モブ以下転生者のゲーム世界無双〜序盤で死ぬモブの女の子を守るために最強になったら、物語に巻き込まれました〜

あおぞら

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第4章 サラの正体

第113話 ケーキ屋に行こう①

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 シリアス展開疲れるので少しゆる~い話を挟ましてください!
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「……どう言うこと?」

 土下座した俺にサラが何故が少し弾んだ声で聞いてくる。

 あ、あれ……? 俺が思っていた感じと全然違うんですけど……。

 サラが怒っていたら、『………………で?』で終わりだ。

 それが『どう言うこと?』まで言ってくれているのだから、大分気分がいいのだろう。

「あ、そのね、ちょっと待ってね」

「?」

 首を傾げるサラを少し無視すると言う苦渋の決断をし、魔法の指輪から《結界古代魔道具》、《完全断音》、《持続する治癒ラストヒーリング》を取り出し、即座に設置する。

 ここに入れば敵の攻撃を防げるし、もし攻撃されても四肢の切断くらいならば一瞬で治るため、ほぼこの場では不死身に近い仕様となるのだ。

 ただデメリットととしては、痛みはあるし、何より効果範囲が広い。

 半径3mしかない。

 まぁでも部屋の中なら十分な広さだろう。

「よし、それじゃあどうして俺がここにしたのかと言うと———」

 俺はエレノアたちに話したのと同じ話をする。

 話している途中で、何故かサラは少し不機嫌になっていった。

 ディートヘルムにでも怒っているのだろうか?

「……その侵略は街にも来るの?」

「そりゃ勿論、ここは王都だからね。なんならここが1番危険だと思うよ」

 俺がそう言うと更に不機嫌になる。

「ど、どうしてそんなに不機嫌なんだ……ってそうか! サラのお気に入りのケーキ屋さんが壊れるかもしれないからか!」

「んっ! その通り」

 サラは大きく頷く。

 なるほど……確かにそれは一大事だ。

 因みにサラが好きなケーキ屋さんの名前は、『ウチは最高のケーキ屋です!』だからな。

 正直言って始めはここの店主頭イカれてんのか? と思ってしまったが、ケーキを食べたら何も言えなくなる。

 マジでめちゃくちゃ美味い。

 この世界には無いものが多いはずなのに、勝手に自分達でミキサーとか開発して作っていた。

 もう名前負けしない店はここだけだと俺は思うね。

 毎日2時間待ちだし。

 因みに店主でパティシエのドンさんは、ムキムキの渋いイケメンだ。

 めちゃくちゃ優しいし人間にしては最強格並に強い。

 levelは120くらいあるだろう。

 俺はドンさんにどうしてそこまで強く慣れたのか聞いたら、

『……俺は……世界一美味いケーキを作るためにモンスターと戦っていたらこうなっていただけさ……」

 ってめちゃくちゃかっこよく言われた。

 これには店内にいた全てのお客が手を叩いていた。

 勿論俺もサラもシューマでさえも感動で手を叩いていたさ。

「……だから明日行こう」

 いきなりサラがそんなことを言い出す。

 だが正直俺も行きたいので乗っかることにした。

「よし、なら明日は店に行って買うついでに魔道具でも置いていこう!」

「んっ! それがいいっ!」

 俺たちはディートヘルムそっちのけでケーキのことで盛り上がった。





☆☆☆




 次の日、俺たちは女子寮の前に集まっていた。

 集まったのは俺とサラとシューマ、そしてシャーちゃん。

 シューマは俺が話すと補習だったのにも関わらず、駄々をこねてまで行きたいと言い出したので許可をしてもらった。

 シャーちゃんに。

 勿論ケーキ屋の話はシャーちゃんも聞いており、シャーちゃんもついて行くことを条件にシューマはOKになった。

 俺たちはウキウキしながらケーキ屋に向かう。

 道中では、

「みんな何買うのですか?」

 とシャーちゃんが聞いたのを皮切りに皆んなが言い出す。

「俺は絶対にチョコケーキだよっ☆」

「私はベイクドチーズケーキですかね……」

 シューマは王道のチョコケーキ、シャーちゃんはこの世界では珍しいベイクドチーズケーキが好きらしい。

「私はいちごケーキ一筋」

 サラはいちごケーキが大好きだ。

 勿論知っているぞ。

 何ならこの店のいちごのショートケーキを紹介したのは俺だ。

 まぁサラの方がハマったんだが。

 ん? 俺か? 俺はモンブランだ。

 そして王道の栗が好きだな。

 まぁ何処がいいのかはやめておこう。

 多分語ったら物凄い時間かかるからな。

 俺たちは楽しくケーキ屋に向かった。
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