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不審者
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「アゼリア・マトシー。マトシー子爵の三女だそうだ。知っているか?」
バークスとヒューナ、オブレオとアンリがいたが、バークスが答えた。
「知りません」
「知りません。目的は何だったのですか?リアンス様ですか?」
「…ああ、そうだ。スノー、すまない」
リアンスは知らない相手に、なぜ自分をと思った。
「いえ、彼女の視線の先にはリアンス様がいたようでしたので」
「そうか…」
「父上、何をしようとしていたのですか?」
「お前に恋焦がれており、媚薬を飲ませて、介抱する振りをして、部屋に運んで、既成事実を作ろうとしていたそうだ」
「はあ?」
リアンスは結婚式にそのような者が現れたことが、信じられなかった。どうしてそんな愚かな者がこの国に、この世にいることすら信じたくもなかった。
「どこの部屋に連れ込むつもりだったのか」
パーティーはローザ公爵の庭で行われたが、アゼリアはどこにどの部屋があるのかすら、知らないはずである。
「思い通りに上手くいくとは思えないが、給仕なら飲み物を飲ますことは可能だっただろうな」
「お義父様、脅された女性は大丈夫だったのですか?」
「ああ、助け出されている」
彼女が給仕として採用されていることを知ったアゼリアは、ローザ公爵邸に向かう彼女を親しい男性に頼んで、拉致して部屋に閉じ込めていた。
「それは良かったです。そういえば、兄があの女性、レピアの友人かもしれないと言っておりました」
「確かに、同い年だな。またあの娘が関わっているのか?確認してみよう」
未然に防がれたことで、問題は起きなかったが、アゼリアが許されることはなく、罰を受けることになる。
「こんなことになってすまない」
「いえ、私には何の被害もありませんから、リアンス様は大丈夫ですか?」
「ああ、勿論だ」
二人は甘い初夜を過ごし、無事に結婚生活をスタートさせた。
アゼリアはその後の取り調べで、男性関係が派手であり、だが一番の好みはリアンスであった。ただ、おいそれと会える相手ではなかったが、クラスメイトのレピアが姉が婚約をしたのが、リアンスだと言っていた。
お近づきになって、関係を持ってしまえばいいと思い、レピアと親しくなって、何度も伯爵家に行ったが、リアンスどころか、スノーにすら会うことはなかった。
スノーが既にレリリス伯爵家にいないことすら、知らなかったのである。
会う機会もないまま、二人の結婚式が行われることになって、ローザ公爵家に行ったところで、追い返されるだろうと邸の近くにいると、結婚パーティーの臨時のスタッフらしき人たちが出て来るところに遭遇した。
その中の年が近く、一人で帰っていた女性の後を付けて、住まいを突き止めた。当日捕まえて、成り代わろうと考えた。
無事、給仕には成り代わって入り込むことが出来たが、主役の二人には専用の給仕が付いており、なかなか近付くことが出来なかった。
リアンスの側の給仕が離れたところで、ついにチャンスだとリアンスを見つめていると、腕を掴まれて拘束された。
そして、何者だと騎士団に連れていかれた。
そこで厳しい取り調べを受けて、リアンスへのことを白状させられた。高位貴族ばかりだったので、知り合いはいないと思っていた。
親が呼ばれて、縁を切るから、いかようにも罰して欲しいと言い、助けてもくれなかった。既に何度も問題を起こしていたアゼリアは、厄介者となっていたのである。
しかも、閉じ込めていた部屋の給仕の女性を、頼んだ男が性的暴行を働いており、そんなことは知らないと言ったが、悪質だと労働刑務所に入れられた。
給仕の女性は運が悪かったと言えばそれまでだが、さすがに目覚めの悪い結果になってしまい、補償は子爵家が行うことになった。
バークスとヒューナ、オブレオとアンリがいたが、バークスが答えた。
「知りません」
「知りません。目的は何だったのですか?リアンス様ですか?」
「…ああ、そうだ。スノー、すまない」
リアンスは知らない相手に、なぜ自分をと思った。
「いえ、彼女の視線の先にはリアンス様がいたようでしたので」
「そうか…」
「父上、何をしようとしていたのですか?」
「お前に恋焦がれており、媚薬を飲ませて、介抱する振りをして、部屋に運んで、既成事実を作ろうとしていたそうだ」
「はあ?」
リアンスは結婚式にそのような者が現れたことが、信じられなかった。どうしてそんな愚かな者がこの国に、この世にいることすら信じたくもなかった。
「どこの部屋に連れ込むつもりだったのか」
パーティーはローザ公爵の庭で行われたが、アゼリアはどこにどの部屋があるのかすら、知らないはずである。
「思い通りに上手くいくとは思えないが、給仕なら飲み物を飲ますことは可能だっただろうな」
「お義父様、脅された女性は大丈夫だったのですか?」
「ああ、助け出されている」
彼女が給仕として採用されていることを知ったアゼリアは、ローザ公爵邸に向かう彼女を親しい男性に頼んで、拉致して部屋に閉じ込めていた。
「それは良かったです。そういえば、兄があの女性、レピアの友人かもしれないと言っておりました」
「確かに、同い年だな。またあの娘が関わっているのか?確認してみよう」
未然に防がれたことで、問題は起きなかったが、アゼリアが許されることはなく、罰を受けることになる。
「こんなことになってすまない」
「いえ、私には何の被害もありませんから、リアンス様は大丈夫ですか?」
「ああ、勿論だ」
二人は甘い初夜を過ごし、無事に結婚生活をスタートさせた。
アゼリアはその後の取り調べで、男性関係が派手であり、だが一番の好みはリアンスであった。ただ、おいそれと会える相手ではなかったが、クラスメイトのレピアが姉が婚約をしたのが、リアンスだと言っていた。
お近づきになって、関係を持ってしまえばいいと思い、レピアと親しくなって、何度も伯爵家に行ったが、リアンスどころか、スノーにすら会うことはなかった。
スノーが既にレリリス伯爵家にいないことすら、知らなかったのである。
会う機会もないまま、二人の結婚式が行われることになって、ローザ公爵家に行ったところで、追い返されるだろうと邸の近くにいると、結婚パーティーの臨時のスタッフらしき人たちが出て来るところに遭遇した。
その中の年が近く、一人で帰っていた女性の後を付けて、住まいを突き止めた。当日捕まえて、成り代わろうと考えた。
無事、給仕には成り代わって入り込むことが出来たが、主役の二人には専用の給仕が付いており、なかなか近付くことが出来なかった。
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そして、何者だと騎士団に連れていかれた。
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しかも、閉じ込めていた部屋の給仕の女性を、頼んだ男が性的暴行を働いており、そんなことは知らないと言ったが、悪質だと労働刑務所に入れられた。
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