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第3章 種族進化
第86話 進化の選択
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白虎を倒した後も何体かモンスターに遭遇したが、運良く一体づつだったため簡単に倒すことが出来た。
常に全速力で向かっているのだが、如何せんモンスターが多過ぎて中々進めない。
そのため予想以上に時間がかかる。
しかしそれもあと少しで終わる。
「ソラ様、なぜか急にモンスターの反応がなくなったのですが……」
突然エレノアがそんなことを言ってくるが、遂に来たか。
「これは目的地が近いからモンスターが寄り付かないだけだ」
「寄り付かない……? どうしてですか?」
まぁ当たり前な疑問だろう。
ここにはエイク並みのモンスターもいる訳だし、そんな奴らですら入らないなんて普通はおかしいもんな。
「ここは神域の中心部でな、ここには1つの小さな洞窟以外何もないんだよ」
「……?」
どうやらよく分かっていないようだ。
「この中心部で争えば、神域は崩壊してしまう。それはどのモンスターにとっても良いことじゃない。よってここには誰も近づかないようになったと言うわけだ。あとは餌となる物がないと言うのもあるけど」
実際、中心部は森林の中にある一本の道を辿ってしか辿り着けないので、それ以外では迷子になってしまう。
迷子になったら食料もない場所で生きられるはずもなく、どんなに強力なモンスターでも呆気なく死んでいく。
なので誰もわざわざ寄り付こうとしないだけだ。
勿論俺たちも一本の道を歩いている。
自然の中に不自然にある道は、正直不気味だが、ゲームでも語られてはなかったんだよな。
ようはこんなもんと言うことだろう。
「なるほど……どのモンスターもわざわざ寄り付かないだけと言うことですね」
「ああ。全く不思議なことだよ。みんな野生なのにな」
俺たちはそんな話をしながら道を歩いていく。
☆☆☆
一体何時間が経っただろうか?
既に結構歩いてきたが、全く現れる気配がしない。
ゲームではこの間はロード中と言う画面だったからなぁ。
そんなことを思っていると、突然辺りが開けてくる。
森林がお花畑になるって意外にシュールな光景だな……。
まぁ綺麗だけど。
「ソラ様、ソラ様! 見たことのないお花ばかりですよ!」
めちゃくちゃテンションを上げているエレノア。
エレノアってそんなに花が好きだったのか?
初めて知ったのだが。
「ここの花は高濃度の魔力がないと生きていけないから、持って帰るのは無理だぞ」
俺は予め注意しておく。
すると本当に持って帰りたかったのか、少し頬を膨らませていた。
「残念です……。持って帰ってお家に植えたかったのですが……」
「まぁ流石にな? それよりも、とうとう見えてきたぞ」
花畑の向こうに小さな洞窟の入り口が見える。
あそここそ、俺たちが探していた『進化の選択』だ。
「あ、あそこなのですか? 思っていた以上にその……」
「ああ、みずぼらしいだろ?」
「……はい」
「まぁあんな見た目だが、本当に凄いんだぞ」
俺たちは駆け足で洞窟に向かう。
本当にいつ見てもどこにでもある洞窟だな。
これも制作側の性格が悪いからだと俺は思っているが。
ゆっくりと入り口から入っていく。
《『進化の選択』に入場しました。条件クリア。入場を許可します》
久しぶりの天の声さんが頭の中に現れる。
エレノアも同じ声が聞こえたのか、『びっくりしました……』と呟いていた。
洞窟の中も何処にでもある普通の洞窟だ。
奥に微かに光が見えること以外は。
薄暗くて少しじめっとしている。
しかしだいぶ涼しい。
そして奥に行くほどどんどん広くなっていく。
そして奥に進むほどに明るくなっていく。
俺たちの間に会話はない。
どうやら俺も少し緊張しているらしい。
遂に光の元が見えてきた。
洞窟の出口とも言えるし最深部とも言える所だ。
俺たちは無言のまま光の中に入った。
《『進化の選択・中心部』に入場しました》
その先には空があった。
《ようこそ私の家へ》
---------------------------
ごめんなさい今度こそ種族進化です。
面白い! まぁまぁかな? 続きが気になる!などと思っていただければ、お気に入り登録、感想などお願いします!
