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禁止事項1
「こんなのサイン出来ないわ」
「ならば、留学の許可は下りない」
「どうしてよ!折角の出会いなのに」
バトワスも同じように考えていたのだが、認めるわけにはいかなかった。
「それを危惧されているのだ…勉強に行くことが理由でないなら諦めなさい」
「もし、想い合ったらいいってこと?」
そういった言葉が出ることが危ないのだが、きちんと説明をすることにした。
「相手に婚約者がおらず、立場を利用したものではなく、向こうから申し込まれれば大丈夫かもしれないが…もし、禁止事項に当たるとなれば、国に帰される。最悪、慰謝料を払わなくてはいけない場合もある。そうなったら、予算もなくなり、足りなかったら借金することになる」
「借金って…」
王家への借金となるので、貴族院の承認も必要となる。誰かが負担してくれるのならば別だが、うやむやには出来ない。
「予算を使い切ったのなら、いくら王族でも借金になる。そうなれば、それこそ持参金なしどころか借金があるとなり、侮られることになる」
「でも、それは…相手がどうしてもと言えば違うんじゃないの?王女だもの」
「ならば、持参金も払えなかった癖にと言われてもいいと言うのだな?それなら好きにしたらいい」
バトワスは生まれてからずっと、苦しい状況だと分かっているはずなのに、王女という存在に価値があるというのなら、好きにしたらいいと思った。
自分も正義の味方のような顔をして、恋愛結婚を推奨したことが、降りかかっていることは気付かない振りをしている。
「では私は爵位と元フォンターナ家の領地をいただけませんか」
言い出したのは第一王女である。
「お姉様?」
「だって、お兄様たちは王家に残るおつもりなのでしょう?パベルは留学して、私は第三子で、第一王女なのよ?」
「そんなのずるいわ」
「そうよ!お姉様だけ」
反論したのは第二王女、第三王女である。
「上から順番なら私でしょう?」
元王女で、爵位と領地持ちともなれば、裕福な他国には嫁げないが、婚約者は殺到することになるだろう。それを見越した第二王女、第三王女は声を上げたのである。
「でも、あなたたちは他国に嫁ぎたいと言っていたじゃない」
「お姉様もでしょう?」
「考えを変えたのよ、他国はあなたたちに譲るわ」
「待て、なぜ元フォンターナ家を?」
バトワスはなぜフォンターナ家の領地などと言い出したのかと、疑問であった。
「だって、とても裕福な領地なのでしょう?」
「調べたのか?」
「勿論よ、とても裕福な家だったと聞いたわ」
「調べたわけではないのだな…」
誰かからフォンターナ家が裕福だったことを聞いたのか、唆されたの菓子らないが、領地を貰おうと考えたのだろう。
「調べたわよ!その上で言っているの」
「そうか、その上で元フォンターナ家の領地が欲しいというのだな?」
「ええ、そうよ」
「本気なのだな?」
「ええ、勿論ですわ」
「分かった、希望していると話して置こう」
第一王女はにやりと笑い、バトワスの言葉に反応したのは、第二王女である。
「お父様!?お姉様だけずるいわ」
「フォンターナ家は、フォンターナ家だから裕福だったんだ。今は王家が管轄しているが、管理するほど人もほとんど住んでいないような状態だ…それを引き受けたいと言っているんだ」
「え?」
その言葉に慌てたのは、第一王女である。
「あ、そうなの?ならいいわ」
「え、待って、そんな」
そんなはずないと言わんばかりに、狼狽えているのは第一王女で、今度は第二王女がにやりと笑う番であった。
「調べたのだろう?」
「…え、あの、でも裕福だったのだから、何とかなるのでしょう?」
「フォンターナ家は、商会も沢山持っていた、お前は持っているのか?」
「商会なら作ればいいわ」
第一王女はなんだ、商会なら作ればいいじゃないと安易に考えた。
「ならば、留学の許可は下りない」
「どうしてよ!折角の出会いなのに」
バトワスも同じように考えていたのだが、認めるわけにはいかなかった。
「それを危惧されているのだ…勉強に行くことが理由でないなら諦めなさい」
「もし、想い合ったらいいってこと?」
そういった言葉が出ることが危ないのだが、きちんと説明をすることにした。
「相手に婚約者がおらず、立場を利用したものではなく、向こうから申し込まれれば大丈夫かもしれないが…もし、禁止事項に当たるとなれば、国に帰される。最悪、慰謝料を払わなくてはいけない場合もある。そうなったら、予算もなくなり、足りなかったら借金することになる」
「借金って…」
王家への借金となるので、貴族院の承認も必要となる。誰かが負担してくれるのならば別だが、うやむやには出来ない。
「予算を使い切ったのなら、いくら王族でも借金になる。そうなれば、それこそ持参金なしどころか借金があるとなり、侮られることになる」
「でも、それは…相手がどうしてもと言えば違うんじゃないの?王女だもの」
「ならば、持参金も払えなかった癖にと言われてもいいと言うのだな?それなら好きにしたらいい」
バトワスは生まれてからずっと、苦しい状況だと分かっているはずなのに、王女という存在に価値があるというのなら、好きにしたらいいと思った。
自分も正義の味方のような顔をして、恋愛結婚を推奨したことが、降りかかっていることは気付かない振りをしている。
「では私は爵位と元フォンターナ家の領地をいただけませんか」
言い出したのは第一王女である。
「お姉様?」
「だって、お兄様たちは王家に残るおつもりなのでしょう?パベルは留学して、私は第三子で、第一王女なのよ?」
「そんなのずるいわ」
「そうよ!お姉様だけ」
反論したのは第二王女、第三王女である。
「上から順番なら私でしょう?」
元王女で、爵位と領地持ちともなれば、裕福な他国には嫁げないが、婚約者は殺到することになるだろう。それを見越した第二王女、第三王女は声を上げたのである。
「でも、あなたたちは他国に嫁ぎたいと言っていたじゃない」
「お姉様もでしょう?」
「考えを変えたのよ、他国はあなたたちに譲るわ」
「待て、なぜ元フォンターナ家を?」
バトワスはなぜフォンターナ家の領地などと言い出したのかと、疑問であった。
「だって、とても裕福な領地なのでしょう?」
「調べたのか?」
「勿論よ、とても裕福な家だったと聞いたわ」
「調べたわけではないのだな…」
誰かからフォンターナ家が裕福だったことを聞いたのか、唆されたの菓子らないが、領地を貰おうと考えたのだろう。
「調べたわよ!その上で言っているの」
「そうか、その上で元フォンターナ家の領地が欲しいというのだな?」
「ええ、そうよ」
「本気なのだな?」
「ええ、勿論ですわ」
「分かった、希望していると話して置こう」
第一王女はにやりと笑い、バトワスの言葉に反応したのは、第二王女である。
「お父様!?お姉様だけずるいわ」
「フォンターナ家は、フォンターナ家だから裕福だったんだ。今は王家が管轄しているが、管理するほど人もほとんど住んでいないような状態だ…それを引き受けたいと言っているんだ」
「え?」
その言葉に慌てたのは、第一王女である。
「あ、そうなの?ならいいわ」
「え、待って、そんな」
そんなはずないと言わんばかりに、狼狽えているのは第一王女で、今度は第二王女がにやりと笑う番であった。
「調べたのだろう?」
「…え、あの、でも裕福だったのだから、何とかなるのでしょう?」
「フォンターナ家は、商会も沢山持っていた、お前は持っているのか?」
「商会なら作ればいいわ」
第一王女はなんだ、商会なら作ればいいじゃないと安易に考えた。
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