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後編 ヒールが使えない治癒士〜ついに魔力覚醒!?〜
第六十話 森のクエスト
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「えぇぇぇ......!お、おめでとう......」(まさかあのライオス君が本当に飛び級で卒業できるなんて信じられない......汗)さすがのタミルも、引きつった笑みを浮かべながら驚きを隠せない様子だった。
「タミルさんの!冒険者登録をしてください!!」ライオスは鼻息を荒くし、カウンター越しのタミルに威勢よく詰め寄った。
「わ、わかったわ......ライオス君、とにかくちょっと落ち着いてね......。この前やったばかりだけど、登録時にはレベルチェックが必要だからこの水晶の上に手を置いてみて!」
ライオスは水晶玉に手をかざすと、水晶玉は淡い光が溢れ出し、空中にホログラムのような画面が浮かび上がった。
< ステータス >
・名前:ライオス・アルト
・年齢:10歳
・レベル:15
・クラス:ビギナークラス
・職業:戦士(ソルジャー)(適性:高)
・筋力:A(優秀)
・反射:C(普通)
・耐久力:A(優秀)
・知力:E(極弱)→D(弱)
・魔力:D(弱)
・スキル:剣術(C)
・スキル:
「えぇぇぇ......!こ、こんな短期間で知力がEからDへ上がっているわ!これは奇跡よ!!」
「ふふふ......もう『脳筋』なんて呼ばせないぜ......」
タミルの驚愕をよそにライオスは不敵な笑みを浮かべる。
(いやいや、普通で「C」だからな。そこまで胸を張るなよ......汗)
ノエルは心の中でツッコミを入れていると、それとはお構いなしにマリーベルが掲示板から剥ぎ取った依頼書をタミルに差し出した。
「タミル。ビギナークラス初クエストはこれにするわ!」
「あら、最初から『ダブルクエスト』なんて欲張りさんね」
やる気満々のマリーベルに押し切られ、タミルは注意事項を伝えた。
「わかったわ。これが依頼書よ。でも森は精霊獣が平地に比べて強いから気を付けて。あと......『精霊獣フォレスト・ガーディアン』に遭遇しても絶対に戦っちゃ駄目よ!」
「わかっているわよ、タミル!......」
「あとこれを渡しておくわね!では気を付けていってらっしゃい!」
ギルドからの「森のクエスト開始記念」のプレゼントを受け取り、四人は街を後にした。
***
森へと続く道すがら、マリーベルはギルドからもらった袋の中身を皆に分けた。
中には竹製の水筒、緑色の液体の入った小瓶、木の実が入っていた。
「あら、ポーションも入っている!」マリーベルとサリーサは驚いた。
「ポーション?俺が入れば必要ないだろ?」ノエルは胸を張った。
「ノエル知らないの?ポーションって一個3,000エンタするのよ!」
「3,000円?この小瓶がか?そりゃ高い!」ノエルは驚愕する。
「ノエル、3,000エンじゃなくて3,000エンタよ!」サリーサはノエルの発言を訂正した。
「うわぁ、ノエルは馬鹿だな。エンタも知らねぇのかよ?」ライオスは目を細め、ニヤニヤと笑う。
(いちいちうるせぇなぁ)「……それで、今日のクエストは何なんだ?」ノエルはライオスの茶化しをスルーしつつ、マリーベルに尋ねた。
「サウスウッドの森で『マツール茸』一人二本採取することと......。それとね、今日はダブルクエストにしたの」マリーベルが誇らしげに胸を張る。
「ダブルクエストって、なんすか?」ノエルは首を傾げる。
「それはね......!」サリーサが話に割り込み、得意げに説明を始めるのだった。
「タミルさんの!冒険者登録をしてください!!」ライオスは鼻息を荒くし、カウンター越しのタミルに威勢よく詰め寄った。
「わ、わかったわ......ライオス君、とにかくちょっと落ち着いてね......。この前やったばかりだけど、登録時にはレベルチェックが必要だからこの水晶の上に手を置いてみて!」
ライオスは水晶玉に手をかざすと、水晶玉は淡い光が溢れ出し、空中にホログラムのような画面が浮かび上がった。
< ステータス >
・名前:ライオス・アルト
・年齢:10歳
・レベル:15
・クラス:ビギナークラス
・職業:戦士(ソルジャー)(適性:高)
・筋力:A(優秀)
・反射:C(普通)