また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
常に全速力で向かっているのだが、如何せんモンスターが多過ぎて中々進めない。
そのため予想以上に時間がかかる。
しかしそれもあと少しで終わる。
「ソラ様、なぜか急にモンスターの反応がなくなったのですが……」
突然エレノアがそんなことを言ってくるが、遂に来たか。
「これは目的地が近いからモンスターが寄り付かないだけだ」
「寄り付かない……? どうしてですか?」
まぁ当たり前な疑問だろう。
ここにはエイク並みのモンスターもいる訳だし、そんな奴らですら入らないなんて普通はおかしいもんな。
「ここは神域の中心部でな、ここには1つの小さな洞窟以外何もないんだよ」
「……?」
どうやらよく分かっていないようだ。
「この中心部で争えば、神域は崩壊してしまう。それはどのモンスターにとっても良いことじゃない。よってここには誰も近づかないようになったと言うわけだ。あとは餌となる物がないと言うのもあるけど」
実際、中心部は森林の中にある一本の道を辿ってしか辿り着けないので、それ以外では迷子になってしまう。
迷子になったら食料もない場所で生きられるはずもなく、どんなに強力なモンスターでも呆気なく死んでいく。
なので誰もわざわざ寄り付こうとしないだけだ。
勿論俺たちも一本の道を歩いている。
自然の中に不自然にある道は、正直不気味だが、ゲームでも語られてはなかったんだよな。
ようはこんなもんと言うことだろう。
「なるほど……どのモンスターもわざわざ寄り付かないだけと言うことですね」
「ああ。全く不思議なことだよ。みんな野生なのにな」
俺たちはそんな話をしながら道を歩いていく。
☆☆☆
一体何時間が経っただろうか?
既に結構歩いてきたが、全く現れる気配がしない。
ゲームではこの間はロード中と言う画面だったからなぁ。
そんなことを思っていると、突然辺りが開けてくる。
森林がお花畑になるって意外にシュールな光景だな……。
まぁ綺麗だけど。
「ソラ様、ソラ様! 見たことのないお花ばかりですよ!」
めちゃくちゃテンションを上げているエレノア。
エレノアってそんなに花が好きだったのか?
初めて知ったのだが。
「ここの花は高濃度の魔力がないと生きていけないから、持って帰るのは無理だぞ」
俺は予め注意しておく。
すると本当に持って帰りたかったのか、少し頬を膨らませていた。
「残念です……。持って帰ってお家に植えたかったのですが……」
「まぁ流石にな? それよりも、とうとう見えてきたぞ」
花畑の向こうに小さな洞窟の入り口が見える。
あそここそ、俺たちが探していた『進化の選択』だ。
「あ、あそこなのですか? 思っていた以上にその……」
「ああ、みずぼらしいだろ?」
「……はい」
「まぁあんな見た目だが、本当に凄いんだぞ」
俺たちは駆け足で洞窟に向かう。
本当にいつ見てもどこにでもある洞窟だな。
これも制作側の性格が悪いからだと俺は思っているが。
ゆっくりと入り口から入っていく。
《『進化の選択』に入場しました。条件クリア。入場を許可します》
久しぶりの天の声さんが頭の中に現れる。
エレノアも同じ声が聞こえたのか、『びっくりしました……』と呟いていた。
洞窟の中も何処にでもある普通の洞窟だ。
奥に微かに光が見えること以外は。
薄暗くて少しじめっとしている。
しかしだいぶ涼しい。
そして奥に行くほどどんどん広くなっていく。
そして奥に進むほどに明るくなっていく。
俺たちの間に会話はない。
どうやら俺も少し緊張しているらしい。
遂に光の元が見えてきた。
洞窟の出口とも言えるし最深部とも言える所だ。
俺たちは無言のまま光の中に入った。
《『進化の選択・中心部』に入場しました》
その先には空があった。
《ようこそ私の家へ》
---------------------------
ごめんなさい今度こそ種族進化です。
面白い! まぁまぁかな? 続きが気になる!などと思っていただければ、お気に入り登録、感想などお願いします!
また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
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