忘却令嬢〜そう言われましても記憶にございません〜【完】

ほんの一瞬、躊躇ってしまった手。

誰よりも愛していた彼女なのに傷付けてしまった。
ずっと傷付けていると理解っていたのに、振り払ってしまった。


彼女は深い碧色に絶望を映しながら微笑んだ。






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