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【テイラー】ドアソア侯爵家
ロウスは牢に連れて行かれると、ライズ、マリア夫人、デアン、オウリー前夫人は立ち上がって、一斉に頭を下げた。
「「「「申し訳ございませんでした」」」」
「関与はしていないことでも、責任は一切ないとは言わない」
「その通りにございます」
皇帝宮にいるロウスのことを気付くことは難しかっただろうが、いくらいい年齢でも、このように育ってしまった責任を問う声はあるだろう。
「これからが大変だぞ」
「それは当然のことでございます」
きちんと家族で話し合い、受け止め、今後も変わらず真面目に取り組んで行こうと決めていた。
「籍を抜く手続きを早くした方がいい」
「はい。ですが、罰金や領地の没収、慰謝料などはないのでしょうか」
一郎処刑も覚悟していたことから、爵位を失う、爵位が下がる、領地没収程度は予想していたが、下された罰は甘すぎると感じていた。
「ロウスは54歳、当時だとしても36歳。関与していない家族に、責任を取らせるのは違うということになった」
ロウスの罰は決まり、罰金などはどうするかという話にはなったが、払うとすればドアソア家になり、自白剤を使ったことで関与していないことが明らかで、払わせるのも領地を没収するのも、何か違うと相談の上で決まっていた。
真面目なドアソア家という、これまでの功績があったからこそでもある。
「あちらへの慰謝料は訊ねてみるが、受け取らない可能性もある」
「ですが…」
「既に、亡くなった際にミリオン王国にも、デリア侯爵家にも金は支払っている」
「…っ」
「だが、病死ではなかった。だから二度と、金で解決したと思いたくないはずだ」
「それは…」
支払うとすれば、デリア侯爵家になるだろうが、おそらくテイラーの意を汲むことになる。今の状況では、受け取る想像も出来ない。
テイラーがこれからのためにと、受け取ってくれることを願うしかない。
「払いたい意思だけは伝えてみる」
ドアソア家もだが、クラードとキリー夫妻からも、せめてご遺族に慰謝料をお支払いさせて欲しいと言われており、ミリオン王国ではなく、デリア侯爵家とテイラーに確認をしようと思っている。
「よろしくお願いいたします」
ロウスはドアソア侯爵家から籍を抜かれて、必要な物は持ち出すことが出来たが、ロウスという平民で刑務所に移された。
刑務所は差し入れなど援助などは出来ないが、これで家族が会いに来てくれることはなくなった。
これから25年、労働を行いながら、刑務所で過ごし、生きて出られればいい方だろう。病が悪化すれば、刑期を終えることは出来ないかもしれない。
見た目にも自信のあるロウスは、アイルーンの血で、悪化する見た目を晒すことはないことだけは、救いかもしれない。
公にもロウスはアイルーン・デリアが殺されたと知りながらも、自らもアイルーン・デリアの血を利用して、疑似番のために輸血を行ったことから、廃妃とし、禁固25年、刑務所で労働刑に処すこと。
ドアソア公爵家は関与していない事が分かっているが、責任を取って降爵とし、今後はドアソア侯爵家となることも発表された。
ドアソア侯爵家はロウスを、手本となるべきドアソア家に相応しくない行動を取ったとして、籍を抜き、ロウスはドアソア家の者ではなくなったことも、ディオエルの厚意で発表をした。
これから大変だとは思うが、罰を言い渡す際の姿を見て、いずれはまた公爵家に戻ることも可能なのではないかと、感じるほどであった。
次は、元妃のメロディ・ベースレイであった。
変わらないロウスと違って、メロディは怯えているように見えた。
ベースレイ伯爵夫妻は、ドアソア家と違って関与しているために、罰はメロディの後で、伝えることになっている。メロディの弟である嫡男はいるが、当主はまだ父親であるために、同席させていない。
「「「「申し訳ございませんでした」」」」
「関与はしていないことでも、責任は一切ないとは言わない」
「その通りにございます」
皇帝宮にいるロウスのことを気付くことは難しかっただろうが、いくらいい年齢でも、このように育ってしまった責任を問う声はあるだろう。
「これからが大変だぞ」
「それは当然のことでございます」
きちんと家族で話し合い、受け止め、今後も変わらず真面目に取り組んで行こうと決めていた。
「籍を抜く手続きを早くした方がいい」
「はい。ですが、罰金や領地の没収、慰謝料などはないのでしょうか」
一郎処刑も覚悟していたことから、爵位を失う、爵位が下がる、領地没収程度は予想していたが、下された罰は甘すぎると感じていた。
「ロウスは54歳、当時だとしても36歳。関与していない家族に、責任を取らせるのは違うということになった」
ロウスの罰は決まり、罰金などはどうするかという話にはなったが、払うとすればドアソア家になり、自白剤を使ったことで関与していないことが明らかで、払わせるのも領地を没収するのも、何か違うと相談の上で決まっていた。
真面目なドアソア家という、これまでの功績があったからこそでもある。
「あちらへの慰謝料は訊ねてみるが、受け取らない可能性もある」
「ですが…」
「既に、亡くなった際にミリオン王国にも、デリア侯爵家にも金は支払っている」
「…っ」
「だが、病死ではなかった。だから二度と、金で解決したと思いたくないはずだ」
「それは…」
支払うとすれば、デリア侯爵家になるだろうが、おそらくテイラーの意を汲むことになる。今の状況では、受け取る想像も出来ない。
テイラーがこれからのためにと、受け取ってくれることを願うしかない。
「払いたい意思だけは伝えてみる」
ドアソア家もだが、クラードとキリー夫妻からも、せめてご遺族に慰謝料をお支払いさせて欲しいと言われており、ミリオン王国ではなく、デリア侯爵家とテイラーに確認をしようと思っている。
「よろしくお願いいたします」
ロウスはドアソア侯爵家から籍を抜かれて、必要な物は持ち出すことが出来たが、ロウスという平民で刑務所に移された。
刑務所は差し入れなど援助などは出来ないが、これで家族が会いに来てくれることはなくなった。
これから25年、労働を行いながら、刑務所で過ごし、生きて出られればいい方だろう。病が悪化すれば、刑期を終えることは出来ないかもしれない。
見た目にも自信のあるロウスは、アイルーンの血で、悪化する見た目を晒すことはないことだけは、救いかもしれない。
公にもロウスはアイルーン・デリアが殺されたと知りながらも、自らもアイルーン・デリアの血を利用して、疑似番のために輸血を行ったことから、廃妃とし、禁固25年、刑務所で労働刑に処すこと。
ドアソア公爵家は関与していない事が分かっているが、責任を取って降爵とし、今後はドアソア侯爵家となることも発表された。
ドアソア侯爵家はロウスを、手本となるべきドアソア家に相応しくない行動を取ったとして、籍を抜き、ロウスはドアソア家の者ではなくなったことも、ディオエルの厚意で発表をした。
これから大変だとは思うが、罰を言い渡す際の姿を見て、いずれはまた公爵家に戻ることも可能なのではないかと、感じるほどであった。
次は、元妃のメロディ・ベースレイであった。
変わらないロウスと違って、メロディは怯えているように見えた。
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