何?
混乱しすぎて語彙が溶けてる。そのタイミングで、俺の服の裾が ぎゅっ と引かれた。
……おい、なんだよ。
振り返らなくてもわかる。レヴィが、また無表情のまま、子どもみたいに俺の服を掴んでいる。女性客はそれを見た瞬間、胸元を押さえながら震えた声を漏らした。
「か、かわ……っ……!!」
もう悲鳴一歩手前だった。
「すみません!大丈夫です!応援してます!!」
……え?
女性客は意味不明な激励を残して、勢いよく早足で去っていった。なんなんだ一体。女性は立ち去ったが、なんだか列に並んでいた人からの視線が痛い気がするのは気のせいだろうか。
「え、なに、イケメンがイケメン守ってる……?」
「アイドル並みのイケメン警備員をさらに警備してるイケメンいるんだけど……」
「行列しんどいと思ってたけど……これはご褒美……」
周囲が妙にざわついている気がするが、ここはアイドルの握手会だ。多少騒がしくても当然だろう、と深く考えるのをやめる。
俺はレヴィへ向き直り、軽くコツンと頭を叩いた。
「おい。いてもいいが、大人しくしてろよ」
レヴィがこくりと小さく頷く。それだけのことなのに、周囲のざわめきがさらに膨れ上がった気がしたが……まぁ、気のせいだろう。
背後にレヴィという完全な部外者を抱えたままだが、怒られたら……まあ、そのとき考えればいい。
そう心の中でひとつ息をつき、俺はまた警備の仕事へと戻っていった。
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