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実態2
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「庭ですら、危険だったそうですから」
「それは……」
公爵家の庭など安全な場所としているはずが、それはどこにも出掛けられないことを意味する。それほどまでにおかしな者が釣れたとも言える。
「そんなこと、一体どうなっているのだ!」
「はい、その通りでございます。ですので、ご苦労をされたのです」
魔術師が空から現れたこともあるようで、叩きのめされたが、皆も何なのだと頭を抱えた。
「ですが、ただ可愛い、そばに置きたい、愛でたいとふざけた理由で攫おうとしたそうです」
「何者なんだ?」
公爵令嬢を攫おうとするなど、正気の沙汰ではない。
「色々でございます。貴族もおりましたし、平民もおりました」
「貴族も?」
「男性の方が多いですが、女性もおります。今は、その家にはいなかった者として、消えております」
「そうか、無理もないな」
王家と公爵家の力があれば、相手の貴族もそんなことをした者は切るしかない。むしろ、家がなくならなかったのなら、有難いくらいだろう。
平民は、今は考えないことにしよう。
「だが、フランアールを見る機会など、なかなかないだろう?」
「はい、ですが、たまたま目が合って、自分を求めていたとふざけたことを言っていた者もいたそうです」
「魅了と重なるな……」
見掛けた、目が合ったなど、相手を精神的に操り、好意や愛情を抱かせる魔法だとしか思えない。
「はい。ですので、色々と調べて、魔術師にも確認をしていただいたそうです」
「だが、結果は違うということだな」
「はい、ルジエール様も見られたのと同じ結果です。ルジエール様も魅了を感じたことはありませんよね?」
「ああ、口にはしてしまったが、冗談だ」
「お強くなるまでは、守るしかなかったのです」
どうすればいいのだと、可愛い我が子をどうしたら守れるかと考えるだろう。そうなると、護衛しかいない。一人二人では足りないと考えるだろう。
「フラン様が成長するとおかしな者は減り、お強いので気を揉むこともなくなり、良くはなっているのですが、それでも制限されております」
「ああ、だが減ったのはなぜだ?」
「そういった思考の者が、ある程度は一掃されたのではないかと考えております」
「一理あるな」
魅了ではないために、誰でもいいわけではない。
きっと、フランアールに異常に魅力を感じる者たちは、一定数減ったのだろう。
「いなくなったわけではありませんけど」
「最近も同じか?」
「はい、どこかの貴族の坊ちゃんが一人消えていると思います」
「そ、そうか」
王家に連行されたのなら、ビードルトラン公爵家が口を出すことではない。
「指導はどなたが?」
「前公爵様です。ご夫妻も溺愛されていたのですが、それ以上に心配もされて、領地に住まいを移す予定だったのですが、予定を延期されました」
「当然だろうな」
幼い孫娘がそのような状態なら、離れることはできなかっただろう。
「フラン様が内術者だと分かって、強くせねばという思いもあったと聞きます。無事、身体強化ができるようになって、お強いと最初に気付かれて、さらにたまたま魔術を返す力に気付いて、これはと思われたそうです」
「今さらだが、これは私が聞いてもいいのか?」
自分から訊ねたが、契約結婚の自分が聞いてもいいのか不安になった。
「はい、公爵様には気付かれたら話していいと言われています」
「そうか、続けてくれ」
「前公爵様は指導を終えて、ようやく領地に行かれましたので、それまでは皆で守っていたのです。パーティーなどの時は、王家からも警護をお借りすることもあったそうです」
「それほどまでか……」
参加しなければいいという手もあるが、それも子どもには自分だけ参加できない、皆で参加しないこともできないために、可哀想なことだと思ったのだろう。
「それは……」
公爵家の庭など安全な場所としているはずが、それはどこにも出掛けられないことを意味する。それほどまでにおかしな者が釣れたとも言える。
「そんなこと、一体どうなっているのだ!」
「はい、その通りでございます。ですので、ご苦労をされたのです」
魔術師が空から現れたこともあるようで、叩きのめされたが、皆も何なのだと頭を抱えた。
「ですが、ただ可愛い、そばに置きたい、愛でたいとふざけた理由で攫おうとしたそうです」
「何者なんだ?」
公爵令嬢を攫おうとするなど、正気の沙汰ではない。
「色々でございます。貴族もおりましたし、平民もおりました」
「貴族も?」
「男性の方が多いですが、女性もおります。今は、その家にはいなかった者として、消えております」
「そうか、無理もないな」
王家と公爵家の力があれば、相手の貴族もそんなことをした者は切るしかない。むしろ、家がなくならなかったのなら、有難いくらいだろう。
平民は、今は考えないことにしよう。
「だが、フランアールを見る機会など、なかなかないだろう?」
「はい、ですが、たまたま目が合って、自分を求めていたとふざけたことを言っていた者もいたそうです」
「魅了と重なるな……」
見掛けた、目が合ったなど、相手を精神的に操り、好意や愛情を抱かせる魔法だとしか思えない。
「はい。ですので、色々と調べて、魔術師にも確認をしていただいたそうです」
「だが、結果は違うということだな」
「はい、ルジエール様も見られたのと同じ結果です。ルジエール様も魅了を感じたことはありませんよね?」
「ああ、口にはしてしまったが、冗談だ」
「お強くなるまでは、守るしかなかったのです」
どうすればいいのだと、可愛い我が子をどうしたら守れるかと考えるだろう。そうなると、護衛しかいない。一人二人では足りないと考えるだろう。
「フラン様が成長するとおかしな者は減り、お強いので気を揉むこともなくなり、良くはなっているのですが、それでも制限されております」
「ああ、だが減ったのはなぜだ?」
「そういった思考の者が、ある程度は一掃されたのではないかと考えております」
「一理あるな」
魅了ではないために、誰でもいいわけではない。
きっと、フランアールに異常に魅力を感じる者たちは、一定数減ったのだろう。
「いなくなったわけではありませんけど」
「最近も同じか?」
「はい、どこかの貴族の坊ちゃんが一人消えていると思います」
「そ、そうか」
王家に連行されたのなら、ビードルトラン公爵家が口を出すことではない。
「指導はどなたが?」
「前公爵様です。ご夫妻も溺愛されていたのですが、それ以上に心配もされて、領地に住まいを移す予定だったのですが、予定を延期されました」
「当然だろうな」
幼い孫娘がそのような状態なら、離れることはできなかっただろう。
「フラン様が内術者だと分かって、強くせねばという思いもあったと聞きます。無事、身体強化ができるようになって、お強いと最初に気付かれて、さらにたまたま魔術を返す力に気付いて、これはと思われたそうです」
「今さらだが、これは私が聞いてもいいのか?」
自分から訊ねたが、契約結婚の自分が聞いてもいいのか不安になった。
「はい、公爵様には気付かれたら話していいと言われています」
「そうか、続けてくれ」
「前公爵様は指導を終えて、ようやく領地に行かれましたので、それまでは皆で守っていたのです。パーティーなどの時は、王家からも警護をお借りすることもあったそうです」
「それほどまでか……」
参加しなければいいという手もあるが、それも子どもには自分だけ参加できない、皆で参加しないこともできないために、可哀想なことだと思ったのだろう。
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