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【テイラー】もう一人
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「牢に入れて置け」
「は!」
理由も分からないまま、メイミーもどうしてと言いながら暴れるのも当然ではあったが、牢に連れて行かれた。
「テイラー嬢、理由を聞かせて貰えるだろうか」
「ローズミーとメロディと同じです」
「…まさか、アイルーン・デリアの血を輸血しているというのか?」
「ええ、そうです」
なぜあのような侍女が輸血しているのかも分からなかったが、関係性もない、今日見ただけに思えたが、違ったのだろうか。
「アイルーン・デリアの知り合いだったのか?」
「いいえ」
「ローズミー、メロディに関わっていたのか?」
「自白していませんよね?」
「だったら、なぜ分かる?」
「私がアイルーン・デリアと、同じ血を持つ者だからです」
驚いていないのはルーベルトだけであった。ルーベルトも、始めから気付いていたわけではなかったが、もしかしてと思うと、そうだとしか思えなかった。
「っな」
「説明は後にしてください。もう1人呼んでいただきたい方がおります」
「…まさか他にもいるのか」
「ええ」
「ハウニー妃か?」
「いいえ、ロウス妃です」
「っ」
ハウニー妃の侍女だったことから、てっきりハウニー妃だと考えていた。
「ちなみに、陛下は先ほどの侍女と関係を持ったことはありますか?」
「あるわけないだろう!」
「そうですか…ロウス妃は先ほどの様子だと、認めないでしょうから、自白剤で聞き出したほうがいいかもしれませんね」
テイラーはロウスが明らかに自分は関係ないという振舞っていたことから、聞いたところで答えることはないだろうと判断していた。
「ま、まさか、ロウスも輸血を?」
「それは本人に聞いてみればよろしいかと思います」
テイラーも皇帝の妃という立場にいるのだから、本人に聞く方がいいだろうと答える気はなかった。
「相手は公爵家だ!納得出来るような理由があるのか!」
叫んだのは、やはりというべきイオリクであった。
テイラーが偉そうにディオエル様と話している姿に、辛抱が出来なくなった。
「許可は得ているのでしょう?」
「相手は公爵家だ!問題になったら、お前に責任が取れるのか!」
許可は得ていても、今は平民のような女が、竜帝国の公爵家に盾突くことを分からせてやろうと、脅すことにした。
ルーベンスとデリア侯爵家の護衛が一気に睨みつけたが、イオリクは無視した。
「イッ「側近のあなたには分からないのですか?」」
ディオエルがイオリクを怒鳴り付けようとした瞬間、再びテイラーが話し始めた。
「っな!何だと」
「皇帝陛下の側近であるあなたには、理由も分からないのですかと言っています。私は言ったはずですよ、本来ならあなたが捕まえて、陛下の前に差し出すべきではないかと、出来ていないではありませんか」
「っく」
イオリクは犯人を捕まえることは、ディオエルのためになるとは頭では理解しているが、どうしてもテイラーに指図されたことが納得することが出来なかった。
上手くいかないことで、揚げ足取りばかりを考えるようになっていた。
「その通りだな、イオリク。お前は何をした?」
「ですが、私は外されて…」
「お前は犯人などいないと言った。その上、先程からも邪魔しかしていないではないか。病死だと判断した一人なのだぞ?責任すら感じないのか?」
部屋にいる者も、同意見でイオリクへの視線は冷たい。
「それは…」
「私もだが、お前も間違っていた!それなのに、責任?何の責任だ?お前は責任を取ったのか?」
「っ」
「そもそも、黙っていろと言っただろう!」
「も、申し訳ございません」
「ロウスを呼べ、自白剤の用意もして置くように」
「は!」
ロウス妃が聞きたいことが呼ばれてやって来て、少し戸惑ってはいたが、まさか自白剤を使われるとは思ってもいない様子であった。
「何ですの?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もお読みいただきありがとうございます。
本日は1日2話、投稿させていただきます。
