97 / 119
第三章 影
愚問 ①
しおりを挟む
茂は嫁のマッサージを既に終え、良一と一緒にダイニングで話をしていた。
和也がペンションに戻り、准一は顔を出さずに和也だけが良一を呼びにきた。
和也は平静を装っていたが、些細な表情から、茂は和也に何かがあったと感じた。
茂は和也に何があったのかと気になり、和也を良く見ると、短パン、腕や足などところどころがドロで汚れていた。
茂は和也を風呂に誘った。
和也は風呂に入る気分ではなかったが、茂から足や腕にドロがついていることを指摘され、仕方なく風呂に入ることにした。
大浴場は貸切状態だった。
茂から聞かれて、和也は隠せる心境でもなく一部始終を茂に話してしまった。
「そんなことをされたんですか!槙田先生酷過ぎる!」茂は一部始終を聞きみるみる顔が険しくなった。
和也は茂が怒るのを初めて見た。
「大丈夫だよ茂君、俺は男だからレイプって訳でもないだろうし・・・しかもあんな場所にノコノコと着いていった俺も悪いし・・・」
「いいや和也さんは悪くない!槙田先生を信頼してるから着いて行っただけです!悪いのは槙田先生!これは許せません!絶対に!」茂は怒りが収まらない。
和也は怒り興奮する茂を何とかなだめよとしたが無理だった。
「僕の大事な和也さんにこんな酷いことをして、許せる訳ないじゃないですか!」茂は涙ぐむ。
「ごめんごめん、そんなつもりじゃなかった、茂君、話すんじゃなかったね」
「何言ってるんですか!こんな大事なことを黙ってられたらそれこそ怒りますよ!」茂は和也を抱きしめた。
「茂君・・・」和也も茂を抱きしめ返してキスをした。
茂は和也のケツの穴に湯を流し込み何度も指を入れて綺麗に洗った。
何度も何度も洗った。
その茂の暖かさをしみじみ感じる和也だった。
和也と茂は湯に浸かりしばらく時間を過ごしたが茂は時計を見て話を切り出す。
「和也さんすみません・・・これから淳文さんがマッサージを受けに僕たちの部屋に来るんですけど・・・断りましょうか?」茂は和也に聞く。
「いやいや、淳文さんはこれだけもてなしてくれたのに断るなんてとんでもない、俺がロビーで時間を潰すから大丈夫!」茂に伝えた。
「いや、和也さんは部屋にいてください!」
「茂君、さすがにそれは悪いよ、それにちょっと一人でゆっくりしたいから・・・」和也は言った。
「じゃあ和也さんは僕のマッサージが終わった頃に呼びに行きますので」
茂のマッサージが終わるまで和也はロビーでゆっくりと過ごすことになった。
淳文が仕事の片付けを終えてやってきた。
淳文は緊張しているようだった。
「淳文さん、そんなに緊張しなくても大丈夫です、淳文さんには最高の癒しを提供したいと思っていますので」茂は淳文に優しく声掛けした。
「茂君、和也さんは?え?ロビーで待ってるのですか?そりゃ悪いですよ・・・」
「和也さんがそうしたいと言ったから大丈夫です、では早速ベッドに横になってください!」
「ちょっと待ってください、じゃあせめて和也さんに飲み物くらい用意させてください!」
淳文はキッチンに行きビールの大瓶とグラス、ミックスナッツを用意した。
「和也さんすみません気を遣わせてしまいまして、これ少しばかりの差し入れです」
和也は最初は遠慮したが、いただくことにした。
正直、和也はビールは嬉しかった。
少し公園での出来事を整理するのに、アルコールを和也自身も欲していたからだ。
和也がペンションに戻り、准一は顔を出さずに和也だけが良一を呼びにきた。
和也は平静を装っていたが、些細な表情から、茂は和也に何かがあったと感じた。
茂は和也に何があったのかと気になり、和也を良く見ると、短パン、腕や足などところどころがドロで汚れていた。
茂は和也を風呂に誘った。
和也は風呂に入る気分ではなかったが、茂から足や腕にドロがついていることを指摘され、仕方なく風呂に入ることにした。
大浴場は貸切状態だった。
茂から聞かれて、和也は隠せる心境でもなく一部始終を茂に話してしまった。
「そんなことをされたんですか!槙田先生酷過ぎる!」茂は一部始終を聞きみるみる顔が険しくなった。
和也は茂が怒るのを初めて見た。
「大丈夫だよ茂君、俺は男だからレイプって訳でもないだろうし・・・しかもあんな場所にノコノコと着いていった俺も悪いし・・・」
「いいや和也さんは悪くない!槙田先生を信頼してるから着いて行っただけです!悪いのは槙田先生!これは許せません!絶対に!」茂は怒りが収まらない。
和也は怒り興奮する茂を何とかなだめよとしたが無理だった。
「僕の大事な和也さんにこんな酷いことをして、許せる訳ないじゃないですか!」茂は涙ぐむ。
「ごめんごめん、そんなつもりじゃなかった、茂君、話すんじゃなかったね」
「何言ってるんですか!こんな大事なことを黙ってられたらそれこそ怒りますよ!」茂は和也を抱きしめた。
「茂君・・・」和也も茂を抱きしめ返してキスをした。
茂は和也のケツの穴に湯を流し込み何度も指を入れて綺麗に洗った。
何度も何度も洗った。
その茂の暖かさをしみじみ感じる和也だった。
和也と茂は湯に浸かりしばらく時間を過ごしたが茂は時計を見て話を切り出す。
「和也さんすみません・・・これから淳文さんがマッサージを受けに僕たちの部屋に来るんですけど・・・断りましょうか?」茂は和也に聞く。
「いやいや、淳文さんはこれだけもてなしてくれたのに断るなんてとんでもない、俺がロビーで時間を潰すから大丈夫!」茂に伝えた。
「いや、和也さんは部屋にいてください!」
「茂君、さすがにそれは悪いよ、それにちょっと一人でゆっくりしたいから・・・」和也は言った。
「じゃあ和也さんは僕のマッサージが終わった頃に呼びに行きますので」
茂のマッサージが終わるまで和也はロビーでゆっくりと過ごすことになった。
淳文が仕事の片付けを終えてやってきた。
淳文は緊張しているようだった。
「淳文さん、そんなに緊張しなくても大丈夫です、淳文さんには最高の癒しを提供したいと思っていますので」茂は淳文に優しく声掛けした。
「茂君、和也さんは?え?ロビーで待ってるのですか?そりゃ悪いですよ・・・」
「和也さんがそうしたいと言ったから大丈夫です、では早速ベッドに横になってください!」
「ちょっと待ってください、じゃあせめて和也さんに飲み物くらい用意させてください!」
淳文はキッチンに行きビールの大瓶とグラス、ミックスナッツを用意した。
「和也さんすみません気を遣わせてしまいまして、これ少しばかりの差し入れです」
和也は最初は遠慮したが、いただくことにした。
正直、和也はビールは嬉しかった。
少し公園での出来事を整理するのに、アルコールを和也自身も欲していたからだ。
4
あなたにおすすめの小説
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる