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後悔2
サリーには一定の謝罪を受ける条件を持っていた。
レベッカは大口は叩いたが、側妃見習いとなり、王妃に側妃の教本をしっかり読むように告げられ、理解できているかも確認された。側妃になってしまえばこちらのものではなく、自分がどれだけ愚かなことをしたのか、恥ずかしいことだったのかを理解した。そして、自身のせいで、皆が可愛がっていたはずのマリーヌは王女ではあるが、立場が非常に危うい状態であることが一番辛かった。
レベッカはサリーにお伺いを立てて、一人で謝りに来た。レベッカはサリーよりも、二つ年下である。
「申し訳ございませんでした…」
「何についてかしら?」
「優秀だと言ったこと、殿下を支え、跡継ぎを育てることは造作もありませんなどと言ったことです」
「無理でしたか」
「はい、ですが頑張ります。誤解しないでください、側妃も正直どうでもいいです。私ははマリーヌのためだけに頑張ります。祖母と約束したんです」
何度もくじけそうになった、一人だったらすぐに逃げ出していた。だがマリーヌのために奮い立たせ、必死で向き合った。騙した祖母にも謝罪し、記憶が定かであったかは分からないが、『頑張りなさい』という言葉を掛けて貰った。
成し遂げられなかったとしても、頑張り続けなくてはならない。せめて頑張る姿をマリーヌに見せなくてはならない。愛されたいなどという思いは消え、ただひたすらに取り組んでいる。
「良かったわ、無理だ、諦めると言われたらどうしようかと思ったわ」
「お許しいただけるのですか」
「はい、謝罪を受け入れます。私としては側妃としても頑張っていただきたいところだけど、マリーヌ王女のために、しっかり頑張りなさい。私で力になれることがあれば、お教えします」
「ありがとうございます。まだノワンナ語なのですが、憶えたら会話に付き合っていただけますか」
「ええ、勿論よ。マリーヌ王女を連れて、一緒に遊びに来て頂戴」
「ありがとうございます、頑張ります」
二人の仲は最初こそ距離があったが、レベッカ、サリー様と呼ぶようになり、マリーヌ王女とミーラ王子の関係も良好となっていった。
マリーヌにはきちんと理解できているかは定かではないが、私のせいで苦労させることになる、ごめんなさい、一緒に頑張って欲しいと全てを話したそうだ。
殿下が知らなかったのは、誰も漏らさなかったこともあるが、殿下が来る際はレベッカは合わせる顔がないと避けていたので、出くわすことがなかったのだ。
そして、サリーの妊娠、ミーラ王子を産んだこともレベッカは心から安堵した。サリーはマリーヌにも優しく、自身が妊娠した時に、サリーが本当に喜んでくれていたのではないかと信じることも出来た。
だが、レベッカは代理のことを耳にして、サリーから話を聞くことになった。出産の経緯、発言も全て読ませて貰い、今度は最低過ぎて嫌悪する、殿下の顔も見たくないと言い出し、さらに避けるようになってしまったというわけだ。
そして、なぜ自身の謝罪は受け入れたのか、皆と同じようなことを側妃になってからではあるが、発言してしまっているのだ。
「あなたは自分の非を認めて、謝ったわ」
「私は何も分かっておらず、蔑んでいました。不正もしました」
「不正については私が言うことではないけれど、他はちゃんと認めているじゃない。悪かった思ったのでしょう?そして、謝っている。だから受け入れるの」
「皆、謝らなかったんですか」
「言われたから、バレたから、謝らないといけないから、謝ったわ。自発的に一人で謝りに来たのはあなたが初めてよ」
「私は妃殿下に付きます。お父様にも伯父様、クリンピア公爵にも話します」
「要らないわ」
「いいえ、妃殿下が望まなくてもそうします」
敵対していたわけではないが、実は知らぬ間にクリンピア公爵家もサリーの後ろ盾となっていた。
レベッカは大口は叩いたが、側妃見習いとなり、王妃に側妃の教本をしっかり読むように告げられ、理解できているかも確認された。側妃になってしまえばこちらのものではなく、自分がどれだけ愚かなことをしたのか、恥ずかしいことだったのかを理解した。そして、自身のせいで、皆が可愛がっていたはずのマリーヌは王女ではあるが、立場が非常に危うい状態であることが一番辛かった。
レベッカはサリーにお伺いを立てて、一人で謝りに来た。レベッカはサリーよりも、二つ年下である。
「申し訳ございませんでした…」
「何についてかしら?」
「優秀だと言ったこと、殿下を支え、跡継ぎを育てることは造作もありませんなどと言ったことです」
「無理でしたか」
「はい、ですが頑張ります。誤解しないでください、側妃も正直どうでもいいです。私ははマリーヌのためだけに頑張ります。祖母と約束したんです」
何度もくじけそうになった、一人だったらすぐに逃げ出していた。だがマリーヌのために奮い立たせ、必死で向き合った。騙した祖母にも謝罪し、記憶が定かであったかは分からないが、『頑張りなさい』という言葉を掛けて貰った。
成し遂げられなかったとしても、頑張り続けなくてはならない。せめて頑張る姿をマリーヌに見せなくてはならない。愛されたいなどという思いは消え、ただひたすらに取り組んでいる。
「良かったわ、無理だ、諦めると言われたらどうしようかと思ったわ」
「お許しいただけるのですか」
「はい、謝罪を受け入れます。私としては側妃としても頑張っていただきたいところだけど、マリーヌ王女のために、しっかり頑張りなさい。私で力になれることがあれば、お教えします」
「ありがとうございます。まだノワンナ語なのですが、憶えたら会話に付き合っていただけますか」
「ええ、勿論よ。マリーヌ王女を連れて、一緒に遊びに来て頂戴」
「ありがとうございます、頑張ります」
二人の仲は最初こそ距離があったが、レベッカ、サリー様と呼ぶようになり、マリーヌ王女とミーラ王子の関係も良好となっていった。
マリーヌにはきちんと理解できているかは定かではないが、私のせいで苦労させることになる、ごめんなさい、一緒に頑張って欲しいと全てを話したそうだ。
殿下が知らなかったのは、誰も漏らさなかったこともあるが、殿下が来る際はレベッカは合わせる顔がないと避けていたので、出くわすことがなかったのだ。
そして、サリーの妊娠、ミーラ王子を産んだこともレベッカは心から安堵した。サリーはマリーヌにも優しく、自身が妊娠した時に、サリーが本当に喜んでくれていたのではないかと信じることも出来た。
だが、レベッカは代理のことを耳にして、サリーから話を聞くことになった。出産の経緯、発言も全て読ませて貰い、今度は最低過ぎて嫌悪する、殿下の顔も見たくないと言い出し、さらに避けるようになってしまったというわけだ。
そして、なぜ自身の謝罪は受け入れたのか、皆と同じようなことを側妃になってからではあるが、発言してしまっているのだ。
「あなたは自分の非を認めて、謝ったわ」
「私は何も分かっておらず、蔑んでいました。不正もしました」
「不正については私が言うことではないけれど、他はちゃんと認めているじゃない。悪かった思ったのでしょう?そして、謝っている。だから受け入れるの」
「皆、謝らなかったんですか」
「言われたから、バレたから、謝らないといけないから、謝ったわ。自発的に一人で謝りに来たのはあなたが初めてよ」
「私は妃殿下に付きます。お父様にも伯父様、クリンピア公爵にも話します」
「要らないわ」
「いいえ、妃殿下が望まなくてもそうします」
敵対していたわけではないが、実は知らぬ間にクリンピア公爵家もサリーの後ろ盾となっていた。
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