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糾弾6
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「性格としては男性ホルモンが増えると、精神的に不安定になり、感情のコントロールが難しくなることもあります。そして、女性ホルモンとのバランスが崩れると、些細なことで怒ったりと、攻撃的になる場合があります」
ララスは精神的に安定しているとは言えず、それは子どもができない頃は顕著だった。だが、それはそれ以前の話だったのではないかと思われた。
「男性ホルモンは挑戦する精神や、物事を迅速に判断する能力にも影響を与えると考えられておりますので、悪いことばかりではありません。ですが、男性ホルモンが多い女性は、悩み続けるよりも行動を起こすタイプが多い傾向にあります」
その説明にエディードとセラリアとコレドールは、だからこそ診断書の不正という行動を突発的に起こしてしまったのではないかと考えた。
「女性ホルモンと男性ホルモンはバランスを保ちながら、月経周期をコントロールしています。ですが、男性ホルモンが過剰になると、バランスが崩れて、卵巣の働きが低下します。このことから、男性ホルモンが多いのではないか。そして、生理不順に繋がったのでしょう」
ジュージはそういったことがあるのかと、興味深く聞きながら、確かに自分の知るララスにも当てはまるものが多かった。
オジェンとクレアは、ただただ説明に驚いていた。
「原因は何だ?」
「はい、ストレスや生活習慣の乱れといったこともありますが、病気や遺伝といった先天的なことも考えられます。ララス殿下の場合は私が最初にお見掛けした婚約者候補の頃から、当てはまる項目が多いことから、先天性のものではないかと考えております。他の医師も同じ診断でございます」
「治療法はあるのだよな?」
「はい、ございます」
「ありがとう、とても分かり易かった」
「恐れ入ります」
フエイ医師は頭を下げて、一歩下がった。
エディードとセラリアとコレドールは、医師から男性ホルモンが多いのではないかと聞かされていたが、詳しいことは今日、発表してもらうように頼んでいた。
茫然とするララスとオジェンとクレアに向かって、エディードは告げた。
「不正などせず、きちんと調べて治療をすれば良かったということだ」
「そんな……」
言葉を零したのは、クレアであったが、そのまま下を向いた。
そして、次に声を出したのはララスであった。
「ですが、以前にもちゃんと調べていただきました。その時は分からなかったではありませんか」
「あの時は生理不順だと決めつけたのは、そなただろう?それも今思えば、自覚があったからだろう?」
「それは……自覚なんて……」
ブライダルチェックの検査をし、排卵がうまくいっておらず、周期が不安定だと排卵日特定が難しいと判断された。さらに詳しく調べようとなったが、ララス自身が生理不順の治療をすると言い出した。
子どもができなくて、辛いだろうことも考慮されたことで、ならば生理不順の治療をしようとなった。
今回、再度、医師たちに他に原因がないかと考えて欲しいと依頼をすると、男性ホルモンが多いのではないかという結論に至った。
血液検査で判断することは可能だったが、それはララス自身が行えばいいと調べてはいない。ゆえに思われるという説明であったが、説得力しかない。
「ララス、反省しているのなら、選ばせてやろう。不正を認めて自ら退くか、不正を認めず留まるか。ただし、後者の場合は不正は公になることから、これまでのようにはならない、信用されることはないと思いなさい」
王太子妃というのならば、選ぶのは前者である。
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本日もお読みいただきありがとうございます。
本日も1日2回、投稿させていただきます。
次はいつもの17時です。
どうぞよろしくお願いいたします。
ララスは精神的に安定しているとは言えず、それは子どもができない頃は顕著だった。だが、それはそれ以前の話だったのではないかと思われた。
「男性ホルモンは挑戦する精神や、物事を迅速に判断する能力にも影響を与えると考えられておりますので、悪いことばかりではありません。ですが、男性ホルモンが多い女性は、悩み続けるよりも行動を起こすタイプが多い傾向にあります」
その説明にエディードとセラリアとコレドールは、だからこそ診断書の不正という行動を突発的に起こしてしまったのではないかと考えた。
「女性ホルモンと男性ホルモンはバランスを保ちながら、月経周期をコントロールしています。ですが、男性ホルモンが過剰になると、バランスが崩れて、卵巣の働きが低下します。このことから、男性ホルモンが多いのではないか。そして、生理不順に繋がったのでしょう」
ジュージはそういったことがあるのかと、興味深く聞きながら、確かに自分の知るララスにも当てはまるものが多かった。
オジェンとクレアは、ただただ説明に驚いていた。
「原因は何だ?」
「はい、ストレスや生活習慣の乱れといったこともありますが、病気や遺伝といった先天的なことも考えられます。ララス殿下の場合は私が最初にお見掛けした婚約者候補の頃から、当てはまる項目が多いことから、先天性のものではないかと考えております。他の医師も同じ診断でございます」
「治療法はあるのだよな?」
「はい、ございます」
「ありがとう、とても分かり易かった」
「恐れ入ります」
フエイ医師は頭を下げて、一歩下がった。
エディードとセラリアとコレドールは、医師から男性ホルモンが多いのではないかと聞かされていたが、詳しいことは今日、発表してもらうように頼んでいた。
茫然とするララスとオジェンとクレアに向かって、エディードは告げた。
「不正などせず、きちんと調べて治療をすれば良かったということだ」
「そんな……」
言葉を零したのは、クレアであったが、そのまま下を向いた。
そして、次に声を出したのはララスであった。
「ですが、以前にもちゃんと調べていただきました。その時は分からなかったではありませんか」
「あの時は生理不順だと決めつけたのは、そなただろう?それも今思えば、自覚があったからだろう?」
「それは……自覚なんて……」
ブライダルチェックの検査をし、排卵がうまくいっておらず、周期が不安定だと排卵日特定が難しいと判断された。さらに詳しく調べようとなったが、ララス自身が生理不順の治療をすると言い出した。
子どもができなくて、辛いだろうことも考慮されたことで、ならば生理不順の治療をしようとなった。
今回、再度、医師たちに他に原因がないかと考えて欲しいと依頼をすると、男性ホルモンが多いのではないかという結論に至った。
血液検査で判断することは可能だったが、それはララス自身が行えばいいと調べてはいない。ゆえに思われるという説明であったが、説得力しかない。
「ララス、反省しているのなら、選ばせてやろう。不正を認めて自ら退くか、不正を認めず留まるか。ただし、後者の場合は不正は公になることから、これまでのようにはならない、信用されることはないと思いなさい」
王太子妃というのならば、選ぶのは前者である。
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