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第三章 影

ディナー

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 「ここでやるのか?」と和也は茂に言ったが既に和也のチ◯コもガチガチに勃起していた!

 「和也さん!もう体が反応していますよ!」と茂に言われて和也は腹をくくった!

 「そうだ、俺はチ◯コが大好きだ!茂ともやりたかった!」

 和也は風呂場の床に四つん這いになり、ケツを茂に突き出した!

 茂は和也のケツの穴をボディシャンプーを塗り込みヌルヌルにする!

 「あぁぁ!いぃぃ!き、気持ちいぃ!あぁ!」和也が四つん這いの姿で喘ぎ、頭を床につけ更にケツを高くする!

 「和也さん!そろそろ欲しいですか!」茂は和也のケツをいじりながら聞いた!

 「ほ、欲しい!早くはめてくれ!」和也は懇願した!

 その時だった、ガラッと浴室のすりガラスの引き戸が開いた!淳文だった!

 和也は咄嗟に四つん這いから胡座になったが、「あぁ見られてしまった!」と恥ずかしくて下を向いた。

 「あ、あの・・・お取り込み中すみません・・・今日は満室ですので、他のお客様も利用されます・・・続きはお部屋の方でお願いできますでしょうか・・・」と淳文はニヤニヤしながら、丁寧にお願いをしてくる。

 茂は「お見苦しいのところをお見せしてしまいまして、すみませんでした」「ですが、後ほど合流してください!」と淳文に伝えると、淳文は「喜んで!」と会釈をして行ってしまった。

 和也と茂はボディシャンプーの泡をシャワーで洗い流して、湯船に浸かった。

 茂から「見られちゃいましたね・・・」和也は「あぁ・・・あんな恥ずかしい姿・・・淳文さんに・・・あぁ・・・」と顔を手で覆って項垂れた・・・

 「大丈夫です!淳文さんはラッキーって思ったと思いますよ!タイプの和也さんのあんなエロい姿を見られて!」と茂はニヤニヤしながら言った。

 「本当、茂はいつからこんなに前向きになったのか・・・」と和也は思った。

 和也と茂は風呂から上がり、部屋に行く途中に次女にすれ違った。

 「お父さんたちまだ入ってたの!」と次女は驚いていた。時計を見ると、もうすぐ18時になる。1時間以上も風呂にいたのだった。

 「お父さん!夕食は18時30からなんだから遅れないでよ!」と次女に念を押された!

 「わかってるよ!サウナ入ってたら遅くなったんだ!」と和也は次女に言った。

 「そう言えば、サウナあったんですよね、入れば良かった・・・」とボソッとニヤニヤしながら和也に言った。

 部屋に戻ると風呂場での続きをするには時間もなく、用意してあった作務衣風の管内着を来た。ゆったり感が気持ちいい!

 和也は部屋に用意されていた冷水をコップに2杯用意して一つを茂に手渡した!

 水を一気に飲んだ!「美味い!喉が乾いていたんだなぁ!」と思った。

 和也はスマホを確認すると、智成と准一からLINEが来ていた。

 智成は「明日会えるっすね!楽しみ!❤️」
と書いてあった。

 茂に智成も来るの?と確認すると「良く知らないですけど、僕の所にもLINEで明日行くってきてます・・・って書いてありました」

 「そうか・・・智成も来るのか・・・ちょっと複雑になりそうだ・・・」と和也は思った・・・

 「准一、茂、智成と、どうするんだろう?4P」とややの不安と期待が入り混じった・・・

 准一からのLINEは「今夜、夕食後に顔出すから!」と書いてあった!

 「今夜は茂君と淳文さんと・・・どうしよう!」慌てて茂に事情を話した!

 茂は「成り行きに任せればいいんじゃないですか?」とサラッとしている。

 「和也さんは槙田先生を美化し過ぎですよ!槙田先生は和也さんと一緒でただのエロ中年ですからね!」

 「えぇ~!俺がエロ中年!」「准一も?」和也は驚いた!

 「何を今更!和也さんがエロくないなんて言わせません!それにもうすっかりとゲイとして出来上がったじゃないですか!」

 「それに槙田先生みたいに精力旺盛の人が遠距離恋愛だけで和也さんだけなんて、普通ありえませんから!」と茂はキッパリと答えた!

 「あ~あ~世界が回る~俺はいったい~あ~あ~」と和也はふわふわと部屋の中を歩いた!

 茂は和也の背中を叩いて「いい歳した中年のオッサンが、女子高生じゃあるまいし、恥じらいのある処女みたいにならないで!しっかりしてください!」

 「それに今時女子高生の方が和也さんよりマセてますよ!」とやはりキッパリと茂に言われた!
 
