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予想外
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「こんな風に描いて欲しいとか、もっと可愛らしくしたりとか」
「絵を依頼するということですか?」
「そうです!」
「お忙しいので、難しいかと思います。申し訳ございません」
今や男性にとても人気の高い絵姿は、自分も描いて欲しいということは時折ある。絵姿の内容が内容であるために、妻を描いて欲しいということもあるが、愛人を描いて欲しいという要望も多い。
だが、チェルシーは絵姿の商売として描いているので、個別に依頼を受けることはなく、丁寧にお断りしている。
しかも無理に探ろうとすれば、出て来るのはルイである。
ゆえに相手がキャローズでも、他者と同じように難しいということにした。
「もっと、こうじゃなくて、素敵に書いて貰えたらと思って。助言?したいんです」
「申し訳ございませんが、絵の依頼は受けてらっしゃいません」
「違うんです!実は、私、この絵姿の方に似ていると言われていて、だから」
「…え?似ている?」
ついにシトリンのことを切り出されたので、あくまで自然に驚いて見せた。
「はい、この子に似ていると、でもいやらしい絵姿もあって、そうじゃなくて、もっと私を活かした絵にして貰ったら売れると思うんです」
まさか自分の意見を取り入れて貰おうと考えているとは思わず、さすがのグラサも焦ったが、その焦りを利用することにした。
「申し訳ございませんが、絵姿にモデルはおりませんので、似ているとおっしゃられても、お応えいたし兼ねます」
「でも、いやらしい絵姿は…なんか嫌な気持ちになるんです」
「そういった商品でございますし、だからこそ皆様に好評をいただいております。それと…失礼ですが、私には似ているとは思いませんが」
「え?似ています!」
キャローズはグラサの前で、シトリンの絵姿を自分の顔の横に並べて訴えた。
だが、グラサにはシトリンの方が美人だなとしか思えず、正直体つきがドレスを着ている状態でも、並べてはいけないと思った。
「そうでしょうか…?気のせいではありませんか?」
「似ています!そっくりじゃないですか!だから、私には権利があると思うのです」
「何の権利でございますか?」
「助言する権利です。人気がないなんて、私が人気がないみたいで…とても嫌な気分になるんですよ!」
グラサが丁寧な態度を良いことに、キャローズは思っていることを全て言ってしまっていた。
「申し訳ございませんが、こちらではそのようなことを言われても、困るとしか言えません」
「だから、作者の人に会わせて欲しいんです!きっとどこかで私を見て、描いたんだと思うんです。だから、ちゃんとして貰いたくて!」
キャローズは自分を見掛けて、綺麗だから描いたと思い込んでいた。
「申し訳ございません、そう言ったお話でしたら、こちらも対応をしなければなりません。お客様ではないということでよろしいですか?」
予想外ではあったが、自分をモデルにしていると言い出したことから、これ以上言うなら、そろそろベイクに交代しようと舵を切ることにした。
「っあ、いえ、私は良かれと思って言っただけで、違います」
「ご意見としてはいただきますが、要望は難しいと思います」
「そんな!そうですか…」
良かれと思って言ったのに、似ているのだから、喜ばれると思っていた。だが、スチュートに脅されていたことから、尻つぼみになっていった。
「もう一つの売り場もご案内しましょうか?」
「あ、はい…」
いやらしいと言っていた方になるだろうが、グラサは敢えて連れて行くことにした。その際に、様子を見ていたミズクと目を合わせた。
奥まった場所に連れて行くと、キャローズは口元を押さえた。
人気のあるサファイアとパールは、あられもない姿の大きな絵姿も飾ってあるために、男性にもではあるが、女性にはさらに刺激的である。
勿論、少ないがシトリンの絵姿もある。
「絵を依頼するということですか?」
「そうです!」
「お忙しいので、難しいかと思います。申し訳ございません」
今や男性にとても人気の高い絵姿は、自分も描いて欲しいということは時折ある。絵姿の内容が内容であるために、妻を描いて欲しいということもあるが、愛人を描いて欲しいという要望も多い。
だが、チェルシーは絵姿の商売として描いているので、個別に依頼を受けることはなく、丁寧にお断りしている。
しかも無理に探ろうとすれば、出て来るのはルイである。
ゆえに相手がキャローズでも、他者と同じように難しいということにした。
「もっと、こうじゃなくて、素敵に書いて貰えたらと思って。助言?したいんです」
「申し訳ございませんが、絵の依頼は受けてらっしゃいません」
「違うんです!実は、私、この絵姿の方に似ていると言われていて、だから」
「…え?似ている?」
ついにシトリンのことを切り出されたので、あくまで自然に驚いて見せた。
「はい、この子に似ていると、でもいやらしい絵姿もあって、そうじゃなくて、もっと私を活かした絵にして貰ったら売れると思うんです」
まさか自分の意見を取り入れて貰おうと考えているとは思わず、さすがのグラサも焦ったが、その焦りを利用することにした。
「申し訳ございませんが、絵姿にモデルはおりませんので、似ているとおっしゃられても、お応えいたし兼ねます」
「でも、いやらしい絵姿は…なんか嫌な気持ちになるんです」
「そういった商品でございますし、だからこそ皆様に好評をいただいております。それと…失礼ですが、私には似ているとは思いませんが」
「え?似ています!」
キャローズはグラサの前で、シトリンの絵姿を自分の顔の横に並べて訴えた。
だが、グラサにはシトリンの方が美人だなとしか思えず、正直体つきがドレスを着ている状態でも、並べてはいけないと思った。
「そうでしょうか…?気のせいではありませんか?」
「似ています!そっくりじゃないですか!だから、私には権利があると思うのです」
「何の権利でございますか?」
「助言する権利です。人気がないなんて、私が人気がないみたいで…とても嫌な気分になるんですよ!」
グラサが丁寧な態度を良いことに、キャローズは思っていることを全て言ってしまっていた。
「申し訳ございませんが、こちらではそのようなことを言われても、困るとしか言えません」
「だから、作者の人に会わせて欲しいんです!きっとどこかで私を見て、描いたんだと思うんです。だから、ちゃんとして貰いたくて!」
キャローズは自分を見掛けて、綺麗だから描いたと思い込んでいた。
「申し訳ございません、そう言ったお話でしたら、こちらも対応をしなければなりません。お客様ではないということでよろしいですか?」
予想外ではあったが、自分をモデルにしていると言い出したことから、これ以上言うなら、そろそろベイクに交代しようと舵を切ることにした。
「っあ、いえ、私は良かれと思って言っただけで、違います」
「ご意見としてはいただきますが、要望は難しいと思います」
「そんな!そうですか…」
良かれと思って言ったのに、似ているのだから、喜ばれると思っていた。だが、スチュートに脅されていたことから、尻つぼみになっていった。
「もう一つの売り場もご案内しましょうか?」
「あ、はい…」
いやらしいと言っていた方になるだろうが、グラサは敢えて連れて行くことにした。その際に、様子を見ていたミズクと目を合わせた。
奥まった場所に連れて行くと、キャローズは口元を押さえた。
人気のあるサファイアとパールは、あられもない姿の大きな絵姿も飾ってあるために、男性にもではあるが、女性にはさらに刺激的である。
勿論、少ないがシトリンの絵姿もある。
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