50 / 124
第三章
24
うん?
じゃあ保健室に来た人達が泣いてたのも嬉し泣きとか。
ま、まさか学園内に大量の腐男子仲間がいらっしゃる!?
うわあ、ぜひとも王道展開について語り合いたいですッ。
王道展開、王道、お昼……食堂……。
あ、ちょーっと待って。
確かさっき『食堂で騒ぎがあった』て言わなかった?
そもそも俺、今日は食堂に行くはずだったよねぇ。それがどうして保健室にいるんだっけ。
…………………………
…………………………
…………………………ハッ。
「うわあぁ、王道イベントぉぉおッ!?」
いきなり叫びだした俺に、ギョッとする三人。でもそんなの気にしてらんないよ、こっちは一大事なんだから。
「ああ、魅惑の食堂イベントが――。で、でもさっきまで会長は俺と一緒だったわけだし、歩くんとの王道展開はまた後日改めてってことだよね? ね? あれ、じゃあ食堂での騒ぎって一体」
「ふ、郁人さん?」
「あの、郁人くん?」
「王道って……郁人お前まさか」
俺が発したその言葉にピクリと反応する優ちゃん。
どうやら俺の考えていた内容がわかったみたいだね、ワト●ンくん。腐ふふ、君も伊達に師匠からBL(王道)についての猛特訓を受けてはいないようだ。
なんたって優ちゃんと俺、二人揃って連日BL本の読書感想文を書かされまくったわけだし。
そして当時を思い出すたび、お互い(ちょっぴり)涙目になるのはなぜだろう。うーん、おかしいなぁ。
「チッ、そういうことかよ。焦らせやがって」
呆れたというか、やや疲れた顔でため息を吐く優ちゃん。嬉しそうに見えるのは気のせいかな。
そこへ突然、勢いよく開かれる保健室の扉。
「先生、けが人です。診てやってください!」
「は?」
「え」
「あ」
事前に報せがあったからある程度の予測はしていたけれど。
でも、さすがにこれは予想外すぎる人物の登場でしょう。
「副会長と歩くん?」
「へ? あ、郁人!」
「…………」
「はい、じゃあこっちに来てくれるかな」
なんと保健室に駆け込んできたのは、歩くんをお姫様抱っこした副会長さんでした。
【第三章/END】
じゃあ保健室に来た人達が泣いてたのも嬉し泣きとか。
ま、まさか学園内に大量の腐男子仲間がいらっしゃる!?
うわあ、ぜひとも王道展開について語り合いたいですッ。
王道展開、王道、お昼……食堂……。
あ、ちょーっと待って。
確かさっき『食堂で騒ぎがあった』て言わなかった?
そもそも俺、今日は食堂に行くはずだったよねぇ。それがどうして保健室にいるんだっけ。
…………………………
…………………………
…………………………ハッ。
「うわあぁ、王道イベントぉぉおッ!?」
いきなり叫びだした俺に、ギョッとする三人。でもそんなの気にしてらんないよ、こっちは一大事なんだから。
「ああ、魅惑の食堂イベントが――。で、でもさっきまで会長は俺と一緒だったわけだし、歩くんとの王道展開はまた後日改めてってことだよね? ね? あれ、じゃあ食堂での騒ぎって一体」
「ふ、郁人さん?」
「あの、郁人くん?」
「王道って……郁人お前まさか」
俺が発したその言葉にピクリと反応する優ちゃん。
どうやら俺の考えていた内容がわかったみたいだね、ワト●ンくん。腐ふふ、君も伊達に師匠からBL(王道)についての猛特訓を受けてはいないようだ。
なんたって優ちゃんと俺、二人揃って連日BL本の読書感想文を書かされまくったわけだし。
そして当時を思い出すたび、お互い(ちょっぴり)涙目になるのはなぜだろう。うーん、おかしいなぁ。
「チッ、そういうことかよ。焦らせやがって」
呆れたというか、やや疲れた顔でため息を吐く優ちゃん。嬉しそうに見えるのは気のせいかな。
そこへ突然、勢いよく開かれる保健室の扉。
「先生、けが人です。診てやってください!」
「は?」
「え」
「あ」
事前に報せがあったからある程度の予測はしていたけれど。
でも、さすがにこれは予想外すぎる人物の登場でしょう。
「副会長と歩くん?」
「へ? あ、郁人!」
「…………」