 和也は「ハッとした!」言われてみればその通りだ。この半年あまり、何人の男とやったのかと振り返った。「そりゃ准一だってそうだろう」和也は思った・・・

 「トントントントン!お父さんたち、夕食だよ!もう、いつも遅いんだから!」次女が呼びに来た!

 ダイニングには既に嫁も娘たちが着席して待っていた。今日は満室と聞いていただけあって、ダイニングは満卓で、あちらこちらから楽しそうな話し声が聞こえてくる。

 新しいだけではなく、あちらこちらには生花が飾りつけてあり、シャンデリアの薄明るいオレンジの光が落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 淳文がシェフのユニフォームを纏いテーブルに挨拶にきた。

 淳文は白いピシッとした白衣が良く似合う!元々かっこいいのだが更にかっこよく映った!

 淳文は、「改めまして、本日はお越しいただきありがとうございました」と静かな口調で話すと、次はメニューの説明をしてくれた。フレンチのコース料理だった。

 沢山のナイフとフォークが用意してあって、和也は戸惑った!

 嫁が「全くあなたったら、外側から順番に使っていけばいいのよ!食べる時音は立てないでね!」と最初に注意された。

 飲みものオーダーは和也はよくわからずビールを注文し、嫁はワインを1本注文し、茂と飲むことになった。娘たちはノンアルコールカクテルにした。

 前菜から始まり皿が空くと次々と運ばれてくる料理、どれも美味い!

 デザートとコーヒーが最後に来て楽しい夕食は終了した。

 食後1時間後に茂は嫁のマッサージをする約束になった。これから准一が来ると嫁に話すと、嫁は「あら、こんな素敵なペンションを紹介してくれて、しかもシーズンなのに格安にしてくれてお礼を言わないといけないわ!」と部屋に化粧をしに行った。

 「なんで、准一に会うのにこんな時間から化粧をするのか・・・女な気持ちはやっぱりわからんなぁ・・・」と和也は思った。

 准一がペンションに到着した!准一は長男の良一を連れてきていた。淳文が出迎えた。「おぉ淳文!ありがとうな!和也たちをもてなしてくれて!」淳文は嬉しそうに「いえいえ、兄さんこそ、お客様を紹介してくれてありがとうございます。さあどうぞ!良一君も!」

 「淳文おじさん、久しぶりっす!会いたかったっす」と良一は淳文に抱きついた!

 「こら良一!淳文に失礼だぞ!と准一は良一を宥める!

 「いいんですよ!良一君は私にとっても息子みたいなものですし!」と笑顔で淳文は答えた!

 准一と良一は閉店したダイニングに通されて、和也たちも呼ばれて、一同を介した。

 准一は「和也、奥さん、ご無沙汰しております、先日はありがとうございました!」と丁寧な挨拶をした!

 嫁は「いえいえ、桃も送っていただき、こんな素敵なペンションにまでご招待していただいて、なんとお礼を言ったら良いのか・・・」

 「礼には及びません、こちらこそ、まだオープンしたてのペンションでまだまだ軌道に乗っていない中来ていただいて、本当に感謝です!」と准一は礼をのべた。

 「これは長男の良一です!」と准一が紹介すると良一は「良一です!よろしくお願いします!」と元気良く挨拶をした!

 和也は良一を見てドキッとした!准一の若い頃に面影がそっくりだった!

 「茂兄ちゃん!久しぶりっす!」と良一は茂に抱きついた!「良一!久しぶりだなぁ!」と茂は良一の頭をなでる!

 和也は茂のお兄さんぽい一面を始めてみて、微笑ましく感じた!

 和也は良一に長女と次女を紹介した。良一は和也の長女とは1歳違いですぐに仲良くなった。

 良一は「淳文おじさん腹減った~!死にそう~!」と甘えた声を出した!

 「こら!良一!淳文おじさんはまだ仕事が終わってないんだぞ!わがまま言うな!」

 「いいんですよ!兄さん!良一君は育ち盛りだからいくらでも食べる時期なんて!」

 「よし良一君!賄いチャーハン作ってやる!」と言うと、長女が「いいなぁ良一君!」と言った!

 「そうですよね!育ち盛りの子たちにはフレンチじゃ物足りないですよね!よしみんなの分作りますね!茂君も食べるだろ!」

 「やった~!良一、長女、次女は万歳して喜んだ!

 「すみません、実はちょっとお腹空いていました!」と茂は頭を下げる。

 「すみません、うちの子たちの分まで・・・」と和也もお礼を言った。

 「いえいえ、一人分作るのも何人か分作るのも手間は変わらないので!」と淳文は笑顔で答えてくれた!

 准一は「和也!ちょっとコンビニまで付き合ってくれないか?」と和也を誘った!

 「はい!構いませんけど!」と嬉しい気持ちを隠して、素っ気なく答えた・・・

 
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