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其の四
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お前らつい今し方、人を馬鹿者扱いしやがったくせにどーゆー神経してんのさ。
「うわ、キモ……」
「ち、周ぁ~」
眉をひそめる周。その腕に思わずしがみつく涙目の俺。
だよねー普通はキショいよね、こういう同性からの反応って。
ん?
俺がまいた種ですがそれが何か?
ついでに、なぜか周りのクラスメートや教室の外からも、興奮したような荒い鼻息が聞こえてくるし。
ら、らめえぇぇえッ。
人を舐め回すような視線に身も心も汚されちゃう。
王道ハーレム怖いよおおぅ。
ハッ!
そうだ今こそ平凡脇役総受けである悠布を投入すべき時。
さあさあ、満を持していでよ、悠布。
この日のために素晴らしい計画を練り実行してきた俺へのご褒美をください。プリーズギブミー、ひゃっはー。
「よぉし俺のために頼むぞ悠布、カモン!
…………って、あれぇ悠布? 悠布!? うえええん、どこ行っちゃったの悠布ーッ!!」
「あいつならさっき人に呼ばれて教室から出ていったけど」
「何いぃ!? それはまさか親衛隊の呼び出しじゃあるまいな、周」
「さあ」
な、なんてことだ。
肝心の悠布がいないだと。
くそう、最重要人物抜きにして俺の完璧な計画は達成できない。おーまいがっ。
「ねえ幸明くん。悠布って日野西悠布くんのこと?」
「わりと一緒にいるよねぇ仲良いの?」
「お、おう。え、まさか気になるの。気になっちゃう感じっスか、お前たち!」
「まあ、気になるというか」
「そのー」
互いに顔を見合わせて言葉を濁す、双子書記の志崎かなう・かなめ兄弟。
おいおい何だよもう、実はすでに悠布のとりこだったのかお前ら。いやぁ、俺としたことが全然気づかなかったぜ!
「日野西悠布くん、ですか」
「あ~うん。日野西悠布くんねぇ」
「日野西」
「……」
上から副会長の花本伊織、チャラ男会計の園明良、そして國井俊也会長。
無言の風紀委員長はとりあえず置いとくとして。
えええっ、もしや生徒会全員コンプリート済みなのか悠布ってば。さすが俺の見込んだ平凡脇役くん。
ただ、ずっと一緒にいたはずなのに腐的萌え場面を一つも見てないことだけが非常に残念……。
俺、何のために王道のフリしてたんだっけ。
い、いや、嘆くのはまだ早い。
だってこれから悠布の総受けハーレム生活が待っているんだから。
つまり待望の生BL見放題っ!
だがしかしそのためにも。
「よぉし、皆で悠布を助けに行こう」
「は?」
「いきなり何言ってんだ、幸明」
「多分いや絶対に今、悠布は親衛隊から呼び出されて体育館の裏とかにいるはず。転入生(俺)を利用して生徒会や親衛隊持ちの人気者に近づいた、などと言われて制裁されてるに違いない! だから早く助けに行」
「それは無いな」
「……は?」
俺の台詞を遮り、否定する風紀委員長。
.
「うわ、キモ……」
「ち、周ぁ~」
眉をひそめる周。その腕に思わずしがみつく涙目の俺。
だよねー普通はキショいよね、こういう同性からの反応って。
ん?
俺がまいた種ですがそれが何か?
ついでに、なぜか周りのクラスメートや教室の外からも、興奮したような荒い鼻息が聞こえてくるし。
ら、らめえぇぇえッ。
人を舐め回すような視線に身も心も汚されちゃう。
王道ハーレム怖いよおおぅ。
ハッ!
そうだ今こそ平凡脇役総受けである悠布を投入すべき時。
さあさあ、満を持していでよ、悠布。
この日のために素晴らしい計画を練り実行してきた俺へのご褒美をください。プリーズギブミー、ひゃっはー。
「よぉし俺のために頼むぞ悠布、カモン!
…………って、あれぇ悠布? 悠布!? うえええん、どこ行っちゃったの悠布ーッ!!」
「あいつならさっき人に呼ばれて教室から出ていったけど」
「何いぃ!? それはまさか親衛隊の呼び出しじゃあるまいな、周」
「さあ」
な、なんてことだ。
肝心の悠布がいないだと。
くそう、最重要人物抜きにして俺の完璧な計画は達成できない。おーまいがっ。
「ねえ幸明くん。悠布って日野西悠布くんのこと?」
「わりと一緒にいるよねぇ仲良いの?」
「お、おう。え、まさか気になるの。気になっちゃう感じっスか、お前たち!」
「まあ、気になるというか」
「そのー」
互いに顔を見合わせて言葉を濁す、双子書記の志崎かなう・かなめ兄弟。
おいおい何だよもう、実はすでに悠布のとりこだったのかお前ら。いやぁ、俺としたことが全然気づかなかったぜ!
「日野西悠布くん、ですか」
「あ~うん。日野西悠布くんねぇ」
「日野西」
「……」
上から副会長の花本伊織、チャラ男会計の園明良、そして國井俊也会長。
無言の風紀委員長はとりあえず置いとくとして。
えええっ、もしや生徒会全員コンプリート済みなのか悠布ってば。さすが俺の見込んだ平凡脇役くん。
ただ、ずっと一緒にいたはずなのに腐的萌え場面を一つも見てないことだけが非常に残念……。
俺、何のために王道のフリしてたんだっけ。
い、いや、嘆くのはまだ早い。
だってこれから悠布の総受けハーレム生活が待っているんだから。
つまり待望の生BL見放題っ!
だがしかしそのためにも。
「よぉし、皆で悠布を助けに行こう」
「は?」
「いきなり何言ってんだ、幸明」
「多分いや絶対に今、悠布は親衛隊から呼び出されて体育館の裏とかにいるはず。転入生(俺)を利用して生徒会や親衛隊持ちの人気者に近づいた、などと言われて制裁されてるに違いない! だから早く助けに行」
「それは無いな」
「……は?」
俺の台詞を遮り、否定する風紀委員長。
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