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晶が風呂に入った音を聞いても、清子はぼんやりしているようだった。その様子に史が座り込むと、清子の目線に下がる。
「清子。」
名前を呼ばれて、清子は史の方をみる。すると史はその唇にキスをした。
「何……。」
思わず口を押さえた。
「今日は休んだ方が良い。今日抱きたいって思ったけれど、やっぱり俺も清子も疲れてる。」
「……。」
「気になるのかも知れないけれど、今日は俺も君を抱きしめて寝たい。」
「史……。」
清子はそういって史の方へ体を委ねようとした。そのとき、ふと史の視線にその襟刳りから見えるモノが目に付いた。
「ん?」
史はそのブラウスのボタンの一番上だけをはずす。
「何……。」
思わず体から離れて、前を軽く押さえた。しかしその手を避けて、ブラウスから襟刳りを開く。
「黒?」
こんな下着を見たことがない。驚いて清子をみる。
「あの……。」
「どうしたの?これ。」
「……実は……一昨日の夜、史が下着を買ってきてくれたんですけど、その前に私も買ってて……。」
「黒の下着?」
「適当に手に取ったんで……。」
上手く誤魔化した。本当は晶が買ってきたモノだったが、これで史の前に出ることはないだろうと思って仕方なくこの下着を身につけていたのだ。思ったよりも履き心地が慣れないので、もう二度と身につけることはないと思う。
「見せて。」
「え……嫌です。」
「良いから。」
ブラウスのボタンを一つずつはずし、シャツをまくり上げた。
「エロ……。」
黒縁の眼鏡、一つにくくった飾り気のない髪。紺色のスーツと白のブラウスという就活生のような容姿なのに、その下が黒のレースが付いた下着というのに思わず性欲がかき立てられるようだ。
「やです。あまり見ないで。」
清子はそういってシャツを下げようとした。だが史はそれを止める。
「何で?見たい。」
そしてそのレースに手をかけて、乳首を出す。
「まだ……久住さんがいて……。」
「わかってる。だから少しだけ。」
その出てきた乳首に指を這わせると、清子の吐息が漏れた。
「んっ……。」
「立ってきた。こっちは?」
そういってもう片方の胸にも手を伸ばす。するとそこはもう堅くなりつつあった。
「まだ触ってもないのに。」
「もう良いですよね。」
史の手を握って、シャツをおろした。いつ晶が帰ってくるかわからない状態で、こんなことをされたくなかったから。
「下も同じ?」
「……上下セットが安かったから。」
「どこで買ったの?あの量販店で?」
「ホテルの前にありましたしね。遅くまでやってるから便利です。」
こんな状況で手を出さない男がいるだろうか。だが清子はそれを望んでいない。食事をして風呂にでも入ったら速攻で眠りたいのだ。清子の目の下もクマが出来ている。
「それを着て、俺の前に立って欲しい。思ったよりも似合っているし、もっときわどいのを着ているのを見たい。」
そういって史はまたキスをしようとした。そのときバスルームのドアが開いた音がして、それを止める。
「あいつ、帰るんだろ?」
「えぇ。まぁ……泊まりたいと言えば泊まれないこともないですけどね。」
クローゼットの中には予備の布団がある。ソファーでも寝れないことはないだろう。
「帰らせて。」
やっと二人になれたのだ。ここ数日、晶には世話になったかもしれないがそれとこれとは別だと思う。そのときリビングのドアが開いた。
「暖まった。たまには湯船も良いよな。普段シャワーばっかだし。」
まだ濡れたままの髪で、あまりよく拭いていないのか滴がシャツに落ちている。
「よく拭いて出ろよ。それかドライヤーかけるとか。」
「ドライヤー苦手なんだよ。」
「それで外に出たら風邪を引くぞ。」
やはり帰らせるつもりなのか。それを感じた晶は新たに手を打つ。
「引かねぇよ。それよか、編集長いつ帰る?俺帰るときに送って良いよ。」
「は?」
