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第25話
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唾液を流し込まれながら、口腔の粘膜を舐め回されているうちに、自然な流れで鷹津と舌先を触れ合わせ、次の瞬間には性急に搦め取られる。差し出した舌同士を大胆に絡め合っていた。
いやらしい口づけに、欲望を煽られる。和彦は息を喘がせ、喉の奥から声を洩らす。唇を触れ合わせたまま、鷹津がニッと笑った。
「気持ちいいか? 久しぶりの、俺とのキスは」
「……自惚れてるな。そういうことを聞くなんて」
「今にもイきそうな声を出してたぜ、お前」
カッとした和彦は体を離そうとしたが、その前に鷹津に、パンツの上から尻の肉を掴まれた。再び唇を塞がれ、舌を絡め合いながら、鷹津に尻を揉まれる。和彦は咄嗟に、鷹津の右腕を押さえていた。医者としては、縫合処置をしたばかりの傷が、無茶な行動で開くのではないかと気が気でないのだ。おかげで、もう鷹津から体を離すことができない。
「あっ」
さんざん尻を揉んだ鷹津の手が今度は前に這わされ、両足の間をまさぐり始める。言葉はなくても、この男の求めはわかっていた。
ジーンズの上から、鷹津の欲望の形に触れる。興奮を物語るようにすでに硬く大きくなり、苦しそうだ。唇を離した鷹津に頭を引き寄せられて、耳元で囁かれる。
「――今日は、舐められるだろ」
屈辱でも羞恥でもなく、和彦を襲ったのは甘い眩暈だった。和彦の機嫌を取るように鷹津が唇を啄ばんできて、それに応じる。互いの舌と唇を吸い合ってから、和彦はその場にぎこちなく両膝をついた。
鷹津のジーンズの前を寛げ、高ぶった欲望を外に引き出す。短く息を吐き出してから顔を寄せると、初めて鷹津の欲望に唇で触れた。
慰撫するように先端に柔らかく舌を這わせ、唇を押し当てる。括れを舌先でくすぐり、もう一度先端に唇を押し当てて、そっと吸い上げる。ゆっくりと口腔に含むと、鷹津の下腹部が緊張した。
鷹津の欲望を握り、根元から扱き上げながら、舌を添えて喉につくほど深くまで呑み込む。濡れた粘膜でしっとりと包み込み、唇で締め付けると、鷹津が歓喜しているのが伝わってくる。口腔で、ドクッ、ドクッと脈打ち、逞しさを増していくのだ。
大きく深く息を吐き出した鷹津が、和彦の頭を撫で、髪を梳いてくる。それだけで、ゾクゾクするような疼きが背筋を駆け抜けていき、微かに肩を揺らす。すると、頬を撫でた鷹津の手があごにかかり、わずかに顔を上げさせられた。
嫌な笑みを浮かべているかと思った鷹津は、予想に反して真剣な顔をして、食い入るように和彦を見下ろしていた。欲望を含んだ顔を見られたくなくて、和彦はなんとか顔を伏せようとするが、鷹津は許してくれない。口腔での愛撫だけではなく、和彦の浮かべる表情にも愉悦を覚えているのだ。
「……初めて見た、お前の顔だ。そうやって、男のものをしゃぶるんだな。そりゃあ、どの男も骨抜きになるはずだ」
一瞬、鷹津の目に激情が走ったように見えたが、確かめようがなかった。
髪を掴まれ、促されるまま鷹津の欲望を口腔から出し入れする。ときおり、反り返った欲望を舐め上げ、先端から滲み出る透明なしずくを吸い取ると、また口腔深くまで呑み込む。
そして、鷹津の欲望が爆ぜる。
迸った精はすべて舌で受け止め、再び鷹津に顔を上げさせられて、身を焼かれそうな眼差しに晒されながら喉に流し込んだ。
肩を上下させて荒い呼吸を繰り返す鷹津だが、欲望は萎えていなかった。和彦は舌を這わせ、唇を押し当てながら、鷹津のものを優しく愛撫する。さほど時間をかけることなく、鷹津のものは逞しさを取り戻した。
いきなり腕を掴まれて強引に引き立たされると、ベッドまで連れて行かれる。
まるで主のように振る舞う鷹津に言われるまま服を脱がせる。しかし、鷹津の傲岸さはこんなものでは済まなかった。ベッドに仰向けで横になり、和彦にこう言ったのだ。
「片腕が使えなくて不便だ。今夜は、お前が上になれ。俺のものは使えるんだから、不満はないだろ?」
何様だと、さすがに鷹津を怒鳴りつけた和彦だが、このまま放って帰ることはできない。鷹津を睨みつけながら脱いだジャケットを、腹立ち紛れに投げつける。
身につけていたものをすべて脱ぐと、猫を呼ぶように鷹津に手招きされ、逞しい腰の上に跨る。ここまでの行動はまるで作業のように無造作だったが、さすがに鷹津と目が合うと、和彦は激しくうろたえ、羞恥する。そんな和彦の様子に、鷹津は欲情を刺激されたようだった。
右腕はベッドに投げ出したものの、左腕を伸ばし、和彦の体に触れてくる。
