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第0章 本編開始前
第15話 逆転の兆し
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俺は物凄く焦っていた。
どういうことだ……? 何故ここにコイツがいるんだ? こんなことをゲームでも言っていなかったぞ。
俺は何とか冷静を装って聞く。
「どういうことだ? 何故お前がボスになっている」
シャラグナはケタケタ笑いながらなんてことない風に真実を教えてくれた。
「俺が元々ここのボスだったからだ。何十年か前に今お前が倒した奴と交代したんだよ」
「ダンジョンのボスは交代が可能なのか……? そんなこと一度も聞いたこと……」
「それはそうだろう。何故ならこのことを知っているのは魔族でもほんの一部だからな」
そんなバカな……こんなことをゲームでは一言も聞いたことないぞ……?
既に40回以上やっていた俺がこんな大事なことを忘れているわけない。
しかしこれで納得した。
「お前これからスタンピードを起こそうとしているな?」
俺が鋭い目で睨みながら言うと、図星だったのか少し驚いた顔をしていた。
「ほぅ……よく分かったな。流石に当てられるとは思わなかったぞ。しかしどうするのだ? お前では俺に勝てないぞ?」
そうなのだ。
今の俺では絶対に勝てない。
何故ならコイツとはレベルが10以上離れているし、コイツは考えて戦うからゲームの通りとはいかないと思うからだ。
しかし。
「そんなの戦うに決まっているだろう! お前のせいで俺は危うくゲームをぶっ壊してしまいそうになったんだからな!」
俺が前世でのイライラをぶつけていると、流石によく分からなかったのか首を傾げていた。
まぁこれで通じたら逆にびっくりしていたけど。
「ちょっと何を言っているのか分からなかったが、戦うことはわかった。結局人間は愚かな生き物だな……」
「そんなこと知るか。取り敢えずお前をぶっ倒してスタンピードを止める!」
「まぁ少し遊んでやろう。いつでもこい」
「なら行かせてもらおう!」
俺は【身体強化】と【魔闘気】を発動して、シャラグナの懐へと踏み込む。
「シッ!!」
俺は一気に加速して剣を振り下ろすが、あっさりと回避された。
しかしそれを予測していた俺は剣を軸にして蹴りを放つ。
今度は避けられはしなかったが、しっかりガードされた。
「おお、いい蹴りを放つじゃないか」
「敵にッ! 褒められてもッ! 嬉しくないねッ! オラッ!」
返答しながら横薙ぎを繰り出す。
「そんなものじゃ勝てないぞ。それにお前が背負っている2つの剣は使わないのか?」
「……」
一瞬で俺の後ろに移動され、パンチを放たれるが【第六感】で何とか避ける。
避けた瞬間に専用スキルを発動させた。
「【火竜の咆哮】ッッ!!」
「ほぅ……まぁまぁだな。ふんッ!!」
何とA級武器の専用スキルをただのパンチでかき消してしまった。
「なッ!? 何でもありだなッ!」
くそッ! アイツ一体レベルはどれくらいなんだ?
「【鑑定:5】」
俺はレジストされる覚悟で発動するが、何と鑑定できた。
アイツ絶対わざと見せたな……性格悪っ。
______________
シャラグナ・アビス
魔族(竜種)
level:192
______________
これはゲーム通りなのね。
おかしいなぁ……? ゲームよりも圧倒的に強いんですけど。
クソゲーが超クソゲーに進化したのかと思うほど実力差がある。
俺が苦い顔をしていたのに気づいたシャラグナは。
「はぁ……少しは楽しめるかと思ったが、所詮この程度か……もういい。取り敢えずこれは貰っておいて……。お前達、この人間を殺すのだ!」
気がつくと魔法鞄を取られていた。
更にシャラグナが言った瞬間に周りにレッサードラゴンが何体も召喚される。
ああくそッ。
コイツらもゲームと同じなのか……。
普通のレッサードラゴンのレベルは100前後とあまり高くない。
しかし召喚されたコイツらは、レベル160前後とものすごく強くなる。
それが今俺の目の前に20体居るんだが。
「やっぱりクソゲーだよな……。でも俺はサラを救いたいんだッ! こんな所で負けてられないんだよ!」
俺は【加速】を使って一気に2体を両断する。
《level UP》
そのままのスピードで1体の首を斬り、その体を足場にして、次のレッサードラゴンへと向かう。
「「「「ガァアアアアアア!!」」」」
「チッィ! 邪魔だ! 【火竜の咆哮】ッッ!!」
何体ものレッサードラゴンがブレスを吐いてきたが、専用スキルでまとめて消し炭にする。
《level UP》
チラッとシャラグナを見ると、何かを準備していた。
やばいな……もう準備をし始めている。
「くそッ! 【スロウ】【スロウ】【スロウ】ッ! 【火竜の咆哮】ッッ!!」
全てのレッサードラゴンに【スロウ】をかけてから専用スキルを使う。
《level UP》
しかし倒し損ねたやつににブレスを吐かれ、それをモロに当たってしまい物凄い勢いで吹き飛ぶ。
「がはッ!?」
