家族連れ、犯された父親 第三巻 「激情の男たち」〜中年男の性と磋硪〜

くまみ

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序章 学舎

ほろ苦い枕営業 ①

 和也は誠ニの研究室入った。

 研究室は意外と狭くて、パソコンが置いてある書斎デスクが部屋の奥、窓側にありドアを見渡せるように設置してある。

 部屋の中央に生徒が4人座れる簡素なテーブルと椅子が4脚、壁には書籍棚があり難しそうな専門書がびっしりと並べられていた。

 シングル冷蔵庫があり、その上にはポットが置いてあった。

 「まぁ和也、そこに座れ、今コーヒー入れるから・・・」誠ニはテーブルの椅子を引いて和也に勧めた。

 「あ、誠ニさん、すみません・・・あの・・・こちらがご注文いただきました商品です」和也は誠ニから注文された品物を手提げ袋から出してテーブルの上に置いた。

 「サーモモニターは発注してますので、届きましたら納品させていただきます」

 「おぉ、そうだった・・・別に和也はわざわざ遠路はるばる俺に会いたくて来たとか、俺と昼下がりのお茶をしたくて来た訳じゃぁなかったよな?」誠ニは冗談めかしく笑う。

 「誠ニさんの、こう言うちょっとわざとらしく、どこか人を小馬鹿にでもしたような言い回しがなぁ・・・やっぱり誠ニさんなんだよな・・・」和也は思った。

 「え、あ、品物の納品と・・・あとは長らくすみませんでした・・・先日の宴会の費用をお支払いに来ました・・・アルバさんに電話したら誠ニさんが立て替えて払ってくれたと伺ったので・・・」

 「あ~、あれね、俺が払ったっけかな?俺も酔っ払っていたからな・・・」

 「和也は相変わらずエロかったなぁ、それに准一も良かったぞ、息子に犯されていい顔をしていた!」

 「誠ニさん・・・あなたって人は・・・あんなシュチュエーションを組んで・・・どこまで人を小馬鹿にすれば気が済むんですか!」和也はムキになった。

 「あれ?和也・・・怒ってるの?ごめんごめん、ちょっと悪ふざけが過ぎたかな・・・」

 「誠ニさん・・・『ちょっと』悪ふざけじゃなくて、『かなり』の悪ふざけです!」

 「和也、本当ごめんなさい・・・和也も准一も超可愛いし、それに2人とも既婚者だから俺も嫉妬しっとしちゃったんだよ・・・」

 「ただ、あれは成り行きだぞ?本当に悪気はなかったんだよ・・・でも性欲と言うか支配欲と言うか、何だ・・・生物学的に人間の欲求には逆らえない訳であって・・・とにかくすまん・・・」

