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第2章 ソラの幼馴染
閉話 サラの1日
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今回はサラ視点です。
--------------------------------
これは野外実習が終わった2週間後の話。
私の朝は早い。
自慢ではないが、毎日4時半に起きている。
何故こんなに早く起きるかと言うと、それは……
「【アイススピア】」
私の放った魔法が練習用の動く的にあたる。
私は毎朝5時まで魔法の練習をするために早起きしているのだ。
まぁそれだけではないのだけれど。
私は1時間ほどの魔法の特訓を終えると、寮のキッチンの一角を借りる。
ここのキッチンはとても広く、私が使っていても大して問題ないほどだ。
そこで私はいつも私とソラのお弁当を作っている。
「~~♪ ~~~~♪」
この時間はとても楽しい。
思わず無意識に鼻歌を歌ってしまうほどだ。
それはソラを思いながら作っているからだが。
そう、私はソラに恋をしている。
しかしそれに気づいたのはつい最近だ。
☆☆☆
私はソラに助けられてからソラを見るたびに胸が疼く。
始めは何かの病気かと思い、保健室の先生に聞いてみたのだけれど……
「貴方はそのソラ君? って子を見ると胸が疼くいて顔が熱くなるの?」
「はい」
「なら心臓が物凄いドキドキする?」
「はい。先生、私の病気は?」
私が真剣にそう言うと、突然笑い出した。
私は真剣に聞いているのに笑われて少しむっとしてしまう。
私が不機嫌なのが伝わったのか、『ごめんごめん』と言いながら目尻の涙を拭っていた。
「ふぅ……それで貴女の症状わね……」
私は全意識を耳に集中させる。
「『恋』よッッ!!」
そう言って私を指差してきた。
何故か彼女の周りにバーンと言う音と光が一瞬見えた気がするけど、取り敢えず無視しておく。
「恋……?」
私は未だかつて恋なんていうものをしたことがなかった。
そんな物は私には無縁だと思っている。
だがしかし目の前の先生は自分は間違っていませんと言うばかりに『恋』だと言った。
私はそう言われて納得してしまった。
なぜならソラを見たり、近くにいたりした時に限ってこの症状が出るからだ。
私は自覚した瞬間一気に顔が熱くなるのを感じる。
しかし理由がわかった今、この熱も悪くない様な気がした。
そんな私を見て先生は『あらあら、青春ね』なんて言っている。
見た感じ20代の彼女は、一体何歳なのだろうか。
ただ大人の女性に年齢を聞くのは辞めておく。
こう言う人ほど怒ると怖いのだ。
彼女は私に微笑みかけて、
「貴女の恋を応援するわ! 今度連れてきてね!」
「ん。勿論です」
私達は固く握手を交わした。
☆☆☆
私はそんなことを思い出してクスリと笑う。
「……今度先生にソラ紹介しよう」
私は完成した2つの弁当を持って学院に行く。
いつも私は大体1番早く教室に着いている。
今日も私が1番かなと思いながら教室の扉を開けると1人いた。
ソラだ。
彼は私に気づいた様子はなく、気持ちよさそうに寝ている。
私は彼の横に座る。
ソラは気づいていないのかもしれないけれど、彼が思っている以上に顔が整っており、密かに女子の間で人気らしい。
最近は特にソラに話しかける女子が多くて困る。
でも今は私とソラしかいない。
今だけは2人の世界だ。
彼の頬をつつく。
女の子のような綺麗な肌をしており、私でも嫉妬してしまうほど触り心地がいい。
今の普段全く変わることのない私の顔の表情が変わっていると思う。
私は聞こえていないことをいいことに好き勝手言う。
「ソラはずるい。私の心を奪ったくせに色んな女の子と仲良くするなんて」
できれば私のことだけ見ていてほしい。
そして私の思いに早く気づいてほしい。
私は彼の寝顔を見ながら呟く。
「……ソラ……好き」
私は聞こえていないとわかっていても少し頬が熱くなった。
そして顔がゆるゆるになっているのを自覚しながら彼の手を握って私の頬に当てる。
———またいつかこの思いを伝えるからね。
私はゆっくりと目を閉じる。
そして叶うことのない願いを願う。
————どうかこの時が永遠に続きますように————と。
--------------------------------
やっぱり主人公以外の視点は難しいですね。
次回からはまた主人公視点です。
面白い! まぁまぁかな? サラ可愛い!などと思っていただければ、お気に入り登録、感想などお願いします!
