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沼
「ルルーリオを呼んで頂戴」
オリビアは時間も開けずに、侍女に言い出した。
「予算が足りなくなりますよ?」
「そんなわけないじゃない!」
「ありますよ、最高ランクだったのですから、費用を見られましたでしょう?」
確かに高額ではあったが、予算が足りなくなるほどではなかった。
「前の方を指名となると、指名料も掛かりますので、さらに高額になります」
「でも、きっと指名料なんて要らないって言ってくれるわ」
「向こうは仕事なのですから、指名料も立派な稼ぎです」
侍女は夢見がちなオリビアに、きちんと現実を見せるために言ったが、オリビアには届かなかった。
「仕事だなんて…そんな言い方しないで頂戴」
「男娼なのですから、仕事です」
「それでも、私は特別なはずよ。申請して頂戴」
「予算がなくなっても知りませんよ、いいのですか?」
「大丈夫よ、もう心配性なんだから」
オリビアはまたルルーリオを呼んで、快楽を求めた。オリビアは眠ってしまうので、ルルーリオが帰る姿を見たことがない。
そのことが、オリビアは勝手に名残惜しそうに帰っているとされ、立て続けに3回も呼ぶことになった。
さすがに侍女もこれ以上は、必要な予算がなくなると判断した。
「もう無理です」
「ドレスを我慢すればいいのでしょう?」
「いえ、建国祭のドレスの支払いは済ませています」
建国祭のドレスは既に注文していたので、支払い分は別にしていた。
「じゃあ、いいじゃない」
「もう予算では呼ぶお金がありません」
「そんな…」
オリビアにとって、バトワスにルルーリオとのことを言いに行くのを忘れるほど、夢中になっていた。
「最高ランクなのですから、当たり前です。予算内という約束でしょう?これ以上は違反になります」
「じゃあ、男娼としてではなく、呼んで貰うことは?」
「何をおっしゃっているのですか?」
侍女には何を言っているのか、理解が出来なかった。
「だから、男娼としてではなく、呼べいいでしょう?」
「それは出来ませんし、あちらも仕事ですから」
「仕事じゃないわ!呼んで頂戴!話をするだけよ、王太子妃が呼んでいるのだから、来るのが当たり前でしょう」
オリビアはルルーリオを呼んでしまえば、こちらのものだと思っており、お金も掛からないし、なんていい考えだと思った。
「呼んで、関係を持ったりすれば、不貞行為になりますよ?」
「黙っててくれればいいじゃない!ルルーリオから求めて来たら、仕方ないでしょう?」
オリビアは口角を上げて、にったりと微笑んだ。
「仕方ないはずないでしょう、いい加減になさってください!男娼は仕事ですから、優しくしてくれるだけです」
「何ですって!私は特別だって」
喜ばせるための言葉に決まっているではないかと思いながらも、これ以上付き合ってはいられないと思った。
「陛下にお伝えします」
侍女はオリビアの侍女ではあるが、王宮のトップは国王陛下である。
「っな、なぜ陛下に…」
「男娼に許可を出したのは、陛下に決まっているからではありませんか」
「陛下が…?どうして…」
オリビアは陛下の名前が出て来たことに驚いた。
「どうしてって当たり前ではありませんか、慣例に従って許可を出されたのです。勝手に申請のない男娼を呼ぶことは出来ません」
「待って…」
まさか陛下から許可が出ていたとは考えることもなく、バトワスが許可を出したのだと思っていた。だが、バトワスでは許可が出せないとしたら…許可が出ていたとはいえ、陛下に全て知られているのだと思うと、急に我に返った。
「ルルーリオを呼んだことは、陛下に知られている、のね?」
「申請しているのですから、調べれば分かります。説明があったではありませんか」
喉がひゅっと鳴り、バトワスと自分だけの話だと、どうして思い込めたのかと、血の気が引いた。
オリビアは時間も開けずに、侍女に言い出した。
「予算が足りなくなりますよ?」
「そんなわけないじゃない!」
「ありますよ、最高ランクだったのですから、費用を見られましたでしょう?」
確かに高額ではあったが、予算が足りなくなるほどではなかった。
「前の方を指名となると、指名料も掛かりますので、さらに高額になります」
「でも、きっと指名料なんて要らないって言ってくれるわ」
「向こうは仕事なのですから、指名料も立派な稼ぎです」
侍女は夢見がちなオリビアに、きちんと現実を見せるために言ったが、オリビアには届かなかった。
「仕事だなんて…そんな言い方しないで頂戴」
「男娼なのですから、仕事です」
「それでも、私は特別なはずよ。申請して頂戴」
「予算がなくなっても知りませんよ、いいのですか?」
「大丈夫よ、もう心配性なんだから」
オリビアはまたルルーリオを呼んで、快楽を求めた。オリビアは眠ってしまうので、ルルーリオが帰る姿を見たことがない。
そのことが、オリビアは勝手に名残惜しそうに帰っているとされ、立て続けに3回も呼ぶことになった。
さすがに侍女もこれ以上は、必要な予算がなくなると判断した。
「もう無理です」
「ドレスを我慢すればいいのでしょう?」
「いえ、建国祭のドレスの支払いは済ませています」
建国祭のドレスは既に注文していたので、支払い分は別にしていた。
「じゃあ、いいじゃない」
「もう予算では呼ぶお金がありません」
「そんな…」
オリビアにとって、バトワスにルルーリオとのことを言いに行くのを忘れるほど、夢中になっていた。
「最高ランクなのですから、当たり前です。予算内という約束でしょう?これ以上は違反になります」
「じゃあ、男娼としてではなく、呼んで貰うことは?」
「何をおっしゃっているのですか?」
侍女には何を言っているのか、理解が出来なかった。
「だから、男娼としてではなく、呼べいいでしょう?」
「それは出来ませんし、あちらも仕事ですから」
「仕事じゃないわ!呼んで頂戴!話をするだけよ、王太子妃が呼んでいるのだから、来るのが当たり前でしょう」
オリビアはルルーリオを呼んでしまえば、こちらのものだと思っており、お金も掛からないし、なんていい考えだと思った。
「呼んで、関係を持ったりすれば、不貞行為になりますよ?」
「黙っててくれればいいじゃない!ルルーリオから求めて来たら、仕方ないでしょう?」
オリビアは口角を上げて、にったりと微笑んだ。
「仕方ないはずないでしょう、いい加減になさってください!男娼は仕事ですから、優しくしてくれるだけです」
「何ですって!私は特別だって」
喜ばせるための言葉に決まっているではないかと思いながらも、これ以上付き合ってはいられないと思った。
「陛下にお伝えします」
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「っな、なぜ陛下に…」
「男娼に許可を出したのは、陛下に決まっているからではありませんか」
「陛下が…?どうして…」
オリビアは陛下の名前が出て来たことに驚いた。
「どうしてって当たり前ではありませんか、慣例に従って許可を出されたのです。勝手に申請のない男娼を呼ぶことは出来ません」
「待って…」
まさか陛下から許可が出ていたとは考えることもなく、バトワスが許可を出したのだと思っていた。だが、バトワスでは許可が出せないとしたら…許可が出ていたとはいえ、陛下に全て知られているのだと思うと、急に我に返った。
「ルルーリオを呼んだことは、陛下に知られている、のね?」
「申請しているのですから、調べれば分かります。説明があったではありませんか」
喉がひゅっと鳴り、バトワスと自分だけの話だと、どうして思い込めたのかと、血の気が引いた。
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