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告白3
マリージュにも会わせてしまったことも失敗だったかと思ったが、さすがにそれはなかったようでホッとした。
「心を壊した原因は、ミジュリー妃も関係していたということか?」
「関係者ではあります」
「では、エースト殿下か?」
「とどめを刺したのはスルト殿下です」
「婚約者だったからか?」
エーストは傲慢なところがあり、何か酷いことを言ったのではないかと考えていたが、スルトの方だとは思わなかった。
「正確には婚約を解消する際です。『君とは合わない。だからマリージュと婚約を結び直す。両親も兄上も、君の父親も了承していることだ』『ブルーベルと共に生きていこうとは思わない』この言葉で絶望したのです」
「そのように言われていたのか……こちらには円満に解消したと聞いていた」
エルゲリータ王国からは本人も納得して円満に解消している、お互いが望む形で整ったという言葉をそのままを信じていた。
「一方的でした、家族からも聞いてもいません。王家で恨むべきは許可した国王陛下も王妃陛下もですが、エースト殿下、スルト殿下、ミジュリー殿下です」
「嫌がらせを受けていたのか?」
この前のミジュリーの言い方から、いつもこのような関係だったのだろうとは思っていた。
「暴力は邪魔だと押されたり、憂さ晴らしのようにどうしてこんなこともできないのか、出来が悪い、馬鹿なのかなど言われることは日常でした。ですが、心が壊れたのは叩かれても、学んだことが合わないという理由でなしになったことです」
「そう、だったのか……」
コレドールも褒められた相手ではないが、そんな相手と結婚しても幸せになれないだろう。だが、努力したことが合わないでなしにされれば、絶望するだろう。
身につけた知識を生かしてと考えられる人間なら良かったが、元より酷い環境であったブルーベルにはもう頑張れないと思ったのではないだろうか。
「頑張れなくなったのか……」
「そうです。父親には『お前には別の相手を紹介してくださるそうだ。有難いと思いなさい』と言われ、母親はブルーベルの心が壊れたことにも気付かず、拗ねていると言っていました。兄も同じです」
「医者には?」
「診せませんよ、恥ずかしいと思っているのですから」
王家から一応は医者が派遣されてきたが、治せるようなものではなかった。
「っあ、そうだ、エルゲリータ王国に会いに行った際に『合わないと思います』と言っていた。そうだった」
コレドールもブルーベル本人から聞いていた、だが壊れてしまったブルーベルに慣れて、忘れてしまっていたのである。
「そうです。ようやく思い出してくださいましたね」
「すまない……」
彼女は思い出してくれることを待っていたのだと思い知った。
「会った時に『人として、合わないのです』『断れば、合わなくてもいいですよね。それがよろしいかと存じます』と言っていた。そういうことだったのか……」
「そうです。自分を否定されて、眠っている時間も多くなりましたが、それでも何とか立ち上がろうとしていました。ですから私は絶対に出ることはしませんでした。そんなことをすれば、まともに戻ったなどと思われるだけですから」
「そうだな……」
コレドールも最初に会った時はおかしいと思ったが、彼女が今のように話し始めたら、あの時はおかしかっただけだと判断しただろう。
「私がこんな風に出てくるようになったのはコレドール殿下のせいでもあります」
「っな!なぜだ……いや、私も褒められたことはしていないことは重々分かっているが……何か傷付けたのだろうか」
コレドールも当時はララスを信じていたために、負い目に思わないように配慮し、ブルーベルには側妃として弁えるように厳しく当たっていたが、フェイリアに言われてからは気を付けるようにしていた。
だが、酷いことなどは言っていないつもりであった。
「私を、私を産まそうとしたから!」
レイピアは目に涙をためて、コレドールに訴えたが、その言葉は鈍器で殴られたような衝撃だった。
「心を壊した原因は、ミジュリー妃も関係していたということか?」
「関係者ではあります」
「では、エースト殿下か?」
「とどめを刺したのはスルト殿下です」
「婚約者だったからか?」
エーストは傲慢なところがあり、何か酷いことを言ったのではないかと考えていたが、スルトの方だとは思わなかった。
「正確には婚約を解消する際です。『君とは合わない。だからマリージュと婚約を結び直す。両親も兄上も、君の父親も了承していることだ』『ブルーベルと共に生きていこうとは思わない』この言葉で絶望したのです」
「そのように言われていたのか……こちらには円満に解消したと聞いていた」
エルゲリータ王国からは本人も納得して円満に解消している、お互いが望む形で整ったという言葉をそのままを信じていた。
「一方的でした、家族からも聞いてもいません。王家で恨むべきは許可した国王陛下も王妃陛下もですが、エースト殿下、スルト殿下、ミジュリー殿下です」
「嫌がらせを受けていたのか?」
この前のミジュリーの言い方から、いつもこのような関係だったのだろうとは思っていた。
「暴力は邪魔だと押されたり、憂さ晴らしのようにどうしてこんなこともできないのか、出来が悪い、馬鹿なのかなど言われることは日常でした。ですが、心が壊れたのは叩かれても、学んだことが合わないという理由でなしになったことです」
「そう、だったのか……」
コレドールも褒められた相手ではないが、そんな相手と結婚しても幸せになれないだろう。だが、努力したことが合わないでなしにされれば、絶望するだろう。
身につけた知識を生かしてと考えられる人間なら良かったが、元より酷い環境であったブルーベルにはもう頑張れないと思ったのではないだろうか。
「頑張れなくなったのか……」
「そうです。父親には『お前には別の相手を紹介してくださるそうだ。有難いと思いなさい』と言われ、母親はブルーベルの心が壊れたことにも気付かず、拗ねていると言っていました。兄も同じです」
「医者には?」
「診せませんよ、恥ずかしいと思っているのですから」
王家から一応は医者が派遣されてきたが、治せるようなものではなかった。
「っあ、そうだ、エルゲリータ王国に会いに行った際に『合わないと思います』と言っていた。そうだった」
コレドールもブルーベル本人から聞いていた、だが壊れてしまったブルーベルに慣れて、忘れてしまっていたのである。
「そうです。ようやく思い出してくださいましたね」
「すまない……」
彼女は思い出してくれることを待っていたのだと思い知った。
「会った時に『人として、合わないのです』『断れば、合わなくてもいいですよね。それがよろしいかと存じます』と言っていた。そういうことだったのか……」
「そうです。自分を否定されて、眠っている時間も多くなりましたが、それでも何とか立ち上がろうとしていました。ですから私は絶対に出ることはしませんでした。そんなことをすれば、まともに戻ったなどと思われるだけですから」
「そうだな……」
コレドールも最初に会った時はおかしいと思ったが、彼女が今のように話し始めたら、あの時はおかしかっただけだと判断しただろう。
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「っな!なぜだ……いや、私も褒められたことはしていないことは重々分かっているが……何か傷付けたのだろうか」
コレドールも当時はララスを信じていたために、負い目に思わないように配慮し、ブルーベルには側妃として弁えるように厳しく当たっていたが、フェイリアに言われてからは気を付けるようにしていた。
だが、酷いことなどは言っていないつもりであった。
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