腿から腰にかけて撫で回され、這い上がったてのひらに胸元をまさぐられる。胸の突起を指先でくすぐられ、反射的に体が動く。すると一気に手が下り、身を起こしている和彦の欲望を握り締めてきた。
いやらしい口づけに、欲望を煽られる。和彦は息を喘がせ、喉の奥から声を洩らす。唇を触れ合わせたまま、鷹津がニッと笑った。
「気持ちいいか? 久しぶりの、俺とのキスは」
「……自惚れてるな。そういうことを聞くなんて」
「今にもイきそうな声を出してたぜ、お前」
カッとした和彦は体を離そうとしたが、その前に鷹津に、パンツの上から尻の肉を掴まれた。再び唇を塞がれ、舌を絡め合いながら、鷹津に尻を揉まれる。和彦は咄嗟に、鷹津の右腕を押さえていた。医者としては、縫合処置をしたばかりの傷が、無茶な行動で開くのではないかと気が気でないのだ。おかげで、もう鷹津から体を離すことができない。
「あっ」
さんざん尻を揉んだ鷹津の手が今度は前に這わされ、両足の間をまさぐり始める。言葉はなくても、この男の求めはわかっていた。
ジーンズの上から、鷹津の欲望の形に触れる。興奮を物語るようにすでに硬く大きくなり、苦しそうだ。唇を離した鷹津に頭を引き寄せられて、耳元で囁かれる。
「――今日は、舐められるだろ」
屈辱でも羞恥でもなく、和彦を襲ったのは甘い眩暈だった。和彦の機嫌を取るように鷹津が唇を啄ばんできて、それに応じる。互いの舌と唇を吸い合ってから、和彦はその場にぎこちなく両膝をついた。
鷹津のジーンズの前を寛げ、高ぶった欲望を外に引き出す。短く息を吐き出してから顔を寄せると、初めて鷹津の欲望に唇で触れた。
慰撫するように先端に柔らかく舌を這わせ、唇を押し当てる。括れを舌先でくすぐり、もう一度先端に唇を押し当てて、そっと吸い上げる。ゆっくりと口腔に含むと、鷹津の下腹部が緊張した。
鷹津の欲望を握り、根元から扱き上げながら、舌を添えて喉につくほど深くまで呑み込む。濡れた粘膜でしっとりと包み込み、唇で締め付けると、鷹津が歓喜しているのが伝わってくる。口腔で、ドクッ、ドクッと脈打ち、逞しさを増していくのだ。
大きく深く息を吐き出した鷹津が、和彦の頭を撫で、髪を梳いてくる。それだけで、ゾクゾクするような疼きが背筋を駆け抜けていき、微かに肩を揺らす。すると、頬を撫でた鷹津の手があごにかかり、わずかに顔を上げさせられた。
嫌な笑みを浮かべているかと思った鷹津は、予想に反して真剣な顔をして、食い入るように和彦を見下ろしていた。欲望を含んだ顔を見られたくなくて、和彦はなんとか顔を伏せようとするが、鷹津は許してくれない。口腔での愛撫だけではなく、和彦の浮かべる表情にも愉悦を覚えているのだ。
「……初めて見た、お前の顔だ。そうやって、男のものをしゃぶるんだな。そりゃあ、どの男も骨抜きになるはずだ」
一瞬、鷹津の目に激情が走ったように見えたが、確かめようがなかった。
髪を掴まれ、促されるまま鷹津の欲望を口腔から出し入れする。ときおり、反り返った欲望を舐め上げ、先端から滲み出る透明なしずくを吸い取ると、また口腔深くまで呑み込む。
そして、鷹津の欲望が爆ぜる。
迸った精はすべて舌で受け止め、再び鷹津に顔を上げさせられて、身を焼かれそうな眼差しに晒されながら喉に流し込んだ。
肩を上下させて荒い呼吸を繰り返す鷹津だが、欲望は萎えていなかった。和彦は舌を這わせ、唇を押し当てながら、鷹津のものを優しく愛撫する。さほど時間をかけることなく、鷹津のものは逞しさを取り戻した。
いきなり腕を掴まれて強引に引き立たされると、ベッドまで連れて行かれる。
まるで主のように振る舞う鷹津に言われるまま服を脱がせる。しかし、鷹津の傲岸さはこんなものでは済まなかった。ベッドに仰向けで横になり、和彦にこう言ったのだ。
「片腕が使えなくて不便だ。今夜は、お前が上になれ。俺のものは使えるんだから、不満はないだろ?」
何様だと、さすがに鷹津を怒鳴りつけた和彦だが、このまま放って帰ることはできない。鷹津を睨みつけながら脱いだジャケットを、腹立ち紛れに投げつける。
身につけていたものをすべて脱ぐと、猫を呼ぶように鷹津に手招きされ、逞しい腰の上に跨る。ここまでの行動はまるで作業のように無造作だったが、さすがに鷹津と目が合うと、和彦は激しくうろたえ、羞恥する。そんな和彦の様子に、鷹津は欲情を刺激されたようだった。
右腕はベッドに投げ出したものの、左腕を伸ばし、和彦の体に触れてくる。
腿から腰にかけて撫で回され、這い上がったてのひらに胸元をまさぐられる。胸の突起を指先でくすぐられ、反射的に体が動く。すると一気に手が下り、身を起こしている和彦の欲望を握り締めてきた。
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