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真相4
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「リラ・ブライン。この手紙はあなたね?」
アウラージュは机に手紙を置いた。そこには『ジルバードと別れなさい、ジルバードは相手を間違えている、愛する相手はお前じゃない、美しきヘーゼルの瞳を持つ者が真の相手である』と書かれた筆跡の同じ手紙が10通以上あった。
「これは…」
「ララ・クバレトーヌへ宛てられた手紙です」
ブライン伯爵夫妻が体調不良だということを聞き、復活するまでに、ジルバードとララにも聞き取りを行っていた。
これまで嫌がらせなどなかったかとララに問うと、嫉妬や陰口はあったが、まだ学園にも入っていないため、周りは親しい友人ばかりで、被害はなかったという。
そして、気持ちが悪いのはこれだと手紙を持参していた。
「いつから?」
「婚約してからなので、5年前くらいからです。ずっと送られて来るだけで、これ以上の被害はないのです」
「瞳を気にしていましたから、この前の女性が差出人ではないかと思いまして」
「正直、美しきヘーゼルの瞳と言われましても、私にはアウラージュ殿下のことしか浮かばなかったのです」
「私もララ以外のヘーゼルの瞳は殿下しか知りません」
「始めはまさかアウラージュ殿下と、などと思いました。ですが、ジルバード様は殿下に弟君のことで、いつも謝っておりますし、お2人が想い合っているのなら、殿下はいつも謝っている人が好ましいということになり、ジルバード様も好きな方にいつも謝っていることになりますし」
ジルバードは元々、ルカスのことでアウラージュにお伺いをしては、不甲斐ない弟のために頭を下げ、解消されてからは、さらに頭を下げることになっているのだ。
「ララ、それはないな」
「はい、そうなるとこの手紙は誰が送っているのだろうと、もしかしたらアウラージュ殿下とジルバード様をお似合いだと思っている方ではないかと」
「確かにそうとも取れる内容ね」
当人ではなく、勝手に第三者がジルバードと、ヘーゼルの瞳の相手と結び付けようとしているようにも読める。ララは見た目はふわっとして、大人しそうに見えるが、物事を俯瞰で考えられる賢い子である。
「はい、ですので周りを観察してみたのですが、これといっておりませんでした。強いて言えば、弟君のルカス様でしょうか」
「申し訳ございません」
「確かにジルバードはいつも謝っていますね。ジルバードが私の王配になれば、自分が公爵家を継ぐことが出来るというわけか」
「はい、ですが」
「解消されたから、ルカスではない」
「はい、私の知る中にはいないのではないかと結論を出しました」
「おそらく、リラ・ブラインが差出人でしょう」
そして、アウラージュはララから手紙を預かっていた。ブライン伯爵は手紙を凝視すると、肩を落とした。
「これはリラの字です。申し訳ございません」
「やはりそうでしたか…」
「何てことを…」
「これ以上の被害はなかったそうなので、犯人が分かれば、納得するでしょう」
「本当に、申し訳ございません」
不定期で送られていたようなので、おそらくジルバードとのことを知らない新しい使用人に、友人への手紙だとでも言って、出すように頼んでいたのだろう。
「これで最後の質問よ。自由の思考はどうしてばら撒こうとしたの?」
「…」
「お友達を増やして、風紀を乱しておいて、入学して来るララを排除するため?不貞行為でもでっち上げるつもりだった?それとも、それ以上かしら?」
「…」
両親はアウラージュの言葉に目を見開き、絶句している。
アウラージュは机に手紙を置いた。そこには『ジルバードと別れなさい、ジルバードは相手を間違えている、愛する相手はお前じゃない、美しきヘーゼルの瞳を持つ者が真の相手である』と書かれた筆跡の同じ手紙が10通以上あった。
「これは…」
「ララ・クバレトーヌへ宛てられた手紙です」
ブライン伯爵夫妻が体調不良だということを聞き、復活するまでに、ジルバードとララにも聞き取りを行っていた。
これまで嫌がらせなどなかったかとララに問うと、嫉妬や陰口はあったが、まだ学園にも入っていないため、周りは親しい友人ばかりで、被害はなかったという。
そして、気持ちが悪いのはこれだと手紙を持参していた。
「いつから?」
「婚約してからなので、5年前くらいからです。ずっと送られて来るだけで、これ以上の被害はないのです」
「瞳を気にしていましたから、この前の女性が差出人ではないかと思いまして」
「正直、美しきヘーゼルの瞳と言われましても、私にはアウラージュ殿下のことしか浮かばなかったのです」
「私もララ以外のヘーゼルの瞳は殿下しか知りません」
「始めはまさかアウラージュ殿下と、などと思いました。ですが、ジルバード様は殿下に弟君のことで、いつも謝っておりますし、お2人が想い合っているのなら、殿下はいつも謝っている人が好ましいということになり、ジルバード様も好きな方にいつも謝っていることになりますし」
ジルバードは元々、ルカスのことでアウラージュにお伺いをしては、不甲斐ない弟のために頭を下げ、解消されてからは、さらに頭を下げることになっているのだ。
「ララ、それはないな」
「はい、そうなるとこの手紙は誰が送っているのだろうと、もしかしたらアウラージュ殿下とジルバード様をお似合いだと思っている方ではないかと」
「確かにそうとも取れる内容ね」
当人ではなく、勝手に第三者がジルバードと、ヘーゼルの瞳の相手と結び付けようとしているようにも読める。ララは見た目はふわっとして、大人しそうに見えるが、物事を俯瞰で考えられる賢い子である。
「はい、ですので周りを観察してみたのですが、これといっておりませんでした。強いて言えば、弟君のルカス様でしょうか」
「申し訳ございません」
「確かにジルバードはいつも謝っていますね。ジルバードが私の王配になれば、自分が公爵家を継ぐことが出来るというわけか」
「はい、ですが」
「解消されたから、ルカスではない」
「はい、私の知る中にはいないのではないかと結論を出しました」
「おそらく、リラ・ブラインが差出人でしょう」
そして、アウラージュはララから手紙を預かっていた。ブライン伯爵は手紙を凝視すると、肩を落とした。
「これはリラの字です。申し訳ございません」
「やはりそうでしたか…」
「何てことを…」
「これ以上の被害はなかったそうなので、犯人が分かれば、納得するでしょう」
「本当に、申し訳ございません」
不定期で送られていたようなので、おそらくジルバードとのことを知らない新しい使用人に、友人への手紙だとでも言って、出すように頼んでいたのだろう。
「これで最後の質問よ。自由の思考はどうしてばら撒こうとしたの?」
「…」
「お友達を増やして、風紀を乱しておいて、入学して来るララを排除するため?不貞行為でもでっち上げるつもりだった?それとも、それ以上かしら?」
「…」
両親はアウラージュの言葉に目を見開き、絶句している。
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