思いっきり壁に激突し、意識が飛びそうな程の衝撃が俺を襲う。
「かはッ……はぁはぁ……まだだ……まだやらないと……もうこの一撃に賭けるしかない……!」
俺はボロボロな身体に鞭を打って最後の専用スキルを発動させる。
「喰らいやがれッッ! 【火竜の咆哮】ッッ!!」
俺の放ったいつもよりも小さな炎の竜は1体のレッサードラゴンを殺して消えた。
《level UP》
「はぁはぁはぁ……もう無理だ……くそッ……折角チャンスをもらったのに……。サラに会う前に死ぬなんてな……」
俺はどうせ死ぬのだから最後に、今まで頑張ってきた努力位の結晶を見ようと思いステータスを開く。
______________
ソラ
超越者
level:180
タイプ:オールラウンダー
《アクティブスキル》
【全力ダッシュ:7】【怪力:5】【加速:5→6】【身体強化:7→8】【鑑定:5】【魔闘気:6→7】
《特殊アクティブスキル》
【絶対回避:4】
《パッシブスキル》
【家事:9】【第六感:9→10】【完全記憶】【気配感知:5】【格闘術:4】
《特殊パッシブスキル》
【魔剣術:9→10】【全耐性:4】
《魔法スキル》
【闇魔法:2→4】【光魔法:1→4】
SP:18
______________
「あっ……」
うそ……きたッ! とうとう来たぞッ!!
今まで折れていた心が修復される。
俺は背中の2本の刀を背中から腰につけ直す。
俺ゆっくり鞘から抜いていく。
すると今までちっとも抜けなかったのに、力を入れなくてもスッと抜ける。
喜びのあまり笑いがこみ上げて来た。
「は、ははっ。はははははははッ! やっと来たぞ! アイツを倒す希望が見えた!」
俺は《魔剣闇夜》と《聖剣白夜》を構えてレッサードラゴンとシャラグナに向かって宣誓する。
「さぁ! 反撃の時間だッッ!!」
よくもさっきまでボコボコにしてくれたな。
必ずお前を倒してサラを救ってみせる。
覚悟しておけ…………シャラグナッ!
俺は2つの刀の力を解放した。
----------------------------
面白い! まぁまぁかな? 続きが読みたい!などと思っていただければ、お気に入り登録、感想などお願いします!
また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
どういうことだ……? 何故ここにコイツがいるんだ? こんなことをゲームでも言っていなかったぞ。
俺は何とか冷静を装って聞く。
「どういうことだ? 何故お前がボスになっている」
シャラグナはケタケタ笑いながらなんてことない風に真実を教えてくれた。
「俺が元々ここのボスだったからだ。何十年か前に今お前が倒した奴と交代したんだよ」
「ダンジョンのボスは交代が可能なのか……? そんなこと一度も聞いたこと……」
「それはそうだろう。何故ならこのことを知っているのは魔族でもほんの一部だからな」
そんなバカな……こんなことをゲームでは一言も聞いたことないぞ……?
既に40回以上やっていた俺がこんな大事なことを忘れているわけない。
しかしこれで納得した。
「お前これからスタンピードを起こそうとしているな?」
俺が鋭い目で睨みながら言うと、図星だったのか少し驚いた顔をしていた。
「ほぅ……よく分かったな。流石に当てられるとは思わなかったぞ。しかしどうするのだ? お前では俺に勝てないぞ?」
そうなのだ。
今の俺では絶対に勝てない。
何故ならコイツとはレベルが10以上離れているし、コイツは考えて戦うからゲームの通りとはいかないと思うからだ。
しかし。
「そんなの戦うに決まっているだろう! お前のせいで俺は危うくゲームをぶっ壊してしまいそうになったんだからな!」
俺が前世でのイライラをぶつけていると、流石によく分からなかったのか首を傾げていた。
まぁこれで通じたら逆にびっくりしていたけど。
「ちょっと何を言っているのか分からなかったが、戦うことはわかった。結局人間は愚かな生き物だな……」
「そんなこと知るか。取り敢えずお前をぶっ倒してスタンピードを止める!」
「まぁ少し遊んでやろう。いつでもこい」
「なら行かせてもらおう!」
俺は【身体強化】と【魔闘気】を発動して、シャラグナの懐へと踏み込む。
「シッ!!」
俺は一気に加速して剣を振り下ろすが、あっさりと回避された。
しかしそれを予測していた俺は剣を軸にして蹴りを放つ。
今度は避けられはしなかったが、しっかりガードされた。
「おお、いい蹴りを放つじゃないか」
「敵にッ! 褒められてもッ! 嬉しくないねッ! オラッ!」
返答しながら横薙ぎを繰り出す。
「そんなものじゃ勝てないぞ。それにお前が背負っている2つの剣は使わないのか?」
「……」
一瞬で俺の後ろに移動され、パンチを放たれるが【第六感】で何とか避ける。
避けた瞬間に専用スキルを発動させた。
「【火竜の咆哮】ッッ!!」
「ほぅ……まぁまぁだな。ふんッ!!」
何とA級武器の専用スキルをただのパンチでかき消してしまった。
「なッ!? 何でもありだなッ!」
くそッ! アイツ一体レベルはどれくらいなんだ?
