家族連れ、犯された父親 第一巻「交差する野郎たち」 〜家族持ち40代ガチムチお父さんが男たちに次々と犯されていく物語〜

くまみ

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第四章 悟り

自覚 ②

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 智成と茂のやり取りを見ながら、准一は淳文が作ってくれた弁当箱をクーラーボックスから取り出した。

 がっつり男子が喜びそうな、メニュー、デカイ握り飯が1人3個ずつと山盛りの唐揚げ、ソーセージ、卵焼きだった。

 「やべえ美味い!淳文さんの作った唐揚げは最高!それに淳文さんの体も美味そうだけど・・・」智成は顔がニヤけた。

 「智成は本当にスケベで品がないよな・・・」茂は呟いた。

 「淳文は今夜、合流する予定だぞ」准一が声を発した。

 「マジっすか!うわぁドキドキするっす!」智成は興奮するのだった。

  智成と淳文は何度か面識はあるが、体の関係はなかった。

 「あぁでも和也がいるし・・・俺の和也・・・」

 「俺の和也だ!お前のじゃない!」准一が笑いながら智成をさえぎった。

 智成の開けっぴろげさに笑いが起こる。

 4人は缶ビールを片手にくだらない話しは続く。

 准一と和也はすぐに腹一杯になったが、若い2人は淳文が作った弁当をガツガツと全て平げた。

 炎天下の中4人でビールを飲んでいたが、しばらくすると智成は茂に声を掛けて海に泳ぎに行った。

 「やっぱり若いなぁ、あの2人は」和也がボソっと呟く。

 「あぁ本当だ、若いよ俺と和也が出会った頃のようだな・・・」

 和也も准一も既にビールの酔いが回っていた。

 「俺と和也がテントの中で絡んでいる時に、智成と茂も絡んでいたな・・・」准一はおもむろに話し始めた。

 「智成は茂に好意があって、何度も茂とセックスしたがっていたんだけど、茂が拒んでいたんだよ」

 「茂は智成のことを嫌だと言う訳ではなさそうだったけど・・・茂は人との交わりが苦手で、昔からどこか近寄り難い雰囲気をかもし出していたんだ・・・」

 「それがここ最近は垢抜あかぬけたっていうかなんと言うか・・・」

 「和也・・・お前、茂とも関係あるんだろ?」准一は唐突に聞いてきた。

 「あ、いや、あの・・・その・・・」和也はもじもじしてしまう。

 「お前は相変わらず嘘がつけんやつだなぁ!」准一は大きく笑った。

 「俺と智成が関係あるのも和也は知ってるよな・・・淳文とも・・・」

 「まあね・・・」和也はさりげなく返答する。

 「凄く都合が良く聞こえるかも知れないけど、俺はこっちの世界(ゲイの社会)は心と体は別ものだと思っている・・・」

 「准一・・・」

 「和也はどうなんだ?どう思ってる?」准一は和也に問う。

 「どうって言われても・・・まあ・・・その・・・」和也は曖昧な返答しかできない。

 「和也が嫌ならキッパリとやめるぞ!お前だけにする!」准一は声を張り上げた。

 「准一・・・」和也は考える。

 「俺だって准一の事は言えない・・・たった半年で、何人の男とやったのだろか・・・きっとこれからだってやるんだろう・・・」

 和也は様々な人たちとの肉体関係を頭の中で巡らせた。

 「俺は大丈夫だよ、性欲は仕方ない・・・准一を信じてるから・・・」

 「そ、そうか!良かった!」准一は嬉しそうに笑みを浮かべた。

 その嬉しそうな准一の表情を見て和也は複雑な心境だったが、やはり准一の事を言えた義理じゃないと後ろめたい気持ちになった。

 「和也、お前は嫁と娘についてはどう思うんだ?」准一は唐突に聞いてきた。

 それは和也にとって一番聞いて欲しくない質問であった。

 「やっぱり裏切りなのかな・・・浮気?不倫?・・・でも浮気や不倫は普通は異性に対してだと思うし・・・」和也は曖昧な答えをする。

 「相変わらず優柔不断って言うか、中途半端って言うか・・・俺たちがやっているのは立派な浮気で不倫だからな!」

 「そうだよね・・・」和也は呟いた。

 「俺は思うんだ、覚悟を持って男との関係を楽しむんだと・・・」

 「覚悟を持って楽しむ?」和也はさっぱり准一の言っている意味がわからない。

 「そう俺は男が好きだ!とちゃんと自覚して、男との関係を楽しむと言うことだ!」

 「変な話になっちゃったなぁ、ちょっと酔っ払っているみたいだ・・・水浴びるか!」准一は立ち上がった。

 准一と和也は海に入り智成と茂と合流した。

 智成と茂は若者らしく無邪気にはしゃいでいた。

 4人にとって楽しいひと時となったのだった。
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