史はそういって晶の方をみた。だが晶の表情は変わらない。
「泊まるつもり?こんな狭いベッドに二人で寝て、疲れなんか取れるわけねぇだろ?一週間くらいだっけ。ここにいたの。」
「そうですね。それくらいで……。」
「だから疲れが取れねぇんだよ。清子だって今日はぐっすり寝たいだろうし。」
「……。」
もっともな意見に聞こえる。だが真実は違うのだろう。きっと二人にさせたくないのだ。
「正月に帰るんだろ?って言うか、明日からいれるんだろうし。今日くらいゆっくりさせたら?」
晶の言葉に、首を横に振る。
「いた方がゆっくり出来る。お前がいた方がゆっくり出来ないし、帰ってくれないか。」
戸惑っている清子の代わりに言った。しかし晶も納得していない。
「清子。お前は……。」
すると清子はクローゼットの中から下着を取り出す。そして二人を一瞥すると何もいわずにバスルームへ向かった。
「清子。」
「どちらでも良いです。お二人が帰っても良いし、帰らなければそこのクローゼットに予備の布団がありますから。」
随分冷たい言い方をしている。何かいらつくことでもあったのだろうかと、史はその後を追った。
「清子。」
「お二人が帰っても私もまだやることがあるし、しばらくは寝ませんから。」
そういって清子はバスルームへ入っていった。
ドアを閉めると少しため息をついて壁にもたれる。正直、いたたまれなかった。自分を独占するのは自分だと、史も晶も言っているように思える。
そんな立派な人間じゃない。たかが中卒の派遣だ。運良く、「三島出版」から引き抜いて貰ったが、本来そんなにちやほやされる人ではない。
ブラウスを脱ぎシャツを脱ぐと、黒い下着が目に留まった。自分では絶対選ばないデザインだ。これを着ていると確かに相当セクシーに見えるだろう。だがその胸の下には、薄く浮いたあばら骨が浮いている。手足も多少は筋肉はあるが、ほとんど骨と皮だ。
こんな体をどうして独占しようとしているのだろう。訳が分からない。そう思いながら、スラックスを脱ぐと黒のレースで作られたショーツを脱いだ。
「清子。」
名前を呼ばれて、清子は史の方をみる。すると史はその唇にキスをした。
「何……。」
思わず口を押さえた。
「今日は休んだ方が良い。今日抱きたいって思ったけれど、やっぱり俺も清子も疲れてる。」
「……。」
「気になるのかも知れないけれど、今日は俺も君を抱きしめて寝たい。」
「史……。」
清子はそういって史の方へ体を委ねようとした。そのとき、ふと史の視線にその襟刳りから見えるモノが目に付いた。
「ん?」
史はそのブラウスのボタンの一番上だけをはずす。
「何……。」
思わず体から離れて、前を軽く押さえた。しかしその手を避けて、ブラウスから襟刳りを開く。
「黒?」
こんな下着を見たことがない。驚いて清子をみる。
「あの……。」
「どうしたの?これ。」
「……実は……一昨日の夜、史が下着を買ってきてくれたんですけど、その前に私も買ってて……。」
「黒の下着?」
「適当に手に取ったんで……。」
上手く誤魔化した。本当は晶が買ってきたモノだったが、これで史の前に出ることはないだろうと思って仕方なくこの下着を身につけていたのだ。思ったよりも履き心地が慣れないので、もう二度と身につけることはないと思う。
「見せて。」
「え……嫌です。」
「良いから。」
ブラウスのボタンを一つずつはずし、シャツをまくり上げた。
「エロ……。」
黒縁の眼鏡、一つにくくった飾り気のない髪。紺色のスーツと白のブラウスという就活生のような容姿なのに、その下が黒のレースが付いた下着というのに思わず性欲がかき立てられるようだ。
「やです。あまり見ないで。」
清子はそういってシャツを下げようとした。だが史はそれを止める。
「何で?見たい。」
そしてそのレースに手をかけて、乳首を出す。
「まだ……久住さんがいて……。」
「わかってる。だから少しだけ。」
その出てきた乳首に指を這わせると、清子の吐息が漏れた。
「んっ……。」
