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虚偽
ルーゴ王国の王太子夫妻からわざと抗議を入れて貰い、両陛下にレベッカの再試験を要望した。さすがに三ヶ国語を読めない、話せないというのは論外である。
後から文句を言われても困るので、レベッカの父・ウィンダム伯爵、バラマス・コアール伯爵夫人、意見を出したクリンピア公爵にも見届けてもらうこととした。
まずは筆記試験を行い、アズラー夫人とバラマス夫人と、学園の各語学の担当教師で採点を行った。
そして各語学の担当教師との会話の試験。
『初めまして、お名前と生家を教えてください(ノワンナ語)』
「レベッカ・オールソンデス。ウィンダムハークシャークケデス」
『日照りが続く問題をどうお考えですか(ノワンナ語)』
「イイトオモイマス。スバラシイコトデス」
『初めまして、お名前とあなたのお祖母様の名前を教えてください(アペラ語)』
「レベッカ・オールソンデス。ウィンダムデス」
『お会いされたルーゴ王国の王太子御夫妻とはどのような話をされたのですか(アペラ語)』
「メガデマス、ダイジョウブデスカ」
『初めまして、お名前とあなたの側妃試験の担当した方の名前を教えてください(カベリ語)』
「レベッカ・オールソン。ウィンダム」
『カベリ王国では食事に箸を使うことが主流となっておりますが、妃殿下は使えますか(カベリ語)』
「…コンニチハ」
言葉が分かっている両陛下と殿下、アズラー夫人は、何だこれはという感想と、溜息しか出ない。
一応、どこまで出来るか試験をすることは伝えていたので、勉強したのだろうが、憶えている言葉を言っているだけのようにしか見えない。カベリ語に至ってはおそらく、憶えることすらできなかったのだろう。
しかも、悪あがきとして、急に産後で身体の具合が悪いから延ばして欲しいと言い出した。念のため医師にも見せたが問題はなく、それでも食い下がったため、ならば療養所に入って貰うと言うと、ようやく受けることとなったのだ。
ウィンダム伯爵、バラマス・コアール伯爵夫人はノワンナ語はおかしいと気付いたようだが、その他は分からないようで、どうなんだろうかという顔をしている。クリンピア公爵は怪訝な顔となっていた、おそらく分かっているのだろう。
試験の結果が配られ、会話の受け答えの結果を話すと、レベッカ、ウィンダム伯爵は真っ赤に、バラマス・コアール伯爵夫人は真っ青になった。
「はあ、ウィンダム伯爵、これはどういうことだ?私はレベッカ妃が優秀だと聞いた、三ヶ国語も話せると言ったではないか、記憶喪失とでも言うのか。私もカベリ語は自信がないが、その他はあれが外交の場であったなら、気絶させたいくらいだ。メガデマスってなんだ?なぜ側妃試験に受かったのだ?」
口火を切ったのはレベッカの伯父に当たるクリンピア公爵であった。
「確かに語学は苦手ですが、他のことはできます」
「はあ、王太子の正妃にも側妃にも求められることはまずは語学であるぞ?なぜ他のことを言い出すのだ?」
「でも、夜会などでお話をしたり、ダンスをしたりも大事でしょう?」
「だから、その話が出来ないのではないか?」
「通訳を雇えば…」
「ならばレベッカ妃は皆が喋っている中で、一人だけ通訳を連れて、訳してもらって、言葉をまた訳させて、それをずっと皆に待っていろと言うのか?私は側妃に値しないと言っているようなものだろう」
「そ、それは…」
「で、なぜ受かったんだ?」
「公爵ではないのか?バラマス・コアール伯爵夫人を推薦したのは」
殿下はクリンピア公爵が裏で糸を引いているのだと思っていたが、どうやら違うようだ。アズラー夫人もおそらく同じ考えであっただろう。
「いえ、知りません。まさか、母上に頼んだのか?あれはもう記憶が怪しいのだ、そう伝えていただろう?陛下、申し訳ございません」
クリンピア公爵、ウィンダム伯爵夫人の母は、記憶が曖昧になっており、認識できないことが多いのだ。
「そうであったか、公爵も総意のものと思っておったが」
「はい、話は確かに聞きました。相応しくないのであれば、アズラー夫人が落とすだろうと思っておりましたので、それならばと思って、推薦だけはしました。その後に母に頼んだのでしょう」
クリンピア公爵は頭を抱え、ウィンダム伯爵とレベッカは下を向いている。レベッカにとっては祖母であるが、代筆させて、サインだけさせたのだろう。
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訂正:レベッカの姓が間違っておりました。パードルトからオールソンに訂正しております。大変失礼しました。
