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【テイラー】メロディ2
「お前のせいで、娘も辛い目に遭うと言うのに、お前は自分のことしか考えていないだろう!」
「そんなことありません!間違いだと認めてくれれば、私は娘と暮らせます」
「お前が疑似番を行ったせいで、何の関係もない娘にも影響があるんだよ!」
「…え」
ロウスは子どもがいなかったために、子どもへの影響はなかった。
だが、メロディは違う。
デリア侯爵には影響を考えられる子どもと保護者には、疑似番の影響で、子どもに不調が現れる可能性があるということを伝える許可を貰っている。
レティシアには念のために、マーゼットに疑似番の影響があることを伝えて、検査と称してアイルーン・デリアの血との確認を行うと、一致していた。
母体から娘に、流れた明らかな証拠でもあった。
どの程度、影響があるかは分からないが、薬は効かないことがあるかもしれない。そして、可哀想だが、治らないことも告げた。
アイルーン・デリアがいない以上、罪がなくとも、解毒薬は作れない。愚かなことをしたメロディを恨むしかない。
マーゼットはショックで驚愕したが、イリッタオ侯爵家でレティシアを守っていくと、力強く頷いた。メロディの一番の被害者は娘だろう。
「……そんなこと」
「そんなこと、祖母は言っていなかったか?すべてを知っているわけではないだろう?お前のせいで、娘は辛い思いをすることになる」
「そんな、そんな、嘘よ。レティが…」
「お前が愚かなことをした責任を、娘までもが取ることになるんだよ」
「じゃあ、レティの側にいないと…そうですよね!」
どうしてそんな考えになるのか、疑似番を行うような者には、まともな思考の者はいないのだろう。
「薬も効かないし、治ることもない」
「治らない?」
「ローズミーは治らなかったし、薬が効くこともなかった。お前も影響があるだろうな、ローズミーのようになるかもしれない」
「ローズミーのように…?嘘よ」
メロディも降嫁したとはいえ、ローズミーが病に侵されてた頃も見ていた。みるみるやつれて、死産の影響だと思っていた。
「最近では、ローズミーは老婆のようになっていた」
「ろう、ば?私はなっていません」
その言葉は認めたも同然であったが、メロディも気付いていない。
「ローズミーは輸血し過ぎたのだろうな」
「そうです!私はローズミーとは違います」
「だが、お前にも娘にも、疑似番の不調が起こるだろう。お前は自業自得だが、娘はお前のせいで苦しむことになると言っているのだ」
「…信じないわ」
「信じないならそれでいい。事実は変わらないからな」
その言葉に、メロディはようやくレティシアが自分のせいで、苦しむことになるのかと震えた。
「お祖母様はそんなこと言ってなかったわ、信じないんだから」
「お前は知らないだろうが、お前が奪ったアイルーン・デリアの血を、ロウスの手の者が奪っていた」
「は?」
「ロウス妃も行っていたと言うのですか?」
ローズミー、ペジリー、ラオイの処刑は聞いていたが、ロウスたちのことは今まで一切聞かされていなかった。
「そうだ」
「そんな!そんなこと聞いていません」
「言う必要がないだろう?罪は変わらないのだから。ロウスもお前がしたようにすり替えていただけの話だ」
「っな!」
メロディは自分は奪う側で、奪われる側になっていたなど、考えたこともなかった。ロウスとは特に仲良くはなかったが、あの女!と怒りが込み上げていた。
「じゃあ、私は一体誰の血を…?」
「さあな」
知らない人の血を入れていたのかと、メロディはゾッとした。
メロディがすり替えたのは、キイト医師が用意した不特定多数の同じ血液型の血で、ロウス側もモーラーの証言は取れなかったが、サドイ医師から病院にあった血液だと分かっていた。だが、メロディに知らせる気はない。
「そんなことありません!間違いだと認めてくれれば、私は娘と暮らせます」
「お前が疑似番を行ったせいで、何の関係もない娘にも影響があるんだよ!」
「…え」
ロウスは子どもがいなかったために、子どもへの影響はなかった。
だが、メロディは違う。
デリア侯爵には影響を考えられる子どもと保護者には、疑似番の影響で、子どもに不調が現れる可能性があるということを伝える許可を貰っている。
レティシアには念のために、マーゼットに疑似番の影響があることを伝えて、検査と称してアイルーン・デリアの血との確認を行うと、一致していた。
母体から娘に、流れた明らかな証拠でもあった。
どの程度、影響があるかは分からないが、薬は効かないことがあるかもしれない。そして、可哀想だが、治らないことも告げた。
アイルーン・デリアがいない以上、罪がなくとも、解毒薬は作れない。愚かなことをしたメロディを恨むしかない。
マーゼットはショックで驚愕したが、イリッタオ侯爵家でレティシアを守っていくと、力強く頷いた。メロディの一番の被害者は娘だろう。
「……そんなこと」
「そんなこと、祖母は言っていなかったか?すべてを知っているわけではないだろう?お前のせいで、娘は辛い思いをすることになる」
「そんな、そんな、嘘よ。レティが…」
「お前が愚かなことをした責任を、娘までもが取ることになるんだよ」
「じゃあ、レティの側にいないと…そうですよね!」
どうしてそんな考えになるのか、疑似番を行うような者には、まともな思考の者はいないのだろう。
「薬も効かないし、治ることもない」
「治らない?」
「ローズミーは治らなかったし、薬が効くこともなかった。お前も影響があるだろうな、ローズミーのようになるかもしれない」
「ローズミーのように…?嘘よ」
メロディも降嫁したとはいえ、ローズミーが病に侵されてた頃も見ていた。みるみるやつれて、死産の影響だと思っていた。
「最近では、ローズミーは老婆のようになっていた」
「ろう、ば?私はなっていません」
その言葉は認めたも同然であったが、メロディも気付いていない。
「ローズミーは輸血し過ぎたのだろうな」
「そうです!私はローズミーとは違います」
「だが、お前にも娘にも、疑似番の不調が起こるだろう。お前は自業自得だが、娘はお前のせいで苦しむことになると言っているのだ」
「…信じないわ」
「信じないならそれでいい。事実は変わらないからな」
その言葉に、メロディはようやくレティシアが自分のせいで、苦しむことになるのかと震えた。
「お祖母様はそんなこと言ってなかったわ、信じないんだから」
「お前は知らないだろうが、お前が奪ったアイルーン・デリアの血を、ロウスの手の者が奪っていた」
「は?」
「ロウス妃も行っていたと言うのですか?」
ローズミー、ペジリー、ラオイの処刑は聞いていたが、ロウスたちのことは今まで一切聞かされていなかった。
「そうだ」
「そんな!そんなこと聞いていません」
「言う必要がないだろう?罪は変わらないのだから。ロウスもお前がしたようにすり替えていただけの話だ」
「っな!」
メロディは自分は奪う側で、奪われる側になっていたなど、考えたこともなかった。ロウスとは特に仲良くはなかったが、あの女!と怒りが込み上げていた。
「じゃあ、私は一体誰の血を…?」
「さあな」
知らない人の血を入れていたのかと、メロディはゾッとした。
メロディがすり替えたのは、キイト医師が用意した不特定多数の同じ血液型の血で、ロウス側もモーラーの証言は取れなかったが、サドイ医師から病院にあった血液だと分かっていた。だが、メロディに知らせる気はない。
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