「立ってきた。こっちは?」
そういってもう片方の胸にも手を伸ばす。するとそこはもう堅くなりつつあった。
「まだ触ってもないのに。」
「もう良いですよね。」
史の手を握って、シャツをおろした。いつ晶が帰ってくるかわからない状態で、こんなことをされたくなかったから。
「下も同じ?」
「……上下セットが安かったから。」
「どこで買ったの?あの量販店で?」
「ホテルの前にありましたしね。遅くまでやってるから便利です。」
こんな状況で手を出さない男がいるだろうか。だが清子はそれを望んでいない。食事をして風呂にでも入ったら速攻で眠りたいのだ。清子の目の下もクマが出来ている。
「それを着て、俺の前に立って欲しい。思ったよりも似合っているし、もっときわどいのを着ているのを見たい。」
そういって史はまたキスをしようとした。そのときバスルームのドアが開いた音がして、それを止める。
「あいつ、帰るんだろ?」
「えぇ。まぁ……泊まりたいと言えば泊まれないこともないですけどね。」
クローゼットの中には予備の布団がある。ソファーでも寝れないことはないだろう。
「帰らせて。」
やっと二人になれたのだ。ここ数日、晶には世話になったかもしれないがそれとこれとは別だと思う。そのときリビングのドアが開いた。
「暖まった。たまには湯船も良いよな。普段シャワーばっかだし。」
まだ濡れたままの髪で、あまりよく拭いていないのか滴がシャツに落ちている。
「よく拭いて出ろよ。それかドライヤーかけるとか。」
「ドライヤー苦手なんだよ。」
「それで外に出たら風邪を引くぞ。」
やはり帰らせるつもりなのか。それを感じた晶は新たに手を打つ。
「引かねぇよ。それよか、編集長いつ帰る?俺帰るときに送って良いよ。」
「は?」
史はそういって晶の方をみた。だが晶の表情は変わらない。
「泊まるつもり?こんな狭いベッドに二人で寝て、疲れなんか取れるわけねぇだろ?一週間くらいだっけ。ここにいたの。」
「そうですね。それくらいで……。」
「だから疲れが取れねぇんだよ。清子だって今日はぐっすり寝たいだろうし。」
「……。」
もっともな意見に聞こえる。だが真実は違うのだろう。きっと二人にさせたくないのだ。
「正月に帰るんだろ?って言うか、明日からいれるんだろうし。今日くらいゆっくりさせたら?」
晶の言葉に、首を横に振る。
「いた方がゆっくり出来る。お前がいた方がゆっくり出来ないし、帰ってくれないか。」
戸惑っている清子の代わりに言った。しかし晶も納得していない。
「清子。お前は……。」
すると清子はクローゼットの中から下着を取り出す。そして二人を一瞥すると何もいわずにバスルームへ向かった。
「清子。」
「どちらでも良いです。お二人が帰っても良いし、帰らなければそこのクローゼットに予備の布団がありますから。」
随分冷たい言い方をしている。何かいらつくことでもあったのだろうかと、史はその後を追った。
「清子。」
「お二人が帰っても私もまだやることがあるし、しばらくは寝ませんから。」
そういって清子はバスルームへ入っていった。
ドアを閉めると少しため息をついて壁にもたれる。正直、いたたまれなかった。自分を独占するのは自分だと、史も晶も言っているように思える。
そんな立派な人間じゃない。たかが中卒の派遣だ。運良く、「三島出版」から引き抜いて貰ったが、本来そんなにちやほやされる人ではない。
ブラウスを脱ぎシャツを脱ぐと、黒い下着が目に留まった。自分では絶対選ばないデザインだ。これを着ていると確かに相当セクシーに見えるだろう。だがその胸の下には、薄く浮いたあばら骨が浮いている。手足も多少は筋肉はあるが、ほとんど骨と皮だ。
こんな体をどうして独占しようとしているのだろう。訳が分からない。そう思いながら、スラックスを脱ぐと黒のレースで作られたショーツを脱いだ。
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