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自白
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「誰に?」
「…」
「正直に話した方がいいわ、このままではあなたが媚薬を用意して、殺そうとしたことになるわ。媚薬の出所も厳しく聞くことになるわよ?」
「殺そうなんて…媚薬ではなく、睡眠薬で眠ってしまうと聞いていたのです」
「誰に?」
「…」
「リサナ、事実なら言いなさい!」
名前を言おうとしないリサナに、デリサンが声を荒げた。
「…リリー・ユーフレット公爵夫人です」
ヒューナはバークスと目を合わせて、深く頷いた。
「脅されたのか?」
「…いえ、脅されたというよりは、マリエル様に嫌がらせをしていることがバレて、オリラのせいにしたいのでしょうと、それで手を貸そうかと言われて…」
「オリラをリリー夫人も陥れたいと言ったの?」
「はい、同じ侯爵夫人として、恥ずかしい存在だったとおっしゃっていました」
リリーはオリラの噂も聞いており、マリエルではなく、オリラだと思わせたのだろう。だからキハナには犯人を見付けたいなどと言っていた、こういったことには頭の回る女だったようだ。
元側妃を脅していたのだから、躊躇もなかったのだろう。
「それで睡眠薬だと媚薬を渡されたのね?」
「…媚薬だったとは今日まで知りませんでした。眠ってしまうなら、嫌がらせには丁度いいと思ってしまったのです」
リサナは殺したいなど思ったことはなかった。
マリエルへの嫌がらせに、オリラのせいになれば、苦しんでいるオパールのためにもなって、一石二鳥だと思っただけだった。
「強力な睡眠薬だと聞いていたので、事故も私のせいではないと…」
「関係ないわけないじゃない!睡眠薬だって、危険なことには変わりないでしょう」
「…はい、考えないようにして、事故だとされたので、違ったのだと思い込もうと…申し訳ございませんでした」
想像力の欠如だと言われれば、それまでだった。マリエルへの嫌がらせが上手くいって、調子に乗っていたのだと思う。
リリーにバレたのは予定外だったが、最後の仕上げに貰った睡眠薬を入れて、今度は殺そうとするのではないかと、オリラの噂が広まればいいと思っていた。
だが、馬車は事故を起こし、マリエルは怪我を負った。それでも死ななかったことから、どうオリラのせいにしようかと考えていたら、急にマリエルが亡くなった。
それからは忘れることにして、私は何もしていないと思うことにした。
その後、特に疑われることもなかった。だからローザ公爵夫人が来た時は、本当に焦った。咄嗟にキハナの名前を出し、噂なんて誰から聞いたかなんて、よく覚えていないと思ったからだ。
だが、違和感を持ったキハナは覚えていた。指摘しなかったのは格上だったからで、上手く誘導出来ていると思っていたのは、リサナだけであった。
手紙も押収されているとは思っていなかった。なるべく字体を変えて書いたが、マリエルは私が書くはずないと思っているだろうからと、安易に考えていた。
マリエルが亡くなっても、オスレ伯爵家から嫌がらせのことを聞くこともなかったことから、きっと処分したのだろうと思っていたが、今になって見付かったのかもしれない。
もうリサナに出来るのは、殺す気はなかったことを訴えるしかない。大人しく騎士団に連行され、聴取を受けることになった。
リリーも本来ならすぐさま、聴取を受けることになるが、今回に関しては話をしてからということにして貰った。
しらを切る可能性もあるが、ダリアが持って来た手紙の嫌がらせの方は、リリーの筆跡と一致した。マリエルは分かっていたのかもしれない。
ついにリリーを真正面から、問い質すことになる。
どう答えるかは未知であるが、きょうだいであるかということも、リリーから聞けるかもしれない。ローザ公爵夫妻と、ランドマーク前侯爵が話を聞くことになった。
「…」
「正直に話した方がいいわ、このままではあなたが媚薬を用意して、殺そうとしたことになるわ。媚薬の出所も厳しく聞くことになるわよ?」
「殺そうなんて…媚薬ではなく、睡眠薬で眠ってしまうと聞いていたのです」
「誰に?」
「…」
「リサナ、事実なら言いなさい!」
名前を言おうとしないリサナに、デリサンが声を荒げた。
「…リリー・ユーフレット公爵夫人です」
ヒューナはバークスと目を合わせて、深く頷いた。
「脅されたのか?」
「…いえ、脅されたというよりは、マリエル様に嫌がらせをしていることがバレて、オリラのせいにしたいのでしょうと、それで手を貸そうかと言われて…」
「オリラをリリー夫人も陥れたいと言ったの?」
「はい、同じ侯爵夫人として、恥ずかしい存在だったとおっしゃっていました」
リリーはオリラの噂も聞いており、マリエルではなく、オリラだと思わせたのだろう。だからキハナには犯人を見付けたいなどと言っていた、こういったことには頭の回る女だったようだ。
元側妃を脅していたのだから、躊躇もなかったのだろう。
「それで睡眠薬だと媚薬を渡されたのね?」
「…媚薬だったとは今日まで知りませんでした。眠ってしまうなら、嫌がらせには丁度いいと思ってしまったのです」
リサナは殺したいなど思ったことはなかった。
マリエルへの嫌がらせに、オリラのせいになれば、苦しんでいるオパールのためにもなって、一石二鳥だと思っただけだった。
「強力な睡眠薬だと聞いていたので、事故も私のせいではないと…」
「関係ないわけないじゃない!睡眠薬だって、危険なことには変わりないでしょう」
「…はい、考えないようにして、事故だとされたので、違ったのだと思い込もうと…申し訳ございませんでした」
想像力の欠如だと言われれば、それまでだった。マリエルへの嫌がらせが上手くいって、調子に乗っていたのだと思う。
リリーにバレたのは予定外だったが、最後の仕上げに貰った睡眠薬を入れて、今度は殺そうとするのではないかと、オリラの噂が広まればいいと思っていた。
だが、馬車は事故を起こし、マリエルは怪我を負った。それでも死ななかったことから、どうオリラのせいにしようかと考えていたら、急にマリエルが亡くなった。
それからは忘れることにして、私は何もしていないと思うことにした。
その後、特に疑われることもなかった。だからローザ公爵夫人が来た時は、本当に焦った。咄嗟にキハナの名前を出し、噂なんて誰から聞いたかなんて、よく覚えていないと思ったからだ。
だが、違和感を持ったキハナは覚えていた。指摘しなかったのは格上だったからで、上手く誘導出来ていると思っていたのは、リサナだけであった。
手紙も押収されているとは思っていなかった。なるべく字体を変えて書いたが、マリエルは私が書くはずないと思っているだろうからと、安易に考えていた。
マリエルが亡くなっても、オスレ伯爵家から嫌がらせのことを聞くこともなかったことから、きっと処分したのだろうと思っていたが、今になって見付かったのかもしれない。
もうリサナに出来るのは、殺す気はなかったことを訴えるしかない。大人しく騎士団に連行され、聴取を受けることになった。
リリーも本来ならすぐさま、聴取を受けることになるが、今回に関しては話をしてからということにして貰った。
しらを切る可能性もあるが、ダリアが持って来た手紙の嫌がらせの方は、リリーの筆跡と一致した。マリエルは分かっていたのかもしれない。
ついにリリーを真正面から、問い質すことになる。
どう答えるかは未知であるが、きょうだいであるかということも、リリーから聞けるかもしれない。ローザ公爵夫妻と、ランドマーク前侯爵が話を聞くことになった。
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