跡継ぎが産めなければ私は用なし!? でしたらあなたの前から消えて差し上げます。どうぞ愛妾とお幸せに。

私リサーリア・ウォルトマンは、父の命令でグリフォンド伯爵令息であるモートンの妻になった。

政略結婚だったけれど、お互いに思い合い、幸せに暮らしていた。

しかし結婚して1年経っても子宝に恵まれなかった事で、義父母に愛妾を薦められた夫。

「承知致しました」
夫は二つ返事で承諾した。

私を裏切らないと言ったのに、こんな簡単に受け入れるなんて…!
貴方がそのつもりなら、私は喜んで消えて差し上げますわ。

私は切岸に立って、夕日を見ながら夫に別れを告げた―――…


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