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王太子妃1
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王太子妃についてはリファスの婚約を急かすことになり、またララスのようなことが起きてはならないと、表向きは保留とした。
だが、実際はコレドールは娶る気はなかった。
ブルーベルは移動をしただけで、オペリーク王国に戻っても変わらず過ごしていた。そこへエルゲリータ王国のミジュリー王太子妃がブルーベルにお会いしたいという手紙が届いた。
あれからもブルーベルの生家であるエズリラ侯爵家からも忘れた頃に、ブルーベルを里帰りさせて欲しい、良かったら王子と王女も一緒にどうかと度々送られてきたが、難しいと返事をしていた。
何か問題が起きたらと記しても、ブルーベルがどうなってもいいと考えているエズリラ侯爵家には関係ないと考え、効果はない。
だが、エズリラ侯爵家はブルーベルに戻って来て欲しいわけではなく、エーストに言われて渋々送っていたに過ぎない。
ゆえに迎えに行くようにも言われたが、それは体の不調や邸を空けられないと言い訳をして、誰も嫌がってしなかった。それはあの気持ち悪い状態のブルーベルと会いたくなかったからである。
当然ながらブルーベルは手紙を読むことはできても、返事を書くことはない。
コレドールは王子妃であるマリージュはブルーベルに会っているのだから、事情を知っているはずなのに、どういうことだろうかと思ったが、里帰りとは違って拒否することはできないために同席すればいいだろうと受けることにした。
どうして今なのかはララスの離縁のことも関係しているのかもしれない。
そして、ミジュリー王太子妃は凛とした佇まいでやって来たが、コレドールが対応をした。
「王太子殿下にご挨拶申し上げます」
「王太子妃殿下、ようこそお越しくださいました」
「王家も大変な時にご訪問になってしまい、申し訳ございません」
「いえ」
ミジュリーに対して嫌味っぽい女性だなと感じていたが、やはり変わっていないと感じた。それでも王太子妃という立場に相応しい応接室に案内した。
「ブルーベル、ブルーベル殿下は?」
ミジュリーはエーストの信者と言ってもいいほどに彼の言うことがすべて正しいと思っている。
ゆえに評価の低いブルーベルを同様に馬鹿にしており、ブルーベル殿下などと呼んだこともなかったが、慌てて訂正した。
「ブルーベルのご事情をご存知のはずなのに、どのような話なのかお教えいただけますでしょうか」
「ずっとお話をしたいと思っていたのですが、里帰りは難しいとのことでしたので、私がお話をさせていただくために参ったのでございます」
その言葉には本来ならブルーベルが戻って、我々の都合のように扱える存在であるべきだと考えており、傲慢さを出していないつもりだったが、滲み出ていた。
コレドールも僅かの会話で、ミジュリーはブルーベルに好意的ではないとハッキリと感じた。
「それで、お話とはどのような内容でしょうか」
「それはブルーベル殿下に直接お話をしたいと思っておりますの」
「王太子妃殿下は話ができると思ってらっしゃるということですか?」
「ご存知ないと思いますけど、ブルーベル殿下とは親しい関係だったのですよ」
話ができないということは聞いていたが、それでもこちらの話を聞かせることはできるために、頷かせることは容易だろうと考えていた。
「では、ブルーベルの好きな物をご存知でしょうか?」
「っえ」
「好きな食べ物程度でも構いません」
エーストとスルトと一緒にブルーベルとお茶会をして、どうしてスムーズにできないのかと何度か説教をしたことはあったが、好きな物までは知らないミジュリーはそのような質問されるとは思わず、焦りを感じた。
だが、親しいと言った手前知らないとは言えない。
お茶会でもお菓子は出ており、おそらく食べていたと判断して答えることにした。
だが、実際はコレドールは娶る気はなかった。
ブルーベルは移動をしただけで、オペリーク王国に戻っても変わらず過ごしていた。そこへエルゲリータ王国のミジュリー王太子妃がブルーベルにお会いしたいという手紙が届いた。
あれからもブルーベルの生家であるエズリラ侯爵家からも忘れた頃に、ブルーベルを里帰りさせて欲しい、良かったら王子と王女も一緒にどうかと度々送られてきたが、難しいと返事をしていた。
何か問題が起きたらと記しても、ブルーベルがどうなってもいいと考えているエズリラ侯爵家には関係ないと考え、効果はない。
だが、エズリラ侯爵家はブルーベルに戻って来て欲しいわけではなく、エーストに言われて渋々送っていたに過ぎない。
ゆえに迎えに行くようにも言われたが、それは体の不調や邸を空けられないと言い訳をして、誰も嫌がってしなかった。それはあの気持ち悪い状態のブルーベルと会いたくなかったからである。
当然ながらブルーベルは手紙を読むことはできても、返事を書くことはない。
コレドールは王子妃であるマリージュはブルーベルに会っているのだから、事情を知っているはずなのに、どういうことだろうかと思ったが、里帰りとは違って拒否することはできないために同席すればいいだろうと受けることにした。
どうして今なのかはララスの離縁のことも関係しているのかもしれない。
そして、ミジュリー王太子妃は凛とした佇まいでやって来たが、コレドールが対応をした。
「王太子殿下にご挨拶申し上げます」
「王太子妃殿下、ようこそお越しくださいました」
「王家も大変な時にご訪問になってしまい、申し訳ございません」
「いえ」
ミジュリーに対して嫌味っぽい女性だなと感じていたが、やはり変わっていないと感じた。それでも王太子妃という立場に相応しい応接室に案内した。
「ブルーベル、ブルーベル殿下は?」
ミジュリーはエーストの信者と言ってもいいほどに彼の言うことがすべて正しいと思っている。
ゆえに評価の低いブルーベルを同様に馬鹿にしており、ブルーベル殿下などと呼んだこともなかったが、慌てて訂正した。
「ブルーベルのご事情をご存知のはずなのに、どのような話なのかお教えいただけますでしょうか」
「ずっとお話をしたいと思っていたのですが、里帰りは難しいとのことでしたので、私がお話をさせていただくために参ったのでございます」
その言葉には本来ならブルーベルが戻って、我々の都合のように扱える存在であるべきだと考えており、傲慢さを出していないつもりだったが、滲み出ていた。
コレドールも僅かの会話で、ミジュリーはブルーベルに好意的ではないとハッキリと感じた。
「それで、お話とはどのような内容でしょうか」
「それはブルーベル殿下に直接お話をしたいと思っておりますの」
「王太子妃殿下は話ができると思ってらっしゃるということですか?」
「ご存知ないと思いますけど、ブルーベル殿下とは親しい関係だったのですよ」
話ができないということは聞いていたが、それでもこちらの話を聞かせることはできるために、頷かせることは容易だろうと考えていた。
「では、ブルーベルの好きな物をご存知でしょうか?」
「っえ」
「好きな食べ物程度でも構いません」
エーストとスルトと一緒にブルーベルとお茶会をして、どうしてスムーズにできないのかと何度か説教をしたことはあったが、好きな物までは知らないミジュリーはそのような質問されるとは思わず、焦りを感じた。
だが、親しいと言った手前知らないとは言えない。
お茶会でもお菓子は出ており、おそらく食べていたと判断して答えることにした。
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