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事件10
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何か手掛かりがあるかと思ったが、確かに人の多いパーティーなどだったら、こちらは見ていなくとも、勝手に見られていることはルジエールにも覚えがある。
おそらく、その比ではないほどに、フランアールを見ている者がいるのだろう。
「どのような罰になるのでしょうか」
「王都、ビードルトラン公爵領、ヴァッサム公爵領には出入り禁止とし、護衛騎士だったということから、辺境がいいのではないかと考えている」
「エバンファストがそうなるのではないかと話しておりました」
「ああ、マドール辺境伯か。確かに送った者はいるな」
「そうでしたか」
やはりマドール辺境伯にも送られた者がいたのかと、カイシュなら騎士としても、魔術も使えることから、戦力になれるだろう。
「だが、まずは自分のしたことを見つめ直させて、矯正してからだ。向こうに押し付ける気はない」
「承知しました」
これまでも矯正をさせてから、使える場所に送られているのだろうと理解した。
「フランアールに役に立ててくださいと言われているからな、これが最適かと思っているが、いいか?」
「異存はございません」
「ルジエールもいいか?」
「はい」
ルジエールもジスラットも、フランアールが極刑を望むわけではないために、申し分ないほどに納得する罰であった。
「そうか、ならば後はペーンズ子爵家に話をする」
「よろしくお願いいたします」
ルジエールとジスラットは王宮を後にして、二人で帰ることになった。
「陛下が慣れてらっしゃるところがまた辛いな……」
「はい、ですがこれまでもこのようにされてきたのでしょう」
「ああ、カイシュは辞めることになったと話しておこう」
まだ休みとしているが、既に新しい護衛騎士の雇用を考えており、きちんと素性を確認しなければならないと考えている。
「ペーンズ子爵がやって来るでしょうね……フランアールに会うか聞いておきましょうか」
「会わないのではないか?」
「どうしているのか、確認しておいた方がいいでしょう」
「そうだな」
フランアールにもカイシュのことを告げることになったが、フランアールは特に興味もない様子であった。だが、ミハラとリルハはやっぱり問題があったのだと、頷き合っていた。
「そうですか」
「ペーンズ子爵が謝罪したいと言って来るかもしれないが、会うか?」
「会いませんわ、極力、人には会わない方がいいですから」
「そうか……そうだよな」
フランアールはラルフリードにいつも引き渡してから、関与することはないために、家族などに謝罪をしてもらうことはない。
それよりも、会わない方がいいと周りも考えているので、直接謝罪をさせようという気もない。
今回はビードルトラン公爵家だが、今まではヴァッサム公爵家だった。ヴァッサム公爵家にも今回のことは謝罪と共に話に伺ったが、フランアールから聞いている、そちらに任せるという話になった。
そして、ペーンズ子爵家にカイシュの罪状が告げられ、崩れ落ち、すぐさま除籍すると決めた。カイシュに面会もしたが、話が通じなかった。
その足で、すぐさまビードルトラン公爵家に謝罪に訪れたいと先触れが届いた。
邸で騒ぎにしたくない、辞めたことになっているから、弁えて来るように告げた。夫妻は訪問時は緊張の面持ちであったが、急に謝罪したりはしなかった。
そのようなことをすれば、何かあったと勘繰られることになる。
だが、応接室に通されると、土下座をして待ち構えていた。ジスラットとマーガレットが入室すると、無理もないという思いであった。
「そのまま話はできぬだろう、座りなさい」
「いえ、このまま話をさせてください。謝って済むことではありませんが、申し訳ございませんでした」
「申し訳ございませんでした」
おそらく、その比ではないほどに、フランアールを見ている者がいるのだろう。
「どのような罰になるのでしょうか」
「王都、ビードルトラン公爵領、ヴァッサム公爵領には出入り禁止とし、護衛騎士だったということから、辺境がいいのではないかと考えている」
「エバンファストがそうなるのではないかと話しておりました」
「ああ、マドール辺境伯か。確かに送った者はいるな」
「そうでしたか」
やはりマドール辺境伯にも送られた者がいたのかと、カイシュなら騎士としても、魔術も使えることから、戦力になれるだろう。
「だが、まずは自分のしたことを見つめ直させて、矯正してからだ。向こうに押し付ける気はない」
「承知しました」
これまでも矯正をさせてから、使える場所に送られているのだろうと理解した。
「フランアールに役に立ててくださいと言われているからな、これが最適かと思っているが、いいか?」
「異存はございません」
「ルジエールもいいか?」
「はい」
ルジエールもジスラットも、フランアールが極刑を望むわけではないために、申し分ないほどに納得する罰であった。
「そうか、ならば後はペーンズ子爵家に話をする」
「よろしくお願いいたします」
ルジエールとジスラットは王宮を後にして、二人で帰ることになった。
「陛下が慣れてらっしゃるところがまた辛いな……」
「はい、ですがこれまでもこのようにされてきたのでしょう」
「ああ、カイシュは辞めることになったと話しておこう」
まだ休みとしているが、既に新しい護衛騎士の雇用を考えており、きちんと素性を確認しなければならないと考えている。
「ペーンズ子爵がやって来るでしょうね……フランアールに会うか聞いておきましょうか」
「会わないのではないか?」
「どうしているのか、確認しておいた方がいいでしょう」
「そうだな」
フランアールにもカイシュのことを告げることになったが、フランアールは特に興味もない様子であった。だが、ミハラとリルハはやっぱり問題があったのだと、頷き合っていた。
「そうですか」
「ペーンズ子爵が謝罪したいと言って来るかもしれないが、会うか?」
「会いませんわ、極力、人には会わない方がいいですから」
「そうか……そうだよな」
フランアールはラルフリードにいつも引き渡してから、関与することはないために、家族などに謝罪をしてもらうことはない。
それよりも、会わない方がいいと周りも考えているので、直接謝罪をさせようという気もない。
今回はビードルトラン公爵家だが、今まではヴァッサム公爵家だった。ヴァッサム公爵家にも今回のことは謝罪と共に話に伺ったが、フランアールから聞いている、そちらに任せるという話になった。
そして、ペーンズ子爵家にカイシュの罪状が告げられ、崩れ落ち、すぐさま除籍すると決めた。カイシュに面会もしたが、話が通じなかった。
その足で、すぐさまビードルトラン公爵家に謝罪に訪れたいと先触れが届いた。
邸で騒ぎにしたくない、辞めたことになっているから、弁えて来るように告げた。夫妻は訪問時は緊張の面持ちであったが、急に謝罪したりはしなかった。
そのようなことをすれば、何かあったと勘繰られることになる。
だが、応接室に通されると、土下座をして待ち構えていた。ジスラットとマーガレットが入室すると、無理もないという思いであった。
「そのまま話はできぬだろう、座りなさい」
「いえ、このまま話をさせてください。謝って済むことではありませんが、申し訳ございませんでした」
「申し訳ございませんでした」
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