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結婚式
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「お揃いって……」
カサリアも二ヶ月前に結婚式を挙げたばかりで、その日もフランアールは天使のような姿で結婚式を彩っていた。
カサリアの父であるリングス侯爵に至っては、主役の娘を放置して、フランアールを今日も可愛いなと抱きかかえて回っていたが、それもいつものことである。
「カサリア夫人って呼んだらいいの?」
「別に夫人は要らないでしょう?」
「そうなの?」
カサリアもフランアールのせいで目立たないが、キリッとした美人である。
「アルファール様もありがとうございます」
カサリアの夫であるアルファール・メアリードも出席しており、目の前の女神のような姿に、カサリア同様に輝いて見えていた。
アルファールも、カサリアを通じて、フランアールとも付き合いは長いのだが、カサリアが慣れないのに、アルファールが慣れるわけがない。
「いえ、光栄でございます」
「もはや神々しいわよね」
「ああ、そうだな。輝いてないよな?」
「あなたもそう思った?」
「ああ」
うふふと、子どものように笑うフランアールに、二人は可愛いという気持ちを胸いっぱいにさせていた。
「ドレスは誰が決めたの?揉めたんでしょう?」
「そうなの、何パターンあったのかしら?10?20?30?とにかく凄かったらしいの」
「いつも通り、他人事ね」
ウエディングドレスも、フランアールが選んだわけではなく、ヴァッサム公爵家とマーガレットがどうか私にもと拝み倒して、参加して一緒に選ばせてもらった。
ルジエールのタキシードは?と思ったが、あんなものそんなにパターンなんてない、何着ても見るのはフランアールだからと、ウエディングドレスが決まってから、合わせたタキシードが適当に決まった。
「だって、私が言っても、やっぱりって言い出すのよ?」
「まあそうよね」
「私がお金を出すわけでもないのよ?」
「それもいつも通りね」
カサリアもフランアールのドレス一着でも、家族やデザイナーが揉めることを知っている。ゆえに、こだりのないフランアールは選んでと言われれば選ぶが、任せるのが一番という答えを出していた。
「ウエディングドレスだから、特別だもの」
「うーん、でもいつも豪華じゃない?」
「まあ、そうだけど、思い入れが違うと言うか」
「そうなのね」
フランアールのドレスは適当ということはない。些細なドレスでも、特別な逸品である。
「ビードルトラン公爵邸に遊びに来てね!メアリード侯爵邸にも伺ってもいい?」
「ええ、いいわよね?」
「ああ、だが両親があたふたするかもしれないな」
「そうね、耐性がないものね。少しずつ慣れてもらいましょう」
「そうだな」
「楽しみ」
アルファールとは親しくしているが、メアリード侯爵邸には行くことがなかったために、両親にはフアンアールの耐性がない。
「猫様たちも移動でしょう?」
「猫は家につくっていうじゃない?どうかなって思っていたから、何度か連れて行ってみたの。そうしたら、私についていたみたい」
「そう、でしょうね……私くらいになると驚かないわよ」
「さすがカサリア」
無事に結婚式が終わり、ルジエールとビードルトラン公爵邸に着くと、先に帰宅していたジスラットとマーガレットによって、使用人が勢揃いをしていた。
「フランアールでございます。今日からよろしくお願いいたします」
にっこりと笑うと、まだまだ慣れていない使用人は停止する者、真っ赤になってしまう者、動機がすると言い出す者まで出ていた。
その様子にルジエールは何度目か分からない、一体何なのだろうかと思ったが、考えても仕方ないと打ち消すようにしていた。
フアンアールの侍女やメイドはヴァッサム公爵家から連れて来ており、当然でございますと言わんばかりの顔をしている。
カサリアも二ヶ月前に結婚式を挙げたばかりで、その日もフランアールは天使のような姿で結婚式を彩っていた。
カサリアの父であるリングス侯爵に至っては、主役の娘を放置して、フランアールを今日も可愛いなと抱きかかえて回っていたが、それもいつものことである。
「カサリア夫人って呼んだらいいの?」
「別に夫人は要らないでしょう?」
「そうなの?」
カサリアもフランアールのせいで目立たないが、キリッとした美人である。
「アルファール様もありがとうございます」
カサリアの夫であるアルファール・メアリードも出席しており、目の前の女神のような姿に、カサリア同様に輝いて見えていた。
アルファールも、カサリアを通じて、フランアールとも付き合いは長いのだが、カサリアが慣れないのに、アルファールが慣れるわけがない。
「いえ、光栄でございます」
「もはや神々しいわよね」
「ああ、そうだな。輝いてないよな?」
「あなたもそう思った?」
「ああ」
うふふと、子どものように笑うフランアールに、二人は可愛いという気持ちを胸いっぱいにさせていた。
「ドレスは誰が決めたの?揉めたんでしょう?」
「そうなの、何パターンあったのかしら?10?20?30?とにかく凄かったらしいの」
「いつも通り、他人事ね」
ウエディングドレスも、フランアールが選んだわけではなく、ヴァッサム公爵家とマーガレットがどうか私にもと拝み倒して、参加して一緒に選ばせてもらった。
ルジエールのタキシードは?と思ったが、あんなものそんなにパターンなんてない、何着ても見るのはフランアールだからと、ウエディングドレスが決まってから、合わせたタキシードが適当に決まった。
「だって、私が言っても、やっぱりって言い出すのよ?」
「まあそうよね」
「私がお金を出すわけでもないのよ?」
「それもいつも通りね」
カサリアもフランアールのドレス一着でも、家族やデザイナーが揉めることを知っている。ゆえに、こだりのないフランアールは選んでと言われれば選ぶが、任せるのが一番という答えを出していた。
「ウエディングドレスだから、特別だもの」
「うーん、でもいつも豪華じゃない?」
「まあ、そうだけど、思い入れが違うと言うか」
「そうなのね」
フランアールのドレスは適当ということはない。些細なドレスでも、特別な逸品である。
「ビードルトラン公爵邸に遊びに来てね!メアリード侯爵邸にも伺ってもいい?」
「ええ、いいわよね?」
「ああ、だが両親があたふたするかもしれないな」
「そうね、耐性がないものね。少しずつ慣れてもらいましょう」
「そうだな」
「楽しみ」
アルファールとは親しくしているが、メアリード侯爵邸には行くことがなかったために、両親にはフアンアールの耐性がない。
「猫様たちも移動でしょう?」
「猫は家につくっていうじゃない?どうかなって思っていたから、何度か連れて行ってみたの。そうしたら、私についていたみたい」
「そう、でしょうね……私くらいになると驚かないわよ」
「さすがカサリア」
無事に結婚式が終わり、ルジエールとビードルトラン公爵邸に着くと、先に帰宅していたジスラットとマーガレットによって、使用人が勢揃いをしていた。
「フランアールでございます。今日からよろしくお願いいたします」
にっこりと笑うと、まだまだ慣れていない使用人は停止する者、真っ赤になってしまう者、動機がすると言い出す者まで出ていた。
その様子にルジエールは何度目か分からない、一体何なのだろうかと思ったが、考えても仕方ないと打ち消すようにしていた。
フアンアールの侍女やメイドはヴァッサム公爵家から連れて来ており、当然でございますと言わんばかりの顔をしている。
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