「【鑑定:5】」
俺はレジストされる覚悟で発動するが、何と鑑定できた。
アイツ絶対わざと見せたな……性格悪っ。
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シャラグナ・アビス
魔族(竜種)
level:192
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これはゲーム通りなのね。
おかしいなぁ……? ゲームよりも圧倒的に強いんですけど。
クソゲーが超クソゲーに進化したのかと思うほど実力差がある。
俺が苦い顔をしていたのに気づいたシャラグナは。
「はぁ……少しは楽しめるかと思ったが、所詮この程度か……もういい。取り敢えずこれは貰っておいて……。お前達、この人間を殺すのだ!」
気がつくと魔法鞄を取られていた。
更にシャラグナが言った瞬間に周りにレッサードラゴンが何体も召喚される。
ああくそッ。
コイツらもゲームと同じなのか……。
普通のレッサードラゴンのレベルは100前後とあまり高くない。
しかし召喚されたコイツらは、レベル160前後とものすごく強くなる。
それが今俺の目の前に20体居るんだが。
「やっぱりクソゲーだよな……。でも俺はサラを救いたいんだッ! こんな所で負けてられないんだよ!」
俺は【加速】を使って一気に2体を両断する。
《level UP》
そのままのスピードで1体の首を斬り、その体を足場にして、次のレッサードラゴンへと向かう。
「「「「ガァアアアアアア!!」」」」
「チッィ! 邪魔だ! 【火竜の咆哮】ッッ!!」
何体ものレッサードラゴンがブレスを吐いてきたが、専用スキルでまとめて消し炭にする。
《level UP》
チラッとシャラグナを見ると、何かを準備していた。
やばいな……もう準備をし始めている。
「くそッ! 【スロウ】【スロウ】【スロウ】ッ! 【火竜の咆哮】ッッ!!」
全てのレッサードラゴンに【スロウ】をかけてから専用スキルを使う。
《level UP》
しかし倒し損ねたやつににブレスを吐かれ、それをモロに当たってしまい物凄い勢いで吹き飛ぶ。
「がはッ!?」
思いっきり壁に激突し、意識が飛びそうな程の衝撃が俺を襲う。
「かはッ……はぁはぁ……まだだ……まだやらないと……もうこの一撃に賭けるしかない……!」
俺はボロボロな身体に鞭を打って最後の専用スキルを発動させる。
「喰らいやがれッッ! 【火竜の咆哮】ッッ!!」
俺の放ったいつもよりも小さな炎の竜は1体のレッサードラゴンを殺して消えた。
《level UP》
「はぁはぁはぁ……もう無理だ……くそッ……折角チャンスをもらったのに……。サラに会う前に死ぬなんてな……」
俺はどうせ死ぬのだから最後に、今まで頑張ってきた努力位の結晶を見ようと思いステータスを開く。
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ソラ
超越者
level:180
タイプ:オールラウンダー
《アクティブスキル》
【全力ダッシュ:7】【怪力:5】【加速:5→6】【身体強化:7→8】【鑑定:5】【魔闘気:6→7】
《特殊アクティブスキル》
【絶対回避:4】
《パッシブスキル》
【家事:9】【第六感:9→10】【完全記憶】【気配感知:5】【格闘術:4】
《特殊パッシブスキル》
【魔剣術:9→10】【全耐性:4】
《魔法スキル》
【闇魔法:2→4】【光魔法:1→4】
SP:18
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「あっ……」
うそ……きたッ! とうとう来たぞッ!!
今まで折れていた心が修復される。
俺は背中の2本の刀を背中から腰につけ直す。
俺ゆっくり鞘から抜いていく。
すると今までちっとも抜けなかったのに、力を入れなくてもスッと抜ける。
喜びのあまり笑いがこみ上げて来た。
「は、ははっ。はははははははッ! やっと来たぞ! アイツを倒す希望が見えた!」
俺は《魔剣闇夜》と《聖剣白夜》を構えてレッサードラゴンとシャラグナに向かって宣誓する。
「さぁ! 反撃の時間だッッ!!」
よくもさっきまでボコボコにしてくれたな。
必ずお前を倒してサラを救ってみせる。
覚悟しておけ…………シャラグナッ!
俺は2つの刀の力を解放した。
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