モブ以下転生者のゲーム世界無双〜序盤で死ぬモブの女の子を守るために最強になったら、物語に巻き込まれました〜

あおぞら

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第1章 裏切り者の陰謀編

第23話 俺の知らない魔法授業

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 自己紹介が終わった後は、早速授業だった。

 今回は魔法の授業らしく、今先生を待っているところだ。

 ゲームではシャーロット先生が1組の担当だった。

 シャーロット先生は、背の小さい幼女のような19歳の先生で、皆んなに『シャーちゃん』と呼ばれて親しまれている。

 しかしあんな見た目と裏腹に、魔法の実力は相当な物だ。

 多分ゲームの中盤の終わりくらいのイベントならば、対処可能と言うほど強い。

 だからサラを守る一環として、仲良くなっておきたいのだが、全然授業に来ない。

 おかしいな……遅刻するような人ではないんだけど……。

 そんなことを思っていると教室の扉が開き、大量の本を周りに浮かべ、自分も沢山の本を抱えながら入ってきた。

「すいません……遅れましたぁぁ。ちょっとこの大量の本を配るの、誰か手伝ってもらえないでしょうか……!」

 おっ、これは仲良くなるチャンス。

「先生、俺が手伝います!」

 俺が手を上げて言うと、パァァァァと満面の笑みを浮かべて。

「あ、ありがとうございますぅぅ!!」

 そう言って頭を下げるので本が落ちそうになる。

 俺は少し力を使って移動し、本を掴む。

「シャーロット先生……本持っている時は頭を下げなくてもいいですからね?」

「は、はい!」

 俺がそう言って微笑むとシャーロット先生は嬉しそうにニコニコ笑っていた。

 うーん……何というか庇護欲をそそる感じだよなシャーロット先生って。

 俺はゲームの時に使っていた愛称を使ってもいいか聞いてみる。

「シャーロット先生」

「ん? 何でしょうか?」

「シャーちゃんと呼んでもいいですか?」

 俺がそう言うと、『えっ……いきなりあだ名なんて……もしかしてお、女たらし? でも少し嬉しい……』と言って頬を染めていた。

 …………全くそう言うつもりじゃなかったんだけどな……。

 ただ嬉しいと言うことは、大丈夫だと言うことでいいだろう。

「それではシャーちゃんこの本を配ればいいんですね?」

「い、いきなり……コホンッ。はい、それで大丈夫です」

 俺とシャーちゃんで本を配り終わると、俺は席に戻り授業が始まる。

「それでは魔法の授業を始めます。まず皆さんは魔法属性のことは知っているでしょう。属性は人それぞれで、組み合わせも沢山あります。そして属性は生まれ持った物以外は

 ……ん? 属性は増えない……?

 俺は首を傾げる。

 俺は属性を増やした。

 現に光魔法は持っていなかったから、何個かのダンジョンを攻略して光魔法を習得している。

 そしてゲームのシャーちゃんの授業ではこんなこと言っていなかった。

 これもステータスボードを知らない弊害か……? 

 俺がゲームとの違いに頭を抱えているとサラが話しかけてきた。

「……どうした?」

「あ、ちょっと気になることがあってね」

「……どんな?」

「えっと……属性って増えないの?」

「ん。属性、生まれ持った才能。増えない。常識」

「へぇそうなんだね……ありがとう、参考になったよ」

「ん」

 俺はサラにお礼を言って再び考える。

 まさかシャーちゃんもステータスボードのことを知らないなんて……。

 ならどうやってそんなに強くなったんだ?

 俺にはシャーちゃんがゲームの頃と変わらない強さを感じている。

 しかし考えてみれば知るわけないか。

 今まで誰もステータスの事に触れていなかったし。

 まぁそれを一端の先生が知っていたらある意味おかしいからな。

 しかしそうなるとステータスのことを迂闊に言うと誰かに狙われる可能性があると言うわけか……。

 それは避けないとな……サラに危険が及んだらいけない。

 俺はステータスの事は誰にも言わないようにしようと誓い、シャーちゃんの授業を聞いた。

 



☆☆☆





 シャーちゃんの授業が終わった。

 ゲームとは大きく内容を変えて。

 魔法属性のこともそうだが、魔法の階位という俺の中で言うレベルを上げるのには、ひたすら修練と言うのもだ。

 俺がやっていたように、SPを使えば魔法のレベルも上げられる。

 しかしそれも知らないし、俺はそれに違和感を持たない生徒が不気味に見えた。

 多分この調子だとlevelも知らないだろうな。

 でもlevel UPの時は機械的な声が聞こえるはずなんだけど……。

 もしかして1度でもステータスボードを開かないと聞こえないのか?

 俺はさらに分からないことが増えた事により、頭を抱えながら次の授業を受けた。


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