家族連れ、犯された父親 第一巻「交差する野郎たち」 〜家族持ち40代ガチムチお父さんが男たちに次々と犯されていく物語〜

くまみ

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第四章 高揚

家族 ③

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 和也は駅のロータリーに車を付けると、大柄の男性が立っていた。

 その男性は和也の車に歩み寄ってきた。

 和也は車を降りた。

 「准一・・・」

 「和也、久しぶりだな!」

 その大柄な男性は准一だった。

 「先生、ご無沙汰しております」茂は助手席から降りた。

 「おぉ何だ茂もいるのか・・・」准一は豪快に楽しげだ。

 茂は後部座席に移り、准一は和也の隣りに座った。

 「准一、いや槙田さん・・・茂君とはあの旅行の後から家族ぐるみの付き合いをしているんです」よそよそしく話す和也。

 「和也、茂は昔から勘が凄いいいんだ・・・だから色々と訳知りだ・・・俺とお前の関係も良く知っているから心配するな!」准一は和也に言った。

 「はい、先生、和也さん、大丈夫です・・・僕に気にせずイチャイチャしてください・・・」茂はニコッと微笑んだ。

 「茂君、イチャイチャって・・・」和也は苦笑いをした。

 しかしながら和也は茂の前で繕うのをやめ、素直に准一に聞いてみることにした。

 「准一、俺は本当は二人きりで会いたかったけど、准一はどうだったの?」

 「俺だって二人きりで会いたかったけど、せっかく和也が家に誘ってくれて、家族を紹介してくれるっていうからそれもいいかなと思っただけだけど」

 「そうだったんだ、良かった」

 「和也、明日帰る前に二人だけの時間を作ろう!」

 「本当?嬉しい准一!」和也は准一の手を握った。

 准一と和也は車中ではずっと手を握った。後部座席に茂が乗っていたのをお構いなしに。

 そのうちに車は和也の家に到着した。

 「へぇー東京でもこんなに静かな場所があるんだなぁ・・・立派な家じゃないか、凄いな和也!」准一は和也の家の外観を見て甲高く声を出した。

 和也は照れ臭く感じつつインターホンを押すと嫁が玄関を開けてくれた。

 「あらぁ、いらっしゃい、槙田さんご無沙汰しております。さぁ中にどうぞどうぞ、茂君も・・・」嫁は丁寧に槙田を中に招き入れた。

 「これ、つまらないものですが、召し上がってください・・・」准一は鞄から菓子折りを出して嫁に手渡した。

 「あら、槙田さん気を遣わせてすみません・・・さぁどうぞどうぞ・・・」嫁は准一を食卓に案内した。

 「凄いご馳走ですね~!」准一は食卓に並ぶ料理の数々を見て目を見張る。

 「いえいえまだ焼き物はこれからです、ここにあるのは前菜だけですの・・・」嫁は料理を褒められて上機嫌であった。

 「さぁ、座って座って、ビールお注ぎしますね」嫁が准一と茂にのグラスにビールを注いだ。

 「乾杯!」和也、准一、茂、嫁と娘たちはグラスを手に取った。

 「この唐揚げは最高に美味い!何だろう、今までにない、そうちょっと舌の上でピリッとしたものが微かに感じられる・・・うーん絶妙な・・・?」

 准一は嫁の作ったから揚げの細微まで味わい尽くしコメントしてきた。

 「あら、嫌だ・・・槙田(准一)さん、味がわかるのねっ・・・!そうなの我が家のから揚げは、ニンニクと生姜をかなり効かせて、隠し味にコチュジャンが少量入っているのよ、だからスタミナ満天なのっ!」

 嫁は楽しそうに解説をする。

 「うぅ?このポテトサラダも一味違う!そうポテトは大きめの触感を残したまま、舌触りはクリーミーなのに、やっぱりピリッと後味が微妙に残るこのツーンとした感じはなんだろう・・・?」

 准一は更にコメントをした。

 「それは私じゃなくて茂君が作ったのよ・・・どれどれ私も・・・ううう!美味しい!これはデパ地下で売っているのより美味しいわ、茂君!」 

 嫁が絶賛した。

 「じゃがいもは新じゃがだったので荒く剥きました・・・ちょっとぐらい皮が残っている方がじゃがいもの触感が引き立つので・・・」

 茂は淡々と説明を始めた。

 「やはり触感を楽しんでいただきたかったのでジャガイモは硬めに茹でて、マッシュも荒くしてあります・・・」

 「味付けですが、基本はマヨネーズ、ちょっと塩気を足すので岩塩のピンクソルトを一振りし・・・」

 「ちょっと辛みを加えると味が引き立つので、あらびき胡椒とテーブル胡椒をミックスして軽く振り、マスタードも粗びきマスタードと和辛子をミックスして使いました・・・」

 「クリーミーさを出すためにオリーブオイルを少々と、本当は生クリームがあると良いのですが、ない場合はコーヒーミルクでも代用ができますので本日はコーヒーミルクを用いました」

 「茂兄ちゃん凄ーい!茂兄ちゃんと結婚したら毎日美味しいものが食べられる!やっぱり私、茂兄ちゃんと付き合う!」

 皆が茂の淡々と話す料理解説に呆気にとられている空気の中、次女がその空気を割った。

 茂の料理解説はプロシェフかと思うくらいで、食卓の皆は感動をするのだった。

※槙田准一=先生

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