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第4章 サラの正体
第126話 次々と問題が起こるな……
しおりを挟む———《神の記憶領域》———
ゲーム【ダンジョン☆スクール・ファンタジー】の第3アップデートで1日のみ登場した幻の魔道具である。
そのステータスは破格だった。
___________________
神の記憶領域
等級 EX
《効果》
全ステータス+500
《神スキル》
【タイプ別全スキル習得(神スキルとユニークスキル以外)】
【ステータス消去】
【???】
___________________
最早次元の違うアイテムだよな。
まず全ステータス+500は普通におかしい。
魔剣闇夜と白夜は特定のステータス+350だぞ?
武器でもないのにあり得ないほどの上昇値だよな。
しかしそれまでなら消されたりはしない。
問題はスキルにあった。
まず1つ目の【タイプ別全スキル習得(神スキルとユニークスキル以外)】はその名前の通り、神スキルとユニークスキルを除いた、タイプ別のスキルを全て習得できると言うスキルだ。
これはスキルを取得するのに必要なSPが必要ないのだ。
更に色々な取得条件を無視して取得できると言うぶっ壊れスキルだ。
2つ目の【ステータス消去】は、一見使えないように見えるが、実はステータスに表示される全てを消去できるのだ。
例えば戦闘中に食らったあらゆるデバフを消去できる。
更には特定のスキルを使った時の対価をも消去できるのだ。
これもぶっ壊れ性能である。
最後は解放される前にゲームから消えた。
これがゲームでの神の記憶領域である。
☆☆☆
俺は白井の記憶から戻ってきた。
「……………」
俺はあまりの出来事に呆然としていた。
急に色々なことがありすぎて頭が混乱している気がする……。
俺は取り敢えず瀕死の白井を出来るだけ痛くないように【消滅】の魔道具を使って亡き者にした。
俺は数十秒間合掌をする。
いくら嫌いと言っても前世では関わりのあった奴だ。
これぐらいはしてやらないとなと思う。
それから俺は地形を治すことにした。
今俺のいる場所は元々平野だったのだが、今は低い山岳地帯のようになっている。
俺は《土製造》と言う魔道具を取り出し、魔力を注いでいく。
するとどんどん土が作られていき、3時間ほどでクレーターはなくなり、元の綺麗な平野に戻った。
俺は地面に座り、今日1日のことを思い出す。
始めは楽だと思った。
ゲームの知識もあるから絶対に負けないと。
確かに結果的には勝ったが、予想外のことが多かった。
まずこのクレーター。
俺は戦うつもりはなかったのでここまで酷くなるとは思っていなかった。
そして次に俺と同じ世界の人間。
しかも俺を虐めていた主犯ときた。
しかもどうやらコイツもこのクソゲーをやっていたらしく、種族進化までしてやがった。
今はまだそこまで強くなかったから良かったものの、level100の時に会っていたらもっと手こずっていたはずだ。
やはりまだまだ俺は強くならないといけない。
そして最後に神の名を冠する魔道具の存在だ。
しかも最悪なことに魔王が持っている。
はぁ……まだまだサラの死亡フラグもあるし、いつか過労で倒れそうだな……。
そんなことを思いながらサラ達のいる所へと向かった。
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