・耐久力:A(優秀)
・知力:E(極弱)→D(弱)
・魔力:D(弱)
・スキル:剣術(C)
・スキル:
「えぇぇぇ......!こ、こんな短期間で知力がEからDへ上がっているわ!これは奇跡よ!!」
「ふふふ......もう『脳筋』なんて呼ばせないぜ......」
タミルの驚愕をよそにライオスは不敵な笑みを浮かべる。
(いやいや、普通で「C」だからな。そこまで胸を張るなよ......汗)
ノエルは心の中でツッコミを入れていると、それとはお構いなしにマリーベルが掲示板から剥ぎ取った依頼書をタミルに差し出した。
「タミル。ビギナークラス初クエストはこれにするわ!」
「あら、最初から『ダブルクエスト』なんて欲張りさんね」
やる気満々のマリーベルに押し切られ、タミルは注意事項を伝えた。
「わかったわ。これが依頼書よ。でも森は精霊獣が平地に比べて強いから気を付けて。あと......『精霊獣フォレスト・ガーディアン』に遭遇しても絶対に戦っちゃ駄目よ!」
「わかっているわよ、タミル!......」
「あとこれを渡しておくわね!では気を付けていってらっしゃい!」
ギルドからの「森のクエスト開始記念」のプレゼントを受け取り、四人は街を後にした。
***
森へと続く道すがら、マリーベルはギルドからもらった袋の中身を皆に分けた。
中には竹製の水筒、緑色の液体の入った小瓶、木の実が入っていた。
「あら、ポーションも入っている!」マリーベルとサリーサは驚いた。
「ポーション?俺が入れば必要ないだろ?」ノエルは胸を張った。
「ノエル知らないの?ポーションって一個3,000エンタするのよ!」
「3,000円?この小瓶がか?そりゃ高い!」ノエルは驚愕する。
「ノエル、3,000エンじゃなくて3,000エンタよ!」サリーサはノエルの発言を訂正した。
「うわぁ、ノエルは馬鹿だな。エンタも知らねぇのかよ?」ライオスは目を細め、ニヤニヤと笑う。
(いちいちうるせぇなぁ)「……それで、今日のクエストは何なんだ?」ノエルはライオスの茶化しをスルーしつつ、マリーベルに尋ねた。
「サウスウッドの森で『マツール茸』一人二本採取することと......。それとね、今日はダブルクエストにしたの」マリーベルが誇らしげに胸を張る。
「ダブルクエストって、なんすか?」ノエルは首を傾げる。
「それはね......!」サリーサが話に割り込み、得意げに説明を始めるのだった。
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60話くらいで完結するのですか!
ここまで読ませて頂いて、これからオスカーお父さん、セリアお母さんからの愛情豊かな修行編や少しお姉さん達、マリーベル、サリーサとの関係がどうなるのか楽しみにしていたのに、あと10話ですか。残念です。
Maki様
いつもご支援ありがとうございます。第二巻も書く予定でおります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
くまみ
いつになったら治癒士になるのですか?ただの格闘技馬鹿にしか見れませんよ。
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Maki様
初めまして、作者のくまみです。
熱のこもったご感想、そして鋭いご指摘をいただき本当にありがとうございます!
全く感想がつかない中で、いただいた感想なので、「ヤッタァ!」と、とても嬉しく思いました。
「いつになったら治癒士になるのか」という焦れったい思いをさせてしまい、申し訳ありません。
格闘技馬鹿なノエルが、そのベースを保ちつつ「規格外の治癒士」として覚醒する瞬間を模索しつつ、少しのんびりと進みすぎたかもしれません。
正直、ご指摘の通り、「格闘寄り」になっていたと、私自身もハッとした瞬間でした。
Maki様がいう通り、間もなく第50話。この巻に関してはおそらく60話程度で終わる予定なので、おっしゃる通り、そろそろ「規格外治癒士」を出さないとですね。
これからの展開で、Maki様の焦れったさを「待ってました!」という快感に変えられるよう執筆をしていこうと気づきました。
引き続き、ノエルの成長を見守っていただければ幸いです。
くまみさん
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