 誠ニは珍しくしどろもどろで頭を下げてくる。

 「やっぱり誠ニさんだ・・・コメントが難しい・・・でも今回は珍しく本当に反省しているようだ・・・」和也は思った。

 「でも和也、逢いに来てくれて嬉しいぞ!全く連絡よこさないからもう会えないかと思っていたよ・・・」

 「俺はいつだって和也が来てくれるならウェルカムだぞっ!」誠ニは笑う。

 「だから誠ニさん、納品に伺ったんです・・・あとお金を支払いに・・・」

 「まあそう言うなよ、和也、わざわざ来てくれてありがとうな」

 「そりゃ誠ニさん・・・俺は営業マンですから!あと3か月もお支払いしなくてこちらこそすみません・・・」

 「そうだよな・・・3か月も経ってしまった・・・」和也は思う・・・

 「准一から、もう誠ニさんには会うなと言われていたから連絡するの躊躇ちゅうちょしていいて・・・3か月も経ってしまった・・・」和也は心の中で考えた。

 「いいって、和也、保健師の先生が保健室の体温計を非接触型に買い換えたいって言うからさ・・・たまたま俺は総務課に野暮用で行った時にその話を聞いてね・・・」

 「稟議も通って総務課では電気屋で買うつもりでいたけど、確か和也の会社が医療機器やってたと思ってな・・・ちょっとで娑婆ってお前に連絡したわけさ・・・」

 「丁度、再会する口実にもなるしな・・・」誠ニはつぶやいた。

 「いえ、誠ニさんありがとうございます!1台7,800円の非接触型体温計を10台とサーモモニター12万8,000円を1台購入して頂いて、こちらも助かります!」

 「和也、そうか?そりゃ良かった、でも総務課も市価より安いって喜んでいたぞっ!」

 「誠ニさんだから、ちょっと頑張らせていただきました!」

 「そうかそうか、お互いウィンウィンだなぁ・・・さあ、和也、コーヒー入ったぞ、クリームと砂糖か?」

 「あ、誠ニさん、クリームだけください・・・」

 「そうか、甘いのは飲まないんだなぁ、和也は・・・俺は砂糖もミルクもたっぷりじゃないとコーヒー駄目なんだ・・・」

 「へぇ~意外です!誠ニさんはてっきりブラック派かと思っていました・・・」

 「そうか?和也・・・何で俺のコーヒーの好みはブラックだと思ったの?」

 「誠ニさん、発言は苦味が効いているので、きっとコーヒーも苦いのが好きなんじゃないかって思って・・・あくまでもイメージですけ・・・」

 「なるほど・・・和也、それは面白い見立てだ・・・お前才能あるかもっ!」

 「えぇっ!誠ニさん、何の才能ですか?」

 「和也、人の特徴や性格などを見る才能だ・・・」

 「えぇ?そんなのないです・・・誠ニさん、からかわないでください・・・」

 「和也、才能とは一つの些細な好奇心から始まるんだぞ、いつだってどんな時だって、いくつになったって開花する可能性があるんだ!」

 「瞬間的なひらめきや直感は大事にした方がいいっ!」

 「俺のコーヒーの好みに着目して、俺の性格的傾向を分析するなんて・・・いい視点だ、凄いぞっ!和也・・・」

 「そ、そ、そうですか?誠ニさん、よく分からないですけど・・・」

 「しまった・・・また誠ニさんのよく分からない世界観になってしまった・・・墓穴を掘ったかな・・・」和也は思った。

 「じゃあ、まず和也のコーヒーの嗜好で和也の性格を分析をしてみよう!」

 「えっ!誠ニさん、心理分析でコーヒー分析ってものが世の中に存在するんですか?」

 「さぁ?今思いついたよ・・・和也・・・でも熟練した心理家は、どんなものからだって分析できる・・・俺は天才だからなぁ!」誠ニは大きく笑った。

 「やっぱり誠ニさんだ・・・誠ニさんはすげぇカッコいいし、見た目フレンドリーで優しそうだけど・・・本当に発想や発言が自由過ぎる・・・」

 「この人に彼氏が出来ない理由がわかる気がする・・・」和也は思った。

 「じゃあまず、和也はコーヒーは好きなの?砂糖を入れないけど、コーヒーミルクを入れるのはなぜ?」

 誠ニは和也の本心などお構いなく、火がついたように目を輝かせて和也に質問した。

 「ええ、コーヒーは好きですよ・・・よくコーヒー飲みます・・・甘いのは嫌いだけど、苦すぎるのも嫌で、コーヒーミルクを入れるとまろやかになるから・・・」

 「なるほど、苦すぎるのが嫌なんだね・・・コーヒーミルクじゃなくて牛乳だったらどちらがお好み?」

 「そうですね・・・コーヒーミルクの方です・・・」

 「それはどうして、牛乳じゃなくてコーヒーミルクを好むの?」

 「牛乳だとまろやか過ぎて、コーヒーの味が変わってしまうので・・・」

 「なるほど、適度なまろやかさと、基本はコーヒーの苦味は変えたくはないんだね・・・」

 「あぁ確かにそうですね・・・苦味は変えたくないのかもしれませんね・・・」

 「よし、和也、だいたいわかったぞ!」

 「えぇっ?誠ニさん、何がわかったのですか?」

 「和也は、コーヒーを苦いと考えている・・・でもコーヒーは好き・・・」

 「人に寄ってはコーヒーについては香ばしいとか、風味が良いとか言う人もいる中で、和也はコーヒーは苦いと感じるけど好きな飲み物なんだよなぁ・・・」

 「言われてみると、確かに『苦いと感じている』割には『好きな飲みもの』だった・・・」

 「普通、苦いと感じたらマイナスなイメージだ・・・」和也は思った。

 「和也、お前は苦い体験をするのが好きなんだよ!」

 「えぇ~?!誠ニさん、俺は苦い体験は好きじゃないです!!」

 「いやいや、和也・・・お前は苦い体験は好きなはずだっ!この前のインド料理屋での事だって・・・こうして俺に逢いに来るのだって・・・」

 「きっと何かを、苦い中でもクリームのようなまろやかさ、そうだなぁ、言うなればほろ苦さに快感を期待しているからじゃないのか?」

 和也はハッとした・・・

 「確かに俺は体育会出身だし・・・苦い、苦しい道のりが好きかもしれない・・・」

 「でも適度が好きだ・・・やっぱりほろ苦いくらいの・・・経験を俺は期待しているのか?」和也は考えてしまう。

 「和也、ついでに言うと、ミルクは植物性の癒し、自然に癒されたいと思っている・・・」

 「動物性の牛乳では強過ぎて、自分を変えられてしまうのが嫌なんだろう・・・」

 「砂糖は甘え、和也は甘えるのは苦手なんだろうな・・・」

 「誠ニさん・・・何だかよく分からないけど、俺は確かに甘えるの苦手なんです・・・」

 「和也は意外と芯はしっかりしてるから本当は揺るがないはずなのに・・・」

 「他人を優先させてしまうんだよな・・・もっと甘えても甘やかしてもいいのになぁ・・・」

 「甘えても甘やかしてもって俺がですか?誠ニさん・・・」

 「そうだよ、つまりは自分の心に素直になれってことだよ!ちゃんと自分を甘やかして、言いたいことややりたい事は、他人に遠慮せずにやれって事だよ!」

 「コーヒーから始まって凄い話になっちゃった・・・何となく当たっているかも・・・」和也は思った。

 「じゃあ今度は俺の番なぁ!俺はコーヒーはミルクも砂糖もたっぷり欲しいタイプだけど・・・さあ和也、どう思う?」

 「えぇっ!誠ニさん、そんなのわかるわけないじゃないですか!」

 「そうか・・・和也、じゃあコーヒーの話はここまでで・・・じゃあ・・・そろそろ本題に・・・」誠ニは和也の側に近づき和也の肩を揉んだ・・・

 「えっ?誠ニさん・・・な、何ですか?」

 「いいじゃないか・・・和也、折角来たんだから・・・枕営業してくれるんだろ・・・?」

 「えぇ~?!誠ニさん?!枕営業ですか?!」

 「和也はほろ苦い体験は好きなんだろう?」

 「ほろ苦い体験って・・・枕営業がですか?!」和也は動揺するのだった。

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