後から文句を言われても困るので、レベッカの父・ウィンダム伯爵、バラマス・コアール伯爵夫人、意見を出したクリンピア公爵にも見届けてもらうこととした。
まずは筆記試験を行い、アズラー夫人とバラマス夫人と、学園の各語学の担当教師で採点を行った。
そして各語学の担当教師との会話の試験。
『初めまして、お名前と生家を教えてください(ノワンナ語)』
「レベッカ・オールソンデス。ウィンダムハークシャークケデス」
『日照りが続く問題をどうお考えですか(ノワンナ語)』
「イイトオモイマス。スバラシイコトデス」
『初めまして、お名前とあなたのお祖母様の名前を教えてください(アペラ語)』
「レベッカ・オールソンデス。ウィンダムデス」
『お会いされたルーゴ王国の王太子御夫妻とはどのような話をされたのですか(アペラ語)』
「メガデマス、ダイジョウブデスカ」
『初めまして、お名前とあなたの側妃試験の担当した方の名前を教えてください(カベリ語)』
「レベッカ・オールソン。ウィンダム」
『カベリ王国では食事に箸を使うことが主流となっておりますが、妃殿下は使えますか(カベリ語)』
「…コンニチハ」
言葉が分かっている両陛下と殿下、アズラー夫人は、何だこれはという感想と、溜息しか出ない。
一応、どこまで出来るか試験をすることは伝えていたので、勉強したのだろうが、憶えている言葉を言っているだけのようにしか見えない。カベリ語に至ってはおそらく、憶えることすらできなかったのだろう。
しかも、悪あがきとして、急に産後で身体の具合が悪いから延ばして欲しいと言い出した。念のため医師にも見せたが問題はなく、それでも食い下がったため、ならば療養所に入って貰うと言うと、ようやく受けることとなったのだ。
ウィンダム伯爵、バラマス・コアール伯爵夫人はノワンナ語はおかしいと気付いたようだが、その他は分からないようで、どうなんだろうかという顔をしている。クリンピア公爵は怪訝な顔となっていた、おそらく分かっているのだろう。
試験の結果が配られ、会話の受け答えの結果を話すと、レベッカ、ウィンダム伯爵は真っ赤に、バラマス・コアール伯爵夫人は真っ青になった。
「はあ、ウィンダム伯爵、これはどういうことだ?私はレベッカ妃が優秀だと聞いた、三ヶ国語も話せると言ったではないか、記憶喪失とでも言うのか。私もカベリ語は自信がないが、その他はあれが外交の場であったなら、気絶させたいくらいだ。メガデマスってなんだ?なぜ側妃試験に受かったのだ?」
口火を切ったのはレベッカの伯父に当たるクリンピア公爵であった。
「確かに語学は苦手ですが、他のことはできます」
「はあ、王太子の正妃にも側妃にも求められることはまずは語学であるぞ?なぜ他のことを言い出すのだ?」
「でも、夜会などでお話をしたり、ダンスをしたりも大事でしょう?」
「だから、その話が出来ないのではないか?」
「通訳を雇えば…」
「ならばレベッカ妃は皆が喋っている中で、一人だけ通訳を連れて、訳してもらって、言葉をまた訳させて、それをずっと皆に待っていろと言うのか?私は側妃に値しないと言っているようなものだろう」
「そ、それは…」
「で、なぜ受かったんだ?」
「公爵ではないのか?バラマス・コアール伯爵夫人を推薦したのは」
殿下はクリンピア公爵が裏で糸を引いているのだと思っていたが、どうやら違うようだ。アズラー夫人もおそらく同じ考えであっただろう。
「いえ、知りません。まさか、母上に頼んだのか?あれはもう記憶が怪しいのだ、そう伝えていただろう?陛下、申し訳ございません」
クリンピア公爵、ウィンダム伯爵夫人の母は、記憶が曖昧になっており、認識できないことが多いのだ。
「そうであったか、公爵も総意のものと思っておったが」
「はい、話は確かに聞きました。相応しくないのであれば、アズラー夫人が落とすだろうと思っておりましたので、それならばと思って、推薦だけはしました。その後に母に頼んだのでしょう」
クリンピア公爵は頭を抱え、ウィンダム伯爵とレベッカは下を向いている。レベッカにとっては祖母であるが、代筆させて、サインだけさせたのだろう。
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訂正:レベッカの姓が間違っておりました。パードルトからオールソンに訂正しております。大変失礼しました。
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