いつもの17時に、もう1話投稿します。
どうぞよろしくお願いいたします。
「は!」
理由も分からないまま、メイミーもどうしてと言いながら暴れるのも当然ではあったが、牢に連れて行かれた。
「テイラー嬢、理由を聞かせて貰えるだろうか」
「ローズミーとメロディと同じです」
「…まさか、アイルーン・デリアの血を輸血しているというのか?」
「ええ、そうです」
なぜあのような侍女が輸血しているのかも分からなかったが、関係性もない、今日見ただけに思えたが、違ったのだろうか。
「アイルーン・デリアの知り合いだったのか?」
「いいえ」
「ローズミー、メロディに関わっていたのか?」
「自白していませんよね?」
「だったら、なぜ分かる?」
「私がアイルーン・デリアと、同じ血を持つ者だからです」
驚いていないのはルーベルトだけであった。ルーベルトも、始めから気付いていたわけではなかったが、もしかしてと思うと、そうだとしか思えなかった。
「っな」
「説明は後にしてください。もう1人呼んでいただきたい方がおります」
「…まさか他にもいるのか」
「ええ」
「ハウニー妃か?」
「いいえ、ロウス妃です」
「っ」
ハウニー妃の侍女だったことから、てっきりハウニー妃だと考えていた。
「ちなみに、陛下は先ほどの侍女と関係を持ったことはありますか?」
「あるわけないだろう!」
「そうですか…ロウス妃は先ほどの様子だと、認めないでしょうから、自白剤で聞き出したほうがいいかもしれませんね」
テイラーはロウスが明らかに自分は関係ないという振舞っていたことから、聞いたところで答えることはないだろうと判断していた。
「ま、まさか、ロウスも輸血を?」
「それは本人に聞いてみればよろしいかと思います」
テイラーも皇帝の妃という立場にいるのだから、本人に聞く方がいいだろうと答える気はなかった。
「相手は公爵家だ!納得出来るような理由があるのか!」
叫んだのは、やはりというべきイオリクであった。
テイラーが偉そうにディオエル様と話している姿に、辛抱が出来なくなった。
「許可は得ているのでしょう?」
「相手は公爵家だ!問題になったら、お前に責任が取れるのか!」
許可は得ていても、今は平民のような女が、竜帝国の公爵家に盾突くことを分からせてやろうと、脅すことにした。
ルーベンスとデリア侯爵家の護衛が一気に睨みつけたが、イオリクは無視した。
「イッ「側近のあなたには分からないのですか?」」
ディオエルがイオリクを怒鳴り付けようとした瞬間、再びテイラーが話し始めた。
「っな!何だと」
「皇帝陛下の側近であるあなたには、理由も分からないのですかと言っています。私は言ったはずですよ、本来ならあなたが捕まえて、陛下の前に差し出すべきではないかと、出来ていないではありませんか」
「っく」
イオリクは犯人を捕まえることは、ディオエルのためになるとは頭では理解しているが、どうしてもテイラーに指図されたことが納得することが出来なかった。
上手くいかないことで、揚げ足取りばかりを考えるようになっていた。
「その通りだな、イオリク。お前は何をした?」
「ですが、私は外されて…」
「お前は犯人などいないと言った。その上、先程からも邪魔しかしていないではないか。病死だと判断した一人なのだぞ?責任すら感じないのか?」
部屋にいる者も、同意見でイオリクへの視線は冷たい。
「それは…」
「私もだが、お前も間違っていた!それなのに、責任?何の責任だ?お前は責任を取ったのか?」
「っ」
「そもそも、黙っていろと言っただろう!」
「も、申し訳ございません」
「ロウスを呼べ、自白剤の用意もして置くように」
「は!」
ロウス妃が聞きたいことが呼ばれてやって来て、少し戸惑ってはいたが、まさか自白剤を使われるとは思ってもいない様子であった。
「何ですの?」
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本日もお読みいただきありがとうございます。
本日は1日2話、投稿させていただきます。
いつもの17時に、もう1話投稿します。
どうぞよろしくお願いいたします。
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