「はい、じゃあこっちに来てくれるかな」
なんと保健室に駆け込んできたのは、歩くんをお姫様抱っこした副会長さんでした。
【第三章/END】
あなたにおすすめの小説
「王道くんと、俺。」番外編
葉津緒
BL
こちらは「王道くんと、俺。」の番外編になります。
会話文中心、if設定など。
ほぼパラレルワールド的な内容だと思ってお読み頂ければ……。
全寮制学園/王道/脇役/美形/腐男子/偽チャラ男/親衛隊持ち/訳あり/攻め複数
※先に「本編」をお読みになってからご覧ください。
※一部、記号や擬音を使用しています。苦手な方は回避をお願い致します。
幼馴染が王道学園に入学希望!?断固阻止したい
ふわりんしず。
BL
白百合みたいなアイツがふにゃりと、
気の抜けた笑顔で俺に言った。
『小・中・高、男子校でね高校からは外部入学したいなって思ってるんだぁ』
「…正気か?」
『うん!でね?サッくんも一緒に、』
「断固拒否する!てか、阻止してぇ!」
⚠︎『』のセリフは受けちゃんのセリフ。
悪の策士のうまくいかなかった計画
迷路を跳ぶ狐
BL
いつか必ず返り咲く。それだけを目標に、俺はこの学園に戻ってきた。過去に、破壊と使役の魔法を研究したとして、退学になったこの学園に。
今こそ、復活の時だ。俺を切り捨てた者たちに目に物見せ、研究所を再興する。
そのために、王子と伯爵の息子を利用することを考えた俺は、長く温めた策を決行し、学園に潜り込んだ。
これから俺を陥れた連中を、騙して嵌めて蹂躙するっ! ……はず、だった……のに??
王子は跪き、俺に向かって言った。
「あなたの破壊の魔法をどうか教えてください。教えるまでこの部屋から出しません」と。
そして、伯爵の息子は俺の手をとって言った。
「ずっと好きだった」と。
…………どうなってるんだ?
この僕が、いろんな人に詰め寄られまくって困ってます!〜まだ無自覚編〜
小屋瀬
BL
〜まだ無自覚編〜のあらすじ
アニメ・漫画ヲタクの主人公、薄井 凌(うすい りょう)と、幼なじみの金持ち息子の悠斗(ゆうと)、ストーカー気質の天才少年の遊佐(ゆさ)。そしていつもだるーんとしてる担任の幸崎(さいざき)teacher。
主にこれらのメンバーで構成される相関図激ヤバ案件のBL物語。
他にも天才遊佐の事が好きな科学者だったり、悠斗Loveの悠斗の実の兄だったりと個性豊かな人達が出てくるよ☆
〜自覚編〜 のあらすじ(書く予定)
アニメ・漫画をこよなく愛し、スポーツ万能、頭も良い、ヲタク男子&陽キャな主人公、薄井 凌(うすい りょう)には、とある悩みがある。
それは、何人かの同性の人たちに好意を寄せられていることに気づいてしまったからである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【超重要】
☆まず、主人公が各キャラからの好意を自覚するまでの間、結構な文字数がかかると思います。(まぁ、「自覚する前」ということを踏まえて呼んでくだせぇ)
また、自覚した後、今まで通りの頻度で物語を書くかどうかは気分次第です。(だって書くの疲れるんだもん)
ですので、それでもいいよって方や、気長に待つよって方、どうぞどうぞ、読んでってくだせぇな!
(まぁ「長編」設定してますもん。)
・女性キャラが出てくることがありますが、主人公との恋愛には発展しません。
・突然そういうシーンが出てくることがあります。ご了承ください。
・気分にもよりますが、3日に1回は新しい話を更新します(3日以内に投稿されない場合もあります。まぁ、そこは善処します。(その時はまた近況ボード等でお知らせすると思います。))。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
それはきっと、気の迷い。
葉津緒
BL
王道転入生に親友扱いされている、気弱な平凡脇役くんが主人公。嫌われ後、総狙われ?
主人公→睦実(ムツミ)
王道転入生→珠紀(タマキ)
全寮制王道学園/美形×平凡/コメディ?