また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
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これは野外実習が終わった2週間後の話。
私の朝は早い。
自慢ではないが、毎日4時半に起きている。
何故こんなに早く起きるかと言うと、それは……
「【アイススピア】」
私の放った魔法が練習用の動く的にあたる。
私は毎朝5時まで魔法の練習をするために早起きしているのだ。
まぁそれだけではないのだけれど。
私は1時間ほどの魔法の特訓を終えると、寮のキッチンの一角を借りる。
ここのキッチンはとても広く、私が使っていても大して問題ないほどだ。
そこで私はいつも私とソラのお弁当を作っている。
「~~♪ ~~~~♪」
この時間はとても楽しい。
思わず無意識に鼻歌を歌ってしまうほどだ。
それはソラを思いながら作っているからだが。
そう、私はソラに恋をしている。
しかしそれに気づいたのはつい最近だ。
☆☆☆
私はソラに助けられてからソラを見るたびに胸が疼く。
始めは何かの病気かと思い、保健室の先生に聞いてみたのだけれど……
「貴方はそのソラ君? って子を見ると胸が疼くいて顔が熱くなるの?」
「はい」
「なら心臓が物凄いドキドキする?」
「はい。先生、私の病気は?」
私が真剣にそう言うと、突然笑い出した。
私は真剣に聞いているのに笑われて少しむっとしてしまう。
私が不機嫌なのが伝わったのか、『ごめんごめん』と言いながら目尻の涙を拭っていた。
「ふぅ……それで貴女の症状わね……」
私は全意識を耳に集中させる。
「『恋』よッッ!!」
そう言って私を指差してきた。
何故か彼女の周りにバーンと言う音と光が一瞬見えた気がするけど、取り敢えず無視しておく。
「恋……?」
私は未だかつて恋なんていうものをしたことがなかった。
そんな物は私には無縁だと思っている。
だがしかし目の前の先生は自分は間違っていませんと言うばかりに『恋』だと言った。
私はそう言われて納得してしまった。
なぜならソラを見たり、近くにいたりした時に限ってこの症状が出るからだ。
私は自覚した瞬間一気に顔が熱くなるのを感じる。
しかし理由がわかった今、この熱も悪くない様な気がした。
そんな私を見て先生は『あらあら、青春ね』なんて言っている。
見た感じ20代の彼女は、一体何歳なのだろうか。
ただ大人の女性に年齢を聞くのは辞めておく。
こう言う人ほど怒ると怖いのだ。
彼女は私に微笑みかけて、
「貴女の恋を応援するわ! 今度連れてきてね!」
「ん。勿論です」
私達は固く握手を交わした。
☆☆☆
私はそんなことを思い出してクスリと笑う。
「……今度先生にソラ紹介しよう」
私は完成した2つの弁当を持って学院に行く。
いつも私は大体1番早く教室に着いている。
今日も私が1番かなと思いながら教室の扉を開けると1人いた。
ソラだ。
彼は私に気づいた様子はなく、気持ちよさそうに寝ている。
私は彼の横に座る。
ソラは気づいていないのかもしれないけれど、彼が思っている以上に顔が整っており、密かに女子の間で人気らしい。
最近は特にソラに話しかける女子が多くて困る。
でも今は私とソラしかいない。
今だけは2人の世界だ。
彼の頬をつつく。
女の子のような綺麗な肌をしており、私でも嫉妬してしまうほど触り心地がいい。
今の普段全く変わることのない私の顔の表情が変わっていると思う。
私は聞こえていないことをいいことに好き勝手言う。
「ソラはずるい。私の心を奪ったくせに色んな女の子と仲良くするなんて」
できれば私のことだけ見ていてほしい。
そして私の思いに早く気づいてほしい。
私は彼の寝顔を見ながら呟く。
「……ソラ……好き」
私は聞こえていないとわかっていても少し頬が熱くなった。
そして顔がゆるゆるになっているのを自覚しながら彼の手を握って私の頬に当てる。
———またいつかこの思いを伝えるからね。
私はゆっくりと目を閉じる。
そして叶うことのない願いを願う。
————どうかこの時が永遠に続きますように————と。
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やっぱり主人公以外の視点は難しいですね。
次回からはまた主人公視点です。
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ではではまた次話で。
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