テロリストと兵士

神崎

文字の大きさ
240 / 283

#239#

しおりを挟む
 服越しに乳首をつまみ上げられ、ぱっと離す。それだけでどうにかなりそうだ。なのに累の舌を舐めあげられるように隆は激しくキスをする。
「服の上からでもわかる。ほら。ここ。」
 藍の指が再び乳首に触れた。
 こんなことを望んでいるわけじゃない。なのに藍も隆もそれを止めようとしなかった。
「累。こっち見て。」
 今度は藍の方を見ると、彼が唇を重ねてきた。そしてシャツをまくり上げられて、下着越しに触れてきた。
「ん……。んっ……。」
「外すか。邪魔だな。コレ。」
 藍の手が彼女の背中に回る。するとふっと下着がとれて、楽になった胸に直接手が胸に触れてくる。
「大きくなったな。お前がしているかからか?」
「俺、そんなに頻繁にはしてないんですけどね。だいたい夜は疲れているし、そんなに性欲旺盛ってわけでもないから。」
「俺だってそうだ。でもこいつの体は欲しくなる。ほら。さわって見ろよ。こんなに立ってる。」
「あぁっ!」
 両方の乳首に触れられている。その強さが二つとも違い、ますます敏感になっていく。
「駄目……立ってられません。お願いです。ベッドに……。」
「もうイきそうなのか?敏感だな。」
「結構敏感ですよ。胸だけでイくこともあるし。」
「そうだったな。」
 藍はそういって一度胸から手を離し、彼女の体を抱き抱える。隆がそのドアを開けて、藍が中に入れた。ベッドに寝かせる前に、彼女の着ているシャツを脱がせた。
「電気つけます?」
「そうだな。どんな感じなのかわからないし……それに、お前の名前を呼ばれて俺でイっても複雑だ。」
「他人がいうほど似てないと思うんですけどね。」
「三十だろう。五年もすればこうなるだろうな。」
 彼らもセーターを脱ぎ、ベッドに座っている累に近づいた。藍はその結んでいる髪を解き、首筋にキスをする。
「ん……。」
「累……。」
 隆の指が彼女の口内に差し込まれる。ぬめっとして温かい感触が伝わり、思わず声が出た。
「指だけで感じそうだ。」
「お前も敏感だな。」
 苦笑いをして、藍は累の胸に指をはわせる。
「あっ……。」
 指を舐めながら、触れてきた胸に彼女は一瞬口の動きを止めた。
「すごいな。こんなに尖らせて。」
 指を放した隆ももう片方の乳房に手を這わせた。
「痛いか?」
「どうにかなりそうです……。」
 強さも触り方も二人は全く違う。彼女は耐えるように吐息を漏らしたが、舌を這わせるとその吐息も声が混ざる。
「あっ……そんなに……。」
 音を立てて乳首を舐めあげると、隆の頭を掴んだ。
「随分な舐め方だな。何か出てるのか?」
 吸い上げたり、舐めあげたりしているうちに彼女の腰が浮いてくる。それを見て、藍はズボンを脱がせた。下着だけになった彼女のそこに指を触れる。
「ここは出てる。ほら。こんなに染みてるし……。」
「や……そんなこと……。」
 下着の上からなぞりあげられて、顔を横に向けた。
「藍さん。」
 口を離すと、隆は藍の方をみる。
「後ろ使ったこと無いんですけど。」
「俺のときもそうだ。」
「別にいいですよね。」
「いいだろう。後ろはいろいろ準備もいるし。」
「後ろ?」
 朦朧とした意識の中、累がそれを聞くと思い切ったように藍はその下着の中に手を入れた。僅かな茂みが手に触れ、そしてそこに指が触れた。
「あっ!」
「すごい。すごく濡れてる。」
 その小さな性器に太い指が這う。そして乳首を吸い上げる舌。彼女はたまらず声を上げた。
「いっ……あっ!だ……んっ!」
 もう抵抗できないように、腕を下ろした。するとそれを見て隆は彼女を包み込むように後ろから抱きしめる。
「累。」
 脇から手を入れ、胸に触れる。そして後ろを振り向いた彼女の唇にキスをする。
 それを合図に藍は、累の下着を脱がせる。するとそこはもう何でも受け入れられそうなくらい、濡れていた。
「すごいグチョグチョだな。足広げろ。」
 彼女は足を広げ、藍の指が性器を広げる。ピンク色の奥は次々と愛液があふれ出していた。
「前よりも濡れやすくなっているのか。やはりこいつに開発されたのか?」
「あっ!あっ!」
「藍さん。この様子だったら、すぐ潮を噴くかもしれないですね。」
「そうだな。クリもすごい立ってるし。」
 性器の上。その堅い突起に触れると、さらに喘いだ。
「あっ!駄目……そこ激しくしたら……。」
「乳首も弱くて、クリも弱い。だったら二つ同時に責めたら、すぐイくか。」
 摘んでいる両乳首をぐっと摘むと、彼女は高く喘いだ。そして藍はその性器の上に指を這わせた。ぐりぐりとどちらも刺激があり、隆の腕の中で累は気が狂いそうな衝動になる。
「ああああ!駄目!駄目!イく!イっちゃう!」
 彼女は腰を打かせると、そのシーツの上に愛液をまき散らした。
 そして目を閉じる。
「イきすぎたか?まだ中にも入れてないのに。」
「指も入ってないですよね。」
「隆。お前、舐められるのと舐めるのどっちがいい?」
「こいつ、すごい上手いからすぐ出そうになる。」
「早漏か?」
「ってわけでも無いんですけど。俺、責める方が好きなんで、そっち俺にさせてください。」
「わかった。」
 兄弟だった。知っている。母親は違うが、父親は一緒。こうして三人で交わることも初めてなのに、二人は手際よく累を喜ばせようとしている。だが刺激は強い。累はすでに快感でどうにかなりそうな体を鷹から放されると、ぐったりと壁により掛かった。
「累。大丈夫か?」
 隆の声が優しい。彼女は唇を重ねると、隆の体を離した。
「もうあまり気にしないけど、間接的にキスしてるな。」
「……今更ですか。」
 だが本当に彼女のことを道具にしか思っていないような気がする。それが唯